大相撲九月場所十二日目

これは、先日国技館に行ったときに、かみさんが撮った、取り組みを終えて帰る幕下の下田。
今日はちょっと危なかったけど、前に落ちずに勝って４勝２敗となりました。
最後も勝って５勝にのせると、来場所につながりますね。

さて、今日は家でじっくり見れたので、早めにアップします。

白露山、初日から言い続けてますが、ちゃんと休んで、ちゃんと怪我を治しなさい。
初日から運良く３連勝したものだから、気を良くして取り続けたのでしょうが、
気がつけば今日で負け越し。
そもそも四股もまともに踏めない状態で土俵に上がることが間違いのもと。
このまま無理を続けると、力士としての寿命を縮めることになりますよ。

豊真将、朝赤龍に先に手を付かれたが、立ち合いの出足も良く、
右手でしっかりとおっつけて、万全の寄り切り。
今日のような相撲が取れれば、立ち合い負けしても、あとから修正できて、
ある程度の星数を計算できるようになるのではないでしょうか。
そうすれば、実戦の中から、自分の形を見つけられるかもしれませんね。
錣山親方も正面放送席で嬉しそうに解説していました。

普天王、安美錦にうまくやられましたねぇ～。
左手を抱えられて上手が取れず、最後は後ろ向きにされちゃいました。
普天王は廻しを取れば、それなりの力を発揮しますが、取れなかったときが、
どうしても慌てちゃうようです。
慌てると腰が伸びて上体が浮いて、軽くなっちゃうんですよね。
まあ、でも今日の相撲は安美錦が一枚上手でしたね。

稀勢の里、いいじゃないっすか！
そうだよ、その相撲だよ！
廻しを取って引きつける力は人一倍強いんだから、そういう相撲を取ろうよ！

千代大海－露鵬、先場所の因縁の対決。
今場所は正々堂々と真っ向からぶつかったいい相撲でした。
千代大海は、中途半端な立ち合いだったので、あっという間に露鵬に上手を取られ、
息つく間もなく寄り切られちゃいました。
露鵬はやっぱり一皮剥けましたね。

白鵬、やっぱり昨日の負けで吹っ切れたみたいですね。
安馬を中に入れないように、かち上げたり、小刻みに突っ張ったりと、
実に体がよく動いてました。
白鵬の本来の形ではありませんが、落ち着いていて今場所一番の相撲だと思います。

琴欧州、大関なんだから、立ち合いのかけ引きはやめましょうよ。
それもあれだけ岩木山をじらしておいて張り差しとは・・・。
やっぱり足の調子が良くないというのが、相撲内容に表れてますよね。

朝青龍、立ち合い右手で栃東の肩を押さえて、相手の攻撃を封じ、
自分の形に持ち込んで相撲を取るところは、さすが無敵の大横綱です。
あっぱれ！

さあ、明日、安馬は朝青龍にどう立ち向かうか。
今晩は寝られそうにないですね。