今週の初めくらいからジブリ映画の「火垂るの墓」が海外で放送されるということでネットでもよく見かけます。
一昨日の西日本新聞のコラム欄でも作品についてコメントがありました。
1988年に「となりのトトロ」と二本立てで上映されたそうですね。その当時は長男が4歳で長女が2歳でした。
その当時は仕事も大変な頃で見に連れていく余裕もなかったのですが、今思うとトトロなんかは大画面で見せてやりたかったなと思います。
それから少しして「火垂るの墓」がテレビで放送されたんですが、子供たちは「かわいそうだね」と言っていましたが私たち夫婦は見ていて涙が止まりませんでした。
子供を持ってから子供がつらい思いをする映画なんかを見るともうなみだがとまりません。
この映画もそれから何度かテレビで放送されましたが、見ることができません。
私は昭和30年生まれですので、もの心着いた頃でもまだ戦争の影があり町に行くといわゆる傷痍軍人のかたがアコーデオンを弾いてお金をもらっていることもありました。
その後このアニメが作家の野坂昭如さんの原作だと知りました。野坂さんというと私が学生の頃には、書いた小説がわいせつかどうかで裁判になったこともあったり夜の番組に出ていたのでてっきりそんな人だと思っていました。
でもこのアニメは野坂さんの実話だと聞いてびっくりしました。実際に妹さんの名前が「節子」で栄養失調で亡くなったんだそうです。
今は日本はまだ平和ですが、世界を見まわすと紛争というけど実際は戦争です。こんな子供たちがたくさんいますね、一方で有り余る財産を持っている人もいて、最近ユニクロの柳井さんが日本は滅びるといっていて、それにいろいろ批判する人もいましたが。あながち冗談にもならないんじゃないかと思っています。
大企業はぼろ儲けして、一般人が人のものを平気で盗むようになってきたように思います。考えさせますね。