五里霧中

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韓国ドラマではなぜ絶叫するの? 第三話

2006-09-06 23:38:05 | 韓流スター

 

 どうも今晩は・・・

 

  嫌日でストレス解消か!?   

                                                          

第1話第2話に続いて・・・

カリフォルニア大の精神科医、ルーク・キム教授の説明に従って、
「火病」と「恨」(はん)は関連しているという話を少ししてみよう。

漢字で表す「恨」は元々、復讐とか仕返しといった
行動志向や怨みを晴らす意味で使われていた。
ただ韓国では、それは二次的な意味に過ぎなくて、

   抑圧された、ソトに出ない怒り

        

という意味を表現してきたという。

キム教授は、韓国が歴史的に置かれてきた特徴に
「恨」という概念が生まれる原因を見出している。

地勢学的に見て、韓国は侵略されがちな位置にあり、
昔から政治や社会の変動が激しかった。

だから、一般国民は破壊、被災、個人的な損害、痛みなどに、
耐え続けねばならず、こうしたことが、
考え方、感じ方にまで影響を与え、
ついには「恨」という感情を生み、はめられた意識や
被害者意識を形作ることにつながった、という。

キム教授自身も、朝鮮戦争の前に北朝鮮から南に逃げてきており、
北に残した親族とはもう50年以上会っていないという経験をもっており、
他の韓国人の多くも共通した経験から同じような気持を抱いているという。

   だから、「恨」はもはや個人的な感情ではなく、
   国民全体が共有する集合的感情となっている・・・

韓国の学者の多くも、こうした共通認識をもっていると、キム教授は言う。

李王朝の支配階級による国民への長年にわたるすさまじい搾取(さくしゅ)。
その後の日本による併合。
終戦後の軍事政権。

こうした長年の政治的抑圧を踏まえて、キム教授は、こういう。

   「占領や支配の時代に、征服勢力や支配階層は、
   絶対的な力を一般国民にふるったのです。
   その社会的政治的環境では、基本的には、
   国民は奴隷であったわけで、公平な扱いとか、
   市民や個人の権利なんてものはないのです」

   「古い韓国社会は、きびしい階級社会であり、
   支配層やエリートがいばりちらし、まずしい人々を搾取する
   階級志向社会で、男尊女卑がひどい社会でもありました。
   ですから、女性はひどく困難な生活を強いられ、
   不公平に耐えてきたのです」

つまりは、韓国は被害者の国、恨の国である・・・という歴史認識である。
そして国民が生き残るためには、儒教と歩調をとって、
鬱積する感情を飲み込んで、押さえつけねばならなかった、というわけだ。

もっと突き放した言い方をすれば、

   長~い長~い間、欲求不満国家であった

           

ということになるだろう。

火病は、韓国文化に強く結びついた、伝統的な精神疾患であり、
極度に高まる怒りや欲求不満を抑えることで、
主に女性が身体的障害を起こす疾患であることがわかった。

しかし、蓄積する怒りや欲求不満は、女性だけのものではない。
男性たちもまた、日々蓄積する怒りや欲求不満を押さえつけているのだろう。
そして、それが自分の中で限界に達したとき、
日本人の目に異様に映る行動をとり、
たまりたまったストレスを発散させようとするのだろう。
また男たちの日常的な発散行為を見ればわかる。
女性にはそれがほとんどない・・・。

文献を調べた限り、そういう結論に達するのではないか。

韓国女性と韓国男性を火病の観点から見ると、
次のようなわけ方の理解が可能だろう。

   ストレスをためた女性の場合
     ⇒貯蓄型火病あるいは消極的火病(Passive Hwabyung)

   ストレスを発散させた男性の場合
     ⇒消費型火病あるいは積極的火病(Aggressive Hwabyung)

では、こうした人たちと日本人の私たちはどんな風に付き合えばよいのか。
次回、考えてみたい。

                                        (つづく)

 



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