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隊長のエンヤコラム 音楽家と私 その9 『ギャビー・パヒヌイと私』

2007-09-01 11:26:45 | 隊長のエンヤコラム 音楽家と私
私はくじ運がありません。というよりギャンブルの才能が無いと言った方が正しいでしょう。
しかしたった一回だけ、人様に自慢出来る賞品をゲットしたことがあるんです。
それが何とハワイ旅行、忘れもしません池袋サンシャインビル内のショッピングセンター・アルパのナンバーくじでありました。
恐らくこれで私の一生分のくじ運を使い果たしたのだと思います。
とにかく私は、今は無きパンナム太平洋便に乗り、正月明けのふぬけたワイキキの町に立ったのでありました。
このくじを引き当てたことで運を使い果たした私らしく連日雨が降り、滞在中は一度も海に入ることなく、町を歩き買い物をし、ぼんやりバスに乗る日々でありました。
当時はまだ日本上陸していなかったタワーレコードに行き、レコードを漁ってはほくそ笑んでる毎日でした。
そして帰国前日、帰りの飛行機で聞くためのカセットを物色していたんです。
カットアウトコーナーでべらぼうに安いロックの名盤をかき集めた後、思い立ってハワイの音楽テープを買おうと思いました。
タワーにはジャンル別のベスト10アルバムコーナーがあって、ちゃんとハワイの棚もあったんです。
そこから数本を選び、ふと脇を見ると、ハワイアンのカットアウトコーナーに、ライ・クーダーの文字を見つけました。
この人はハワイアンにも手を出すのかとそのカセット、ギャビーバンドもついでに買ったんです。
こうして私はギャビーと出会いました。モダンなリズムとコード展開、甘い歌声、初めて聞くスラッキーギターとスチールギターの素敵な音色。
ギャビーはそれまでのハワイアンに対する私の偏見を一気に吹き飛ばしました。
そこからピーター・ムーンを知り、%4のハワイ音楽遍歴が始まりました。
そしてその翌年、ギャビーのレコードを探すため、私は再びハワイに降り立ったのでした。

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