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Play Back、西大寺「会陽」

2020-02-18 | イベント

Play Back 西大寺「会陽」

この熱き男のロマンを文字通り「肌」で感じた!



「ワッショイ!ワッショイ!!」気合を入れた掛け声で境内に走りこむ男達(私たち)


2020年、会陽の新聞記事から

PLAY BACK to 2014


2月の第3土曜日、毎年行われその回数も室町時代から数えて500年を超えるこの行事「会陽(えよう)」。端から見るこの行事と
実際に中に入って、参加者として見る「はだか祭り」には大きな温度差があることをまさに、肌で感じる一日だった。観音院からほんの数十
メートルしか離れていないところに私の実家がある。昔は門前町でこの辺りは賑やかな商店街で人通りも多かったが、今はほとんどの店が、
シャッターを下ろし、商売もやめているところが多い、時代の流れを改めて感じる風景、ちょっと寂しさも感じたのでした。


これから「仁王門」をぐぐり抜けるところです。


そして、向かうところは石門をくぐり、垢離取場(こり とりば)へ ここで禊ぎ、体を清めるのです。


水ですか?そりゃもう、冷たいのなんのって…下半身が出た後、しびれるような冷たさです。でもそこは「気合だー!」


彼、N氏はこの会陽には24回の参加実績を持つ、はだか祭の有名人。彼の誘いに「まんま」と乗って見せた安頓
とにかく、「調子がいい」(笑)、この握手の先は外国人の女性でした。


私が英語で話しかけると彼女はポーランドかやってきたとか…「一緒に写真撮ってもらっていいですか」と…
"Sure !" " It's our pleasure !"


みんな小学校の同級生たちです。特注の「赤ふん」、これ目立たないわけがない

今年の会陽動画、もう何本もYouTubeにアップされていました。



すごいでしょう?この熱気、遠くから見てもこの迫力、
この裸の渦の中に入るとまた「別世界」が見えてくるのです。



本堂の上にひしめく男たち、肌が擦れあい、熱くなるので上から水を撒くのですが、これが瞬く間もなく湯気となり立ち上っていくのです。
この風景は、下から見上げるのは、また違う風景です。

この圧力!この人口密度は半端じゃない!
何しろ、一升升に一人の割合というから、その密度は想像できるでしょう?前の人の肩が頸動脈を押すような体制になったり、胸を協力に
圧迫してきて苦しくなったり、その時には水がかかって滑りができた時にスルリと体制を変えるのがコツだと教えられ、実行したのです。
手は絶対に下ろしちゃダメなそうなんです。手を下ろすとはだかの渦の中に沈んでしまい危険。絶対にあげておくのが鉄則だそうです。
そして、万が一こけた時には、絶対に仰向けにならないで、うつぶせに…そんな説明がある。

時折、本堂のはだかの渦の上で大音量のスピーカーで「裸が倒れているようです。救助隊が入ります。押し合うのはやめてください」
そんなシーンが5度ほどありました。そこは、さすがに会陽に参加する人たちは、わきまえている。協力するのです。
そして、よくある「将棋倒し」で事故がある…というが、裸の男たちは、流れが傾くとしっかりと外側はそれを支え、またうねりが逆に
流れていくのです…。なんかそこは男たちはお互いに守り合い、支えあいながら、会陽を楽しみ、祝っているそんな思いを肌で感じた。


深夜になって、まだワッショイが聞こえる…行ってみると今年の福男たちがパレードをしていた。

【新聞の記事】
今年の福男には、昨年も宝木を獲得した「寺坂グループ」と、「林グループ」の計6人が選ばれた。15日午後10時に2本の宝木などが
投下されて約1時間半後、宝木を1本ずつ獲得した2グループの福男が、それぞれ仲間らに担がれて、岡山商工会議所西大寺支所に姿を現した。
2年連続で福男になった寺坂グループの古家野幹仁さん(41)(倉敷市栗坂)は「宝木を手で取り、うまくまわしに入れて隠すことができた。
毎月2回、3時間程度の練習を重ねてきた成果。今年も充実した1年にしたい」と笑顔だった。


宝木にはかすりもしなかったけど、その熱気を福を頭の上から浴びて満足。何よりその空間に初めて身を置いたことに感謝しています。
そして、着替えをすませると「打ち上げ」が待っていました。


楽しい語らいがいつまでも続くのでした。


イギリスとカナダのプレスマンがこの祝い場の片隅を借りて原稿を書き、写真を編集してたので、ちょっと話してみる。
これが明日の全世界に向けて配信されるんだって。「赤ふん」も撮ってくれたそうだ。彼らとは途中で境内で出会って、この場所まで
一緒にやってきたのでした。

そして最後にこの男!

今回の会陽、実は地元の山陽放送がこの男に、密着取材の二日間でした。
今回は小学校の同級生が集まり、出場ということで、当日までの、5日間の禊ぎと祈り、まわしを締め、境内から冷たい垢離取場での禊ぎ、そして終わった後、
翌日早朝の「お礼参り」にまで、まさに密着取材でした。3月の特番で放送されるようです。


私も何度か話すチャンスもあったので、出ていると思うのですが。


三丁目の夕日、や魔女の宅急便などのロケ地にもなった五福町でテレビのインタービューに軽やかに、答えるN氏でした。


愉快な仲間たちです。

感謝!今回の写真で安頓たちの会陽の写真を撮ってくれたのは、私のブログ仲間の「かんちゃん」(リンク)です。彼に突然LINEで連絡を取り、来てくれると
いうことになり、テレビの取材のシーンから、私たちの赤ふんで気勢を上げているところまでいっぱい写してくれました。

かんちゃん、ありがとう!


あれから6年か…あの男はまだずっと会陽に

参加し続けている…すごいな

「会陽愛、地元愛」


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1 コメント

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西大寺はだか祭り (kawa)
2020-02-21 17:24:02
元気ですねー。イヤ、安頓さんなので、
元気ですかー、かな。

2月上旬の岡山行き、キャンセルになりました。
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