はぎおの「ツボ」note

興味がかなり偏ったはぎおが「ツボ」にはまったことを、のんびりと、時に激しく?!思いつくまま綴ってます…

【ヅカメン! お父ちゃんたちの宝塚】

2014-06-12 19:44:48 | 記録:宝塚

また宝塚ネタで申し訳ないですが
こんどは宝塚本第二弾。

ちょっとこれは珍しい視点から描かれてます↓

ヅカメン! お父ちゃんたちの宝塚
宮津 大蔵
廣済堂出版

 

女性だけが活躍していると思われている「宝塚」
実は多くの男性が関わっていることを紹介した本。
まぁ、演出家や舞台の裏方さんはほとんど男性だし、劇団上層部も男性ばかりですからねぇ。
逆にもっと早くこういう本が出ててもおかしくなかったかなと。

読むまで、正直「ノンフィクション」「ドキュメンタリー」だと思ってました。
が、さすがそこは夢の世界。「オマージュ小説」で、ちょっと驚いちゃった(Amazonの紹介記事を読んで買ったはずなのに)

 

とは言え、関係者に丹念に取材した上での小説。 (関係者には懐かしい月組葵美哉さん・美郷真也さんのお名前も)
「ホントにこんな世界かもしれないな」と思わずにはいられません。

 

登場人物は

劇団各組付きの「生徒監」のおじさん
吃音に悩んでいた娘が初めて積極的に取り組んだ音楽学校受験を支える父親
タカラジェンヌになった妹から、努力・継続する力を学んだ
遊園地の整備を希望したにもかかわらず劇場舞台担当に配属になった青年
人事部から劇団制作部に配属になり、人事・リストラに悩むプロデューサー

 

印象に残ったのはやはり「生徒監のおじさん」と「プロデューサー」の話。

ご存知のように宝塚は阪急電鉄のグループ会社
なので、電車一筋・事務一筋だった人が、突然宝塚歌劇団に異動させられる・・・これは現実らしく、「夢の世界」でありながらなかなか「シビアな世界」だなぁと。
ただ逆に、演劇の分野はプロに任せて、その他人事面や生徒の管理は素人が活かせる分野もあるのかなと。 

 

物語通して登場するタカラジェンヌ達がいます。
芸名ではなく、ニックネームで通されるところが、温かみを感じたり。
数人の登場人物の入団から競争、抜擢、そして退団が描かれています。・・・これがずっと繰り返されながら、100年が来たんだなぁと。

タカラジェンヌだけでなく、家族、そして劇団関係者・・・いろんな人が関わって、「宝塚」の公演できる。
改めて、スゴイ組織だなぁと実感しましたね。 


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8 コメント

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ドリーム キューブ (ことり)
2014-06-15 20:48:33
はぎおさーん。
初!タカラヅカ!観劇しました!
なんてゆうか。
カタチのない「夢」というものを、手のひらに乗せて見せられたようでした。
二階席の後ろのほうからみたせいか、舞台がまるでとうめいなキューブのようで、その中でキラキラした夢たちが輝いているようにみえました。
また、みにいきたいと、思いました。
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Unknown (はぎお)
2014-06-15 21:02:15
>ことりさん
こんにちは。
初観劇、おめでとうございます!
お一人でよく行かれましたね~♪独特な雰囲気、楽しんでいただけましたか?
特に今回は、主演の二人が退団するということで、いろんな意味で見せ場があったかと思います。

>カタチのない「夢」というものを、手のひらに乗せて見せられたようでした。

長年見てきた私も、ハッとするような素敵な言葉!そうかもしれませんね♪

>また、みにいきたいと、思いました。

うれしい!(^^)!ファンが増えたことが本当にうれしいです!
お近くのようなので、ぜひぜひ、見に行ってください!
(当たり外れはあるかもしれませんけど^m^)
いつか、一緒に行けるといいですね~
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キャァァ♪ (かしまし娘)
2014-06-16 15:30:03
はぎお様
この本、本屋で立ち読みしました。
最初は買う気満々だったのに、小説チックだったもんで…。
うぅん、のめりこめるかしら…なんて思って、戻してしまいました(笑)
梅田の書店(大阪に帰った時に偶然入って)だからだと思いますが平積みだったんですけど…。
やはりいつか機会があれば読んでみようかなぁ。

それと、横から失礼します…。
ことりさん!初観劇おめでとうございます。
なんていうかステキな表現にグっときてしまいました。
おかげで私の心も初心に戻ったように気持ちイイです♪
また是非ご観劇下さい♪
そうそう、当たり外れがあるかと思いますが…。
思わず熱くなってしまいました。お2人様、突然すみませんでした…。
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Unknown (はぎお)
2014-06-16 21:50:51
>かしまし娘さん
こんにちは。
わたしも正直「え?!」と戸惑いました。全くの小説でしたから(^_^;)

でも、やはり、「完全なドキュメント」だと「夢の世界」が壊れるかもしれないから、オブラートに包む形で小説にしたのかなぁ~なんて。

あっという間に読めましたので、機会があったらぜひ!


ことりさ~ん
かしまし娘さんもブログで知り合ったお仲間です。
私たち、ホントに「次の観劇」を心待ちにしてます♪
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わわわ (ことり)
2014-06-17 19:51:12
わー。
かしまし娘さんが私に話しかけてくださってるー。ありがとうございます!
かしまし娘さんのブログは、はぎおさんとこのブックマークをたどって、よく拝見させていただいてます。私ごときに反応してくださるなんて、恐れ多い。。。
勇気を出して宝塚を観劇してよかったです!次は、いつ行こうかなあ。
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Unknown (はぎお)
2014-06-17 22:12:37
>ことりさん
こんにちは。
次はぜひぜひ、かしまし娘さんのブログにもコメントしてみてください!

ブックマークの多くの方は、宝塚や舞台を通じてお知り合いになった方です。
大阪や東京にお住まいの方が多いので、私の何倍も年間観劇数が多い方たちばかり!
観劇の感想を読むだけでも楽しいですよ♪
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ありがとうございます! (かしまし娘)
2014-06-24 13:03:50
はぎお様&ことり様
オオ!私のことが話題になっている!!
ちょいと忙しくてはぎおさん宅の訪問を怠っていた隙をつかれましたぁ。
ことりさんからもコメントを拙宅に頂きました。ありがとうございました。
はぎおさんが取り持ってくれた糸を、大切にしていかねば!ヅカを観続けねば!
…トップ交代劇も重なり、来年はどうなるのか私の観劇食指!沢山動けばいいのですが(汗)
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Unknown (はぎお)
2014-06-24 20:47:13
>かしまし娘さん
こんにちは。
なんだか素敵なご縁がまたできて、私もとってもうれしいです!
こうやって、また宝塚談義が盛り上がっていけばいいですねぇ~♪
100周年を無事迎えての、相次ぐトップ交代劇。私的にもお目当てのスターや作品が少なくなりつつある中、来年以降はどうでしょうねぇ・・・
う~ん、でもやっぱりきっと止められないと思います^m^
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