peaの植物図鑑

サルスベリ(猿滑)/百日紅(ヒャクジッコウ)

一関市東山町のサルスベリ(猿滑)
/百日紅(ヒャクジッコウ) 2009年7月30日





2009年7月30日(木)、一関市東山町長坂字久保&柴宿にある柴宿団地
サルスベリ(猿滑)/百日紅(ヒャクジッコウ)が花を咲かせていました。







サルスベリ(猿滑)/百日紅(ヒャクジッコウ)
ミソハギ科 サルスベリ(ラゲルストロエミア)属
lagerstroemia indica(「ラジェルストレーミア」とも表記する。)
中国南部原産の落葉小高木。日本には江戸時代以前に入ったといわ
れる。高さは3~10mになるというが、庭園では普通5mぐらいに制限
していることが多い。幹は滑らか背、淡褐色の薄い樹皮が剥げ落ちた
跡が白い。葉は互生し、長さ3~8cmの倒卵状楕円形で全縁。

7~9月、枝先の円錐花序に直径3~4cmの花を多数つける。花はフリル
が入った花弁が5~6あり、基部は急に細くなる。雄しべは多数、うち
6本は長い。雌しべは1個。萼は6裂する。花色は淡紅、紅、紅紫、白な
ど様々ある。果は直径約7mmの球形。

最近の品種には、ピンク色花弁に白覆輪が入るユニークなペパーミント
・レース cv.Peppermint Lace
(「大虹」「夏祭り」)や
バリエガタ cv.Variegataがある。
庭木にされるが、街路樹にも利用されている。

アメリカの育種でウドンコ病に強い品種や鉢、花壇植えに向く一才サル
スベリ
と呼ばれる矮性品種もあり、スーパーソニック cv.Supersonic
が知られる。

和名は、薄い樹皮が剥げ落ちやすく、サル(猿)でも滑るほど幹が
ツルツルしていることによる。別名の百日紅(ヒャクジッコウ)は、花期
が7~9月と長いことによる。
(「百日紅」をサルスベリと読むこともある。)
[栽培]繁殖は挿木。[花期]夏。

サルスベリ(ラゲルストロエミア)属 Lagerstroemia
アキア、オーストラリアの熱帯に53種が分布する。常緑低木、高木
だが寒地では落葉する。葉は単葉で、長楕円形、楕円形、葉縁に欠刻
はなく、やや波状。円錐花序は頂生または腋生。直立、ピラミッド状
になる。花弁は6以上、爪がある。雄しべは多数。
日本で栽培できる種類はサルスベリやシマサルスベリ(島百日紅)
L.subcostata
があるが、後者は珍しい。
[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑 園芸植物」ほか]

今年の3月で85歳の「後期高齢者」。花や木の実、特に山野草が好きで何時もデジカメを持ち歩いています。

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