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GoodJob!K’zzyTech!

2012年12月03日 | k’zzy Tech

 

   300Kmオーバーの性能があるハヤブサにはこんなブレーキシステムが必要になるのでしょう。

  リヤーブレーキは利きすぎずにコントロール性能に長けた特性が重要です。

  オーナーもこの点を重要視していましたので、部品を選ぶにあたって十分吟味しました。

  最終的にはローターの外形を小径化しましたが、ホイールのマウントを自作しなくてはなりません。

  そこで工場長の出番です。やはり、”おねが~い!”の一言で私の仕事はここまで!

  パープルがいいらしいよー、と好みを伝えて完成を待つのみ!です。

   さて、待っている合間に体験談でもどうぞ、

   リヤーブレーキで思い出すのは、もてぎの耐久レースの代表者ミィーティングで関係者がロードコースで一番の落し物はブレーキパットで~す!

   と、言っていたのを思い出します。顔が真剣だったのもあり、笑いを堪えるのに必至でしたが

   その後、私も落すことになりました。しかもフロントです。勿論ニヤついている余裕などありません。顔面蒼白といった所です。

   もてぎのバックストレートエンドでブレーキレバーをかけると感触がありません。

   後ろにお客さんが走っていたのですが、目の前が急に真っ白になったと申しておりました。私のせいです。慌ててリヤーブレーキを踏んだ事でタイヤがロックしスモークが上がったのでしょう。

  スネークするバイクをコントロールするものの間に合いません!

   飛び降りようとしたものの、何とかグラベルで止まれました。壁まで数メートルでした。

   SV650にレース用の6枚パットのキャリパーを付けていました。その内の2枚がありません。パットピンに割りピンが1つ入っているだけでそこにワイヤリングをすればよかったのに、お客さんの面倒を見ている間に走行時間になってしまい、そのまま走り初めてしまいました。

   割りピンが震動で抜けたのでしょう。サーキット走行は信じられない所のボルトがよくなくなります。全開走行域では振動が違うので走行前点検は必ず行わなければなりません。

  代えのパットもなく、その日は見学者となりました。

 

   と言う事で完成です。ホイール、ディスク、キャリパーがスペシャルになっています。

  寒い日がつずきますが、これで走りに行かずには済まないでしょうね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


従業員のお仕事 K'zzy Tech

2012年07月03日 | k’zzy Tech

 FZ-1フェザーのサスペンションを作りました。タンクを付けるのにステーガ必要

その取付ステーを削りだしで作ったものです。リヤーステップホルダーがデザインされ、難しい加工です。

毎回悩むのが小さなステー類達です。

 チマチマと曲げれば済みそうですが、やりだすとそう簡単にはいきません。

見かけも売っている物以上にしなければなりません。

 材質も重要で、アルマイトをかけたいとか、鏡面にしたいとかで、要望に答えるべく新たな機材がどんどん増えていきます。旋盤やフライス、コッター、ベンダー、溶接機、他にも色々、これらの機械を使って金属類を飴のように曲げ、紙のように切り、溶接し、形にしていく姿は見事!

ファンが多く、遠方からのお客さんも、無理難題の仕事を日々こなしています。私ではありませんが、

ちなみに、なぜステーなんか載せたかというと、リヤーサスペンションの製作をお手伝いしたからです。

ハイパープロ社のリヤーサスペンションでジャパンスペックは日本で一から作ります。

まだ、FZ1フェザーのラインナップは出ていませんが、もう少しお待ち頂くと、出てきます。

他メーカーにない、どっしりした感覚でしなやかさを持たせてあります。長距離ツーリングで疲れずに走れ、タイヤのグリップを上げたような接地感をお楽しみ下さい。

 当店に専門でサスペンションを担当している者がいるのですが、8耐の公開練習で2日前より出張で鈴鹿サーキットに行っています。今年は4チームのハイパープロ装着車があるので大変です。私も今夜、なれない新幹線で行ってきます。面白い話があればまた書きます。