ゆっくり一人歩き

いわゆる良い物ってどんなものだろう?考えるより、国宝を見るのが早いでしょう!国宝をゆっくり自分の目で見て廻ろう!

大報恩寺

2007-05-27 10:30:07 | 国宝の建築
仁和寺の後は大報恩寺へ行きました。
ここも初めてのお寺なんですが、行くのに迷ってしまいました!(><)
なんでかと言うと、ここの本堂が目指す国宝なんですが、別名は千本釈迦堂といいます。
当然、千本通り沿いにあると思っていたんです・・・
そしたら、ちょっと西に入った所にあって、道も思ったより狭くてわかりづらいんです。
勘の良い私だから着けたようなもんです!ww

境内の南側の参道を歩いていくと本堂は目の前でした!

国宝大報恩寺本堂(千本釈迦堂)


鎌倉時代の建築で京都市内では最古の建造物らしいです。
柱に残る傷は応仁の乱の時のものだそうです。

本堂の中にも多数のおかめ像があります。
おかめさんの物語は皆さんも良く御存知の通りです。
おかめさんは良妻というだけでなく、この時代では結構な別嬪さんだったんでしょう・・・

↓おかめ塚横のおかめさん



実は、本堂に入る前に宝物館を先に見ました。
ここに仏像がずら~と並んでいたのですが、これがすごかったんです!
それで本堂の印象がちょっと薄くなってしまいました・・・(^^;)

大報恩寺の国宝は本堂だけなので、他の宝物の予備知識がなかったのです。
それが、学校の教室のような扉を開けて宝物館の中に入ると左側に快慶作の十大弟子像、右側に定慶作の六観音像が並んでいるのです!
快慶作の小振りの十大弟子像も良いのですが、定慶作の六観音像がすばらしすぎました!

定慶という人は何人かいるのだそうですが、これを彫ったのは運慶パパの康慶の弟子だそうです。
快慶と同じ立場の人ということでしょう・・・

う~ん、快慶もすごいけど、ここでの出来映え(といってはなんですが)は定慶が圧倒しています!

六観音像が六躯ともあるのは珍しいということなんですが、なんで国宝になっていないんでしょう・・・?

もともと、この六観音像は北野天満宮にあった北野経王堂のものだそうです。
それが廃仏毀釈で北野経王堂とともに大報恩寺に移されたということだそうです。

この六観音像を見れただけでも、ここに来た甲斐があったと思います!
う~ん!すばらしい!

↓鎮守社は稲荷です。



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 仁和寺 | トップ | 北野天満宮 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

国宝の建築」カテゴリの最新記事