2012年11月27日（火）、岩手県立花きセンター（胆沢郡金ケ崎町六原頭無2-1）に行ってきました。朝のうちは日差しがありましたが、9時頃から小雪がパラつき出し、10時頃には激しい雪になりました。
花きセンター管理棟の近くにある研修温室の「高温区」には、洋ランの鉢植えが沢山植栽展示されていましたが、その次に多いのはアナナスの仲間（パイナップル科の植物）でした。
それらの中に苞と花被が赤色で美しいピラミダリス Billbergia pyramidalisがありました。また、葉に白色の縁取りが入った’ヴァリエガタ’という品種もありました。
http://www.pref.iwate.jp/~hp3005/file/migoro.html [岩手県立花きセンター：花みごろ]
パイナップル科 ツツアナナス（ビルベルギア）属 Billbergia ：熱帯アメリカに50～60種がある。着生種が多い。葉は硬く、裏面に白粉をつける種類が多い。花茎は下垂したり、直立したりし、大型で、美しい苞をつけるものが多い。
ピラミダリス Billbergia pyramidalisはブラジル原産で、和名をベニフデツツアナナス（紅筆筒アナナス）といい、花が美しい。葉は長さ50㎝前後で、15枚くらいがつき、下部が太く筒状となる。花は花茎の先に集合し、苞、花被とも赤色で美しいが、短命である。葉に白色の縁取りが入る品種を’ヴァリエガタ’という。
’ファンタジア’Billbergia×Fantasia は雑種で、良く普及している種類。直立する葉には黄白色の斑点が多数入り、苞は鮮桃赤色、花被は赤紫色。
ヌタンスBillbergia nutans は「ヨウラクツツアナナス」の和名があり、南アメリカの原産で、株立ちとなる。葉は長さ30～45㎝、基部のみが筒状となる。苞は桃色で大きく、花被は黄緑色で、青紫色の縁取りがある。
管理：丈夫でよく殖える。日光によく当てて栽培し、最低7～8℃に保つ。花は全体に短命である。株分けにより殖やす。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・観葉植物」より]
http://www.ac.auone-net.jp/~iueno/bill-pyramidalis.html [Billbergia pyramidalis]
http://www.t-webcity.com/~plantdan/souhon/syousai/a-gyou/o/oodutuananasu/oodutuananasu.html [GKZ植物事典：オオヅツアナナス]
http://g-kamu.com/htm/benifudetutuananasu.htm [ベニフデツツアナナス（ビルベルギア・ピラミダリス]
http://pcweb.hobby-web.net/7108/08305.html [オオヅツアナナス：ベニフデツツアナナス]
http://stewartia.net/engei/houseplant/Painnappuru/Billbergia.html [ビルベルギア]
