ドレミファ Happy 日記

もしもピアノが弾けたなら♪

さよなら 、中村 紘子さんその2

2016-08-06 19:28:47 | ピアノ
その著書<ピアニストという蛮族がいる>によれば

典型的なピアニストとは…

勝ち気で強情でしぶとくて、

自己中心的で気位が高く、

恐ろしく攻撃的で肩幅のしっかりした筋肉質で

どこかピントの狂った頓珍漢…

…なんだそうで〜

ワオ〜今にして思うと

なんか分かる気がするわ〜


よく言えば、芸術家…

悪く言えば、我儘な変人…

自分の音大生時代を思い出してみると

その頓珍漢なピアニストの玉子集団の中での生活は

蛮族になれるほど才能がある訳でもなく

さりとて、一般人としては変わり者の私にとっては

なかなか大変でございました



自分の事をたなにあげて言うのも何だが

やはり、周りは、普通人ではない〜

この年齢のオバさんになってみれば

「なんか、この人、変わってて面白いね〜」

くらいのノリで軽く流したり

楽しい人間観察の場にしてしまえば良いものを

やはり、若気の至りというか…

器の小ささ、というか…

ムキになって張り合ってみたり…

頭に来てみたり…

ほんと、疲れましたね〜


そんな中で、余裕でやっていけるぐらいだったら

今頃、もう少し大成しているよな〜

まあ、何れにせよ

皆んな、何かに向かって一生懸命だったんですね

若さは、バカさか…


あの世があると仮定して…

私もその内にお邪魔させて頂く時が来て…

またこの本の続きを読んでみたし…

いやいや、その時は直接、中村さんからお話を〜

その時まで、しばしのお別れ

ご冥福を祈ります


















さよなら、中村紘子さん その1

2016-08-05 09:53:22 | ピアノ
レッスンに来て下さってる大人の方は

口を揃えて

「中村 紘子さん、亡くなりましたね〜

と、おっしゃいます

…やはり、一般の人にも分かりやすく

クラッシックのピアノ音楽を

普及した功績は、大きいんですね

一番長くレッスンに来て下さっているYさんは、

「こんなに早く亡くなるんだったら、もう一回ぐらい演奏会に行っておけば良かった〜

…なんて、仰ってました

かく言う、私は、0回の参加で

終わってしまいましたが…


本当に色々な才能をお持ちの方で

特に文章は、とても面白く

世界中の演奏会や演奏家とのエピソードを書かれていて

秀逸でした


かれこれ、15年近く前になりますが

MACKYの中学入試の時の事…

受験した学校…これは、YUKSの学校でもあった訳ですが

試験の待ち時間に学校側の配慮で

付き添いの父母のために

図書館を解放して下さいました

吹き抜けのあるとっても素敵な図書館で

新築という事もあり

早速、見学

ふと書棚を見ると

中村 紘子 著 <ピアニストという蛮族がいる>

という本が目に入り

読み始めたらもう止まらない〜

すっかり、時間を忘れ、MACKYが試験中な事も忘れ…

読み耽ってしまいました…

「間も無く、試験が終了致します〜

係りの先生の声掛けで

ハッと我に帰ると…

お昼の12時も間近〜

いつの間にか辺りに人の気配もなく

慌てて、控え室へと向かいました

…本当にここは、何処?私は、誰?

状態、だったんですね〜

2人目って、こんなもんなんですかね?

余裕というか、いい加減というか…

YUKSの入試付き添いの時は、絶対あり得ない事でした

その時は、入試付き添いでは

本は、読めないな、と思ったものでした

…だって、結果が心配で

頭の中を活字が通過するだけ〜

だったんですもの…


まあ、めでたく姉妹揃って同じ学校に行けたので良かったですが…

落ちたら、きっと自責の念だったな…