水谷豊さんについては、これまで何度か取り上げたことがありますが、「歌手 水谷豊」についてはほとんど書いてなかったかと。
数年前、歌手活動を再開した時、アルバムを借りてみました↓
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TIME CAPSULE |
水谷豊 | |
エイベックスイオ |
1.はーばーらいと
2.故郷フィーリング
3.やさしさ紙芝居
4.カリフォルニア・コネクション
5.何んて優しい時代
6.マリーナ・デル・レイ
7.真夜中のスウィング
8.Because (for a Wedding Day)
9.レモンティーで乾杯
10.普通のラブ・ソング
11.心のままに
(Amazonより)
もちろん、「カリフォルニア・コネクション」が一番有名ですが、個人的には「やさしさ紙芝居」とか「普通のラブ・ソング」が好きだったりします。
「巧い」訳ではないけど、「味のある」歌い方ですよね。
そして、年月が経って、年を重ねてからの歌は、更に深みを増した感がありました。
その水谷さん、今年、カバーアルバムを出しました↓
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時の旅人2015 |
水谷豊 | |
日本コロムビア |
01. 一人 (ディーブ平尾/1972 年)
02. 恋の季節 (ピンキーとキラーズ/1968 年)
03. さよならをもう一度 (尾崎紀世彦/1971 年)
04. 別れのサンバ (長谷川きよし/1969 年)
05. 上を向いて歩こう (坂本 九/1961 年)
06. 花の首飾り (ザ・タイガース/1968 年)
07. お嫁においで (加山雄三/1966 年)
08. ルビーの指環 (寺尾 聰/1981 年)
09. 川の流れのように (美空ひばり/1989 年)
10. カリフォルニア・コネクション 2015 (水谷 豊/1979 年)
※( )内はオリジナル歌唱歌手および発売年 (Amazonより)
カバーアルバムはさんざん聞きましたが、最近思うこと。
若い方よりも、年齢を重ねた方の方が、他のアーティストの曲を歌っても、なんか味わいが違うなぁと。
今回、特に感じました
正直、初めて聴く曲が多かったのですが、「別れのサンバ」なんて原曲を聞いてみたいほど素敵でした。
で、気がつくと何度も繰り返し聴いていたのは・・・・
「上を向いて歩こう」 「花の首飾り」 「お嫁においで」 「ルビーの指輪」
でした。
アレンジ効果もあるかもしれませんが、特にこの4曲には「役者 水谷豊」を感じさせる、「歌の中のドラマの光景」が見えてくるようで。
「花の首飾り」は、盟友岸部一徳さんが所属した「ザ・タイガース」の名曲でもあり、水谷さんご自身がGSに憧れていたそうで、この歌を歌うことは念願だったみたいですね。
「お嫁においで」は、加山さんのノー天気さ(失礼)とはまた違う、心から楽しんで歌ってる様子で。
そして「ルビーの指輪」・・・この曲は本当に不思議な曲です。
発売当時、寺尾さんが所属していた石原プロのボスだったか、小林専務だったかが
「こんなお経みたいな曲、売れないよ」
と言ったとか言わないとか。
それがあれだけの大ヒットですから
確かに、子供ながらに良さがよく分からない曲でしたが、大人になってから聴くと、『映像がはっきり見えてくる曲』だと痛感しました。
そこは、やはり寺尾さんが役者を経験してから作った曲だからかな?
おっと、水谷さんから話がそれちゃいましたが、この曲の良さが、水谷さんを通じて、改めてわかる、そんな感じです。
最近のカバーアルバムの中でも、はぎおのツボにかなりひっかかる、そんな作品です