介護福祉士上級資格

3K（キツイ・汚い・危険）と言えば、かつては看護婦はの代名詞のように使われていたけれど～今は・・・介護系やシステムエンジニアやプログラマーにも当てはまるかな？
その・・・介護系ですが・・・ホムヘル３級は廃止が決まり、考え方によっては２級→１級→介護福祉士と進みやすくなったと言えるかもしれないけど、厚生労働省はさらに新たに介護福祉士の上級資格として“専門介護福祉士”を作る事を決めたそうで・・・。
なんだか全てが後手後手で・・・介護自体がたいして整備されてない上に“またツギハギかい”としか思えない。前に問題になったけど、介護系で働いている人の性質や感覚をちゃんと調査したのか？介護施設や介護系の事業所の職場的環境を把握しているのか？

絶対に把握してないと思うな。看護師もそうだけど・・・本来、誰でも資格さえ取ればなれるものではない“仕事”だと思うんだよね～。それに事業所の管理職なんてお金の流れしか考えてないんじゃない？看護師の中にはホムヘルを嫌う人もいるし、介護職を見下す人もいるでしょ？そもそもそこがおかしいんだよね・・・。そのような理由でlevieはホムヘルと言う資格自体に反対だし、介護と言うモノは看護に含まれてしかるべきモノだと思っている。

看護師の負担を落とすために介護職を分けた・・・そのツケ・・・かもしれない。
准看護士と正看護師の二つでよかったんじゃないかと思うわけさ～。

介護福祉士は1988年に始まった国家資格で、現在のところおよそ55万人が資格を取得しているそうだけど、フルタイムで就業中の人ってどれくらいいるんだろうねぇ？
最近はなんだか解らんけど、ホムヘルと介護福祉の派遣広告がやたらと増えたな～派遣業界も同業種系統で合併統合するべきなんじゃない？人材育成する場を作ってさ～

仕事がきつくて給料が安いのはもう誰の目にも明らかなんだから、求人をかけても集まらないのは当然・・・介護福祉の上級資格の他に「認知症ケア」や「事業の運営管理」などの専門分野に応じた複数の資格も導入する事を検討してるみたいだけど・・・そんなに資格を乱立しても、本気で目指す人が集まらなきゃ意味がないじゃんね～。待遇を改善するには・・・介護料金や保険点数を引き上げなきゃムリなんじゃない？結局また格差を生むんじゃないのかな？

お役所仕事は現場を見もしないで数字をいじくるだけだもんね～
それじゃぁ悪循環するのは当たり前だよね～・・・と思うんだけどなぁ～

チーム医療だ、チーム介護だ、とかを売り物にする傾向にあるような気がするけど、本当に真摯に親身になってくれる人が、どれ程いるだろうか。家族ですら“施設に入れればいい”と考える時代だからね～。お金さえ払えばいいんでしょ・・・ってのもあるし。
必要には違いないけど、何かが違う・・・そんな気がしてならないな～

2005年度の調査では男性介護福祉士の平均年収は315万円で、女性は281万円だとか。ホムヘルはそれを大きく下回るわけで・・・新しい上級資格を作っても看護師より収入が下回る事は明らかだと思うし・・・介護系の全体の平均収入が下がっちゃうんじゃないのかなぁ？
医療全体で資格と能力と言うモノを再構築しないとダメなんじゃない？

一番問題なのは・・・資格を取った後かもしれないね～
知らなかったら・・・新3Kなんて言葉があるそうで・・・「健全、賢明、謙虚」だって。
医療/看護/介護・・・系には足りないかもしれないね。人間性も含めて。

真剣に社会福祉士系を目指している人も大勢いると思うけど・・・その世界を知れば知る程に、おかしなしがらみを痛感したり、幻滅する事も多いのが実情だよねぇ・・・
この先どうなっちゃうんだろ・・・