やぎのブログ(日記編)

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ニュース用語集(な行~ん)

2005-09-19 02:43:58 | 最新ニュース
ニュース用語集です。五十音順だょ。な行~ん

 パイオニア10号 1972年3月3日に打ち上げられたNASAの木星探査機だょ(下のイラスト:NASA提供)。1973年に初めて木星に接近し、木星の重力を利用して太陽系からの脱出への旅を一番早く始めたんだ。地球外知的生命へのメッセージが書かれた板が取り付けられているょ。

 パイオニア11号 1973年4月6日に打ち上げられたNASAの惑星探査機で(下のイラスト:NASA提供)、1974年に木星に、1979年に土星に接近したょ。パイオニア10号と同様、メッセージが書かれた板が取り付けられてるんだ。


 波長: 光は波となって伝わっていくんだけど、その波の間隔を波長っていうんだ。

 パン: パンは土星のエンケの隙間を公転する小さな衛星だょ。1990年、ボイジャーの画像からM. Showalterらによって発見されたんだ。大きさは25km。

 反射率: 当たった光の強さに対する反射される光の強さの割合。つまり、どのくらい光を反射するかってこと。光を全部吸収しちゃう真っ黒なものの反射率は0だし、光を全部反射しちゃう真っ白なものの反射率は1になるんだ。

 光のドップラー効果: 光のドップラー効果は、光を出す天体が近づく(または遠ざかる)速度が速ければ速いほど、光の波長が短くなる(または長くなる)現象だょ。つまり光の波長がどれだけずれているかを測定すれば、天体の近づいてくる(または遠ざかっていく)速度が計算できるんだ。

 ブラックホール: ブラックホールっていうのは“潰れた天体”なんだ。全ての質量は、中心にある特異点っていう一点に集まっているんだ。ブラックホールに近づいた物質は全てこの特異点に引き寄せられていって、最後にはその物質も潰れてしまい、点になっちゃうわけ。ものすごい重力のせいで特異点からある決まった距離よりも近くに近づくと、光さえも外に出て行くことができない。そのためにブラックホール(黒い穴)って呼ばれるんだ。
 小型のブラックホールは結構ありふれた存在で、太陽の30倍以上の質量を持つ重い恒星が死んだ後にできるんだ。このような重い星は明るく光るためにすぐに核融合反応の燃料を使い果たしてしまって、超新星爆発っていう巨大な爆発を起こして死んでしまうょ。星の中心部ではそれまで星を支えてきた核融合反応が止まってしまい、収縮するんだ。このとき太陽の30倍もある重い星では、自分の重さに耐えられずに限りなく潰れていって、最後には特異点っていう一点になってしまう。これがブラックホールだょ。このようなブラックホールの大きさ(光が外へ出ることができない範囲)はせいぜい5~6km。なのに質量は太陽の10倍近くもあるんだ!!!!
 一方、太陽系を含む2000億個の恒星が集まってできている銀河系の中心部には、これとは比べ物にならないくらい巨大なブラックホールがあるょ。質量は何と太陽数百万個分!!!!その周囲には、ブラックホールに飲み込まれようとしているガスが膠着円盤っていう円盤を作っていて、秒速700kmっていうものすごい速さで回転しながら吸い込まれているんだ。

 フレア: 太陽の大気中(彩層と呼ばれるガスの層)で発生する爆発現象だょ。フレアが発生すると、太陽が出す電気を帯びた粒子の集まりである太陽風も強くなるんだ。強い太陽風が地球にやってくると人工衛星との通信などに異常が起こるょ。フレアは、太陽の活動が活発なときに発生するんだ。磁力線が曲げられ、交わったところで大量のエネルギーが発生して爆発を起こすみたい。

 プロメテウス: プロメテウスは土星のFリングの近くを公転する小さな衛星だょ。1980年、ボイジャーの画像からS. Collinsらによって発見されたんだ。大きさは140×100×74kmでラグビーボールのようないびつな形の衛星だょ。表面は小天体の衝突によってできたクレーターで覆われているんだ。プロメテウスは土星のFリングの近くを、時には横切りながら回っているんだ。

 分子 物質は、空気も水も岩も、小さな目に見えない分子がたくさん集まってできてるんだ。分子は原子からできているょ。

 ボイジャー1号 1977年9月5日に打ち上げられたNASAの惑星探査機だょ(下のイラスト:NASA提供)。1979年3月に木星に接近し、リングの存在を確かめたんだ。木星の衛星エウロパの縞模様で覆われた氷の表面や、イオの火山活動を発見したょ。その後1980年11月には土星に接近し、その衛星タイタンに大気があることを確かめたんだ。その後海王星軌道より外側へ飛び出したボイジャー1号は、1990年に太陽系を振り返って太陽系全体を撮影したょ。その後は太陽系の外側へ向けて現在も旅を続けてるんだ。いつか出会うかも知れない地球外知的生命へのメッセージとしてレコードが積まれているょ。

 ボイジャー2号 NASAの惑星探査機だょ(下のイラスト:NASA提供)。1977年8月20日、打ち上げが延期された1号より早く打ち上げられたんだ。1979年7月に木星に、1981年8月に土星に接近し、探査を行ったんだ。その後さらに1986年1月には天王星に、1989年8月には海王星に接近し、たくさんの新しい衛星を発見したょ。また、海王星の探査では海王星のリングや衛星トリトンの火山活動などを発見したんだ。1号とは別の方向へ向けて、太陽系の外の世界へと航行を続けているょ。1号と同様、レコードが積まれているょ。


 マグネター 強力な磁場を持った活動的なパルサーの一種だょ。パルサーとは、高速で回転しながら電波などを出している中性子星なんだ。地球から見るとこの電波が規則的に点滅してるように見えることから、パルサーというんだ。

 マース・エクスプレス (下のイラスト、NASA/JPL提供)2003年6月2日に打ち上げられたESAの初の火星探査機だょ。火星の周りを回る周回機と、火星表面に着陸する着陸機ビーグル2からなるんだ。ビーグル2は通信が途絶えてしまい、失敗に終わったょ。でも周回機は2003年12月26日に火星を回る軌道に入ってから、火星の探査を続けているんだ。太陽風が火星の大気の深いところにまで入り込んでいることを発見し、それが火星の水や大気が大量に宇宙空間へ逃げた原因と考えられるようになったょ。その他、火星の火山活動が比較的最近まで続いていたこと、火星の地下に氷が残されているらしいことなどを発見しているんだ。


 マーズ・エクスプロレーション・ローバー(MER): (下のイラスト、NASA/JPL提供)2003年6・7月に打ち上げられた2機のNASAの火星探査機だょ。2004年1月に2機とも着陸を果たしたんだ。スピリットって名付けられた探査機はグセフ・クレーターの中に、オポチュニティーって名付けられた探査機はメリディアニ平原に、それぞれ着陸したんだ。何度か計画が延長されて今でも探査を続けているょ。車輪がついていて自由に動き回ることができるんだ。これまで、火星に大量の水があった証拠など、色々な発見をしてるょ。


 マーズ・クライメイト・オービター(MCO): (下のイラスト、NASA/JPL提供)1998年12月11日に打ち上げられたNASAの火星探査機だょ。重さは629kg。MCOの目的は火星の気象観測と、地上のマーズ・ポーラー・ランダー(MPL)との交信。1993年に行方不明になったマーズ・オブザーバーが積んでいた大気サウンダーと、カラーのカメラなどを積んでいたんだ。ところが1999年9月23日、火星に到着したものの軌道が低すぎて火星大気圏に突入し、燃え尽きてしまったみたいなんだ。


 マーズ・グローバル・サーベイヤー(MGS): (下のイラスト、NASA/JPL提供)1996年11月7日に打ち上げられたNASAの火星探査機だょ。重さは767kg。1997年9月12日に火星に到着してから7年半以上も活動してるんだ!1999年3月からは、カメラやレーダーを使って火星の地図を作って、MERの着陸地点を決めるときなどにも役立ったんだ。その他、火星に大量の水があったことを示す地形を発見したり、火星の内部の活動が調べられたり、火星の衛星フォボスの表面が厚い砂埃で覆われてることを発見したりしてきたょ。これからもガンバ!


 マーズ・ポーラー・ランダー(MPL): (下のイラスト、NASA/JPL提供)1999年1月3日に打ち上げられたNASAの火星探査機だょ。重さは576kg。南極にある南極冠の縁に着陸する予定だったんだ。南極冠っていうのは、南極のドライアイスでできた凍った地方だょ。ロボットアームを使って地面を掘って水の氷を探したりする予定だったんだ。その他、2機の小型探査機ディープ・スペース2(DS2)を積んでいたんだ。DS2は地面に突き刺さって新しい技術のテストを行い、火星の地面を調べる予定だったんだ。ところが1999年12月3日、火星到着直後通信が途絶えて、探査は失敗に終わったんだ。


 有機物 炭素原子を骨組みとする化合物だょ。生物の体は主に水と有機化合物でできているんだ。ただし、二酸化炭素のような炭素の酸化物や、炭素のシアン化物、金属の炭素塩などは、有機化合物には含まれないんだ。有機化合物は炭素原子の他、水素原子や酸素原子、窒素原子などがよく含まれているょ。有機化合物以外の化合物を無機化合物っていうんだ。

 離心率 多くの天体の軌道は楕円だょ。その楕円の中心が焦点(太陽の位置)からどれだけ離れているかを表しているんだ。つまり軌道の形を表すものだょ。離心率が0なら円。0<離心率<1なら楕円で、1に近づけば近づくほど細長い楕円になるんだ。離心率が1なら放物線、1より大きいときは双曲線になるょ。一度太陽の近くにやってきたら2度と帰ってこないような彗星の軌道の離心率は1より大きくなるんだ。

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