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ぶらり気まま旅の日記です

大相撲九州場所十二日目

2008-11-21 01:07:05 | 相撲
 

大相撲九州場所は、十二日目を迎えました。


幕下上位五番(十両の土俵入りのあとの取り組みのことです)で、白塚と隆の山という対戦がありました。

隆の山は、チェコ出身で、体重は100キロに届かず、どこから見ても、とてもお相撲さんには見えないほっそりした体です。

鳴戸部屋で、稀勢の里の付け人をしているので、稀勢の里が花道を下がるときに、よくテレビに映ります。

一方の白塚の体重は、200キロに届くか届かないか。

そんな二人の対戦は、隆の山が、自分の倍以上は重い白塚を相手に、土俵狭しと動き回り、最後は腕を抱え、足をかけて、見事に勝ち越しました。

親方いわく、隆の山はとても真面目な子だとのことですので、ますます頑張って欲しいですね。

ただ、やっぱり、もう少し体重が増えませんかね。

せめて100キロは超えたいな~


十両で優勝戦線トップにいた翔天狼は、攻めてはいたものの、勢いあまって土俵の外へ。

これで、十両は一敗がいなくなりました。

二敗で翔天狼と岩木山、三敗に玉鷲。

どうやら、優勝ラインは三敗あたりでしょうか。


今日は、十両の山本山が、初めて幕内の土俵に上がりました。

小錦を思い出させるかのような巨漢の登場に、会場は盛り上がりましたが、惜しくも黒星。

潜られて、下から攻められると、ちょっともろいですね。


栃ノ心は、どうも自分の形がないというか、一応、得意は右四つなんですが、いつも、その形になろうとする気迫が見られないというか、


旭天鵬と時天空の、モンゴル勢同士の対決は、がっぷり四つの力相撲で、実に見応えがありました。

こういう相撲こそ、お金を出して見る価値があります。


豊ノ島と琴奨菊のライバル対決は、琴奨菊の圧勝。

立ち合いから一気に土俵の外へ持って行き、まったく相撲になりませんでした。

前日のインタビュールームで、「今場所は勝ちたい」と言っていた豊ノ島でしたが、来年への大きな課題を残してしまいました。


稀勢の里と安美錦は、安美錦が立ち合いを3回も突っかけたのに、終わってみれば、落ち着いていたのは安美錦のほうでした。

相撲は後ろに下がっては、勝てません。


琴光喜は、把瑠都を相手に、終始距離をおいて動き回り、これはよく考えて取りました。

いくら怪力の把瑠都でも、相手に離れられては力を発揮できません。

う~ん、昨日の完敗で、把瑠都の九州も終わりましたか・・・


そして、今場所の優勝を左右する、白鵬と安馬の一戦。

安馬の気持ちが勝ちました。

右のど輪で白鵬の上体を起こし、腕を返して深くもろ差しになり、白鵬がバンザイ気味になって足が揃ったところを、すかさず左からの下手投げ。

昨日の相撲が嘘のような白鵬の完敗でした。

ペロッと舌を出さなかったところを見ると、かなり悔しかったんでしょうね。

やっぱり、相撲は気持ちが大事なんですね~

これだから、相撲は面白い!

これで、安馬の大関取りは、ほぼ決まりましたが、あとは初優勝という大きなオマケを付けることができるか?

あと三日間も、大事な土俵が続きます。


あっ、そうそう、今場所2度目の横綱の敗戦ですが、今日も座布団は飛ばなかったですね。

二つの座布団を連結させた効果は大いにあったようです。

テレビを見ていると、なんかちょっと物足りないかもしれませんが、これで良かったんですよ。

九州のはどうか分かりませんが、国技館の座布団は結構重たいんです。

あれがクルクル回りながら飛んできたのが当たったら、痛いくらいじゃ済みませんから。

国技館も名古屋も大阪も、ぜひ検討してもらいたいです。

 

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