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隊長のエンヤコラム 音楽家と私 その11 『アルバート・コリンズと私』

2007-09-01 11:39:10 | 隊長のエンヤコラム 音楽家と私
私がアメリカから通販でレコードを買うきっかけになったのは、アリゲーターのLPに入っていた一枚のハガキでした。
冗談半分でカタログ請求をしたら、マジで送られてきたのです。
レコードよりノベルティーが気になった私は、Tシャツやブロマイド、スタジャンやステッカー等を注文しまくりました。
注文品もさることながら、そのレコードが割れないよう、パッキン代わりに詰められた地元の新聞やチラシを眺めるのも楽しみのひとつなんですよ。
何度かそんな買い物を繰り返したある日、例によってアリゲーターから小包が届いたので、勇んで開けると数枚のレコードとパッキンがドッサリ出てきました。
そのパッキンがどうも何かのポスターなんです。
破けないようにそーっと開いてみたら、ギターを持った三人の黒人ミュージシャンがでっかく写っていたんです。
その三人こそ、デビューしたてのロバート・クレイと、渋々ジョニー・コープランド、そしてアルバート・コリンズその人でした。
その写真一発で、私はアルバート・コリンズの虜になってしまったんです。
あのぶっとい音と、それに負けないぶっとい声。特にややアップテンポなブルースナンバーのエネルギ?全開プレイは、痛快そのものでしたよ。
そして数年後、彼は遂に我が日本国にやって来ました。そう、彼のステージも渋谷ライブイン。
PAの調子は悪く、前座風に弾いた女性ブルースギタリストも最悪。
困ったなぁと思っているところに、あのジャケットと同じ白いギターを抱え、御大が登場しました。
そして挨拶代わりにチョーキング一発!いきなり弦を切りました。
嬉しかったです。レコードから感じたエネルギーは本物でした。
PAの具合なんか屁でもなく、張り替えられたギターを親の仇とばかりひっかくアルバート・コリンズは、その音と声で私を縛り上げたのでありました。

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