第二弾投下
最初は言葉遊びかと思ったが、結果において官僚と言う存在を地に落とし、メディア出身者が
全てを仕切って当然なのだと・・・言い換えればメディアが選んだ人材でなければ
人の上に立てないのだとの刷り込みに成功したと言えるだろう。
つまり、メディアと手を組み、それを広告代理店が生き残りを掛けて演出したと言う事だ。
例えば、勝谷誠彦は灘中高の六年間自分を馬鹿にしてエリートになっていく連中に
怨嗟を抱いて過ごしたが、その復讐劇を今やっている。
実は、文革の歴史の中で今まで相手にされなかったメディア人(中国においては確か脚本家だったか)
が革命的であるとして毛沢東が激賞し、その劇を用いてブルジョワ打倒を叫んで拡大していったと
記憶している・・・そして、その拡大に当たったのが中高生や工員等の反インテリジェンス層だった。
勝谷も同様に、出版のゴシップ記者程度で渡りライターだったのが偶々喧嘩っ早くて誰とでも
喧嘩を吹っかけて面白いからメディアで持て囃される・・・
その程度の人物が今や政治も経済も社会も語る。
今までの権威の崩壊・・・これこそ文革の真髄なのだ。
だから、国会重視でとにかく議員は議場に行って戦えと言う事だ。
数こそ力であり、その数を確保する為なら何でもする。
今回の仕分け人の多くが、いずれ国会議員になる予定でありそれらが
今度は役人に代わって党中央で政策立案を行い、それをトップダウンで役所に下ろす。
その時は絶対反対はさせないし、政策に沿った形で実行計画だけを作らせる。
作業に関しても、今までの様な上級公務員だけではなく、党員として様々な層からの
出身者を送り込み監視に当たらせるだろう。
いずれ、恐らく来年後半になるだろうが上級公務員の大量首切りを行い、しかもその首切り後に
民間企業への就職は圧力を掛けてさせない事をやるだろうね・・・
これが勝谷が望んでいる様なエリートに対する復讐劇の始まりであり、まさに人民裁判と言えるだろう。
最初自分は、その話を聞いた時に如何に役人を嫌ったとしても冷静に考えて人民裁判紛いを
国民が望むだろうかと思った・・・しかし、事業仕分けに関して蓮舫が
吼えれば吼えるほど支持率は上がり、鳩山や小沢の献金疑惑等関係無いとの事態にまで
なっていった・・・これは凄い事であり、つまり国民が望んだのは知性ある政治ではなく
血の香りさえする人民裁判公開処刑だと言う事だ。
その反対意見は悉く退ける事だ。
先日江畑謙介氏が亡くなられたが、あれまでもしかしたらと冗談めかしに言った人がいた。
つまり、冷静に軍事面から批判をする彼の様な存在は最も望ましからざる存在なのだ。
言い換えれば、中身の無い民主党の政策・・・特に外交・経済・軍事政策は専門家から見れば
誠に心許無い粗末な内容であり、冷静に数字や例を元に批判されればそれに応える事は出来ない・・・
が、しかし国民はそれを望んでおらず、メディアに求めるのは公開処刑をどんどんやってくれと
言う事であるし、その処刑される人物が権勢の座にあればあるほど拍手喝采となる。
その意味からしても、自民党の存在価値はスケープゴートであり、官僚同様首を斬られる為だけに
今や存在していると言っても過言ではない。
これは多くのメディア人が密かにやりたかった事だ。
のであり、それを一時の好奇心の充足でかわした事は誠に遺憾なのだ。
同時に、民主党にとって数を頼める以上困った時の人民裁判は改革の名の下に行えるから
非常に有効であり、かなりの長期間に渡り政権維持を行うだろうと思われる。
つまり、本来の改革の為ではなく自分達の政権維持の為に生贄を求め国民の批判をかわす
手法に依存せざるを得なくなっている。
同時にその巨体を維持出来ずに苦しんでいるメディアも同じ立ち位置だ。
だから、民主党とメディア各社はその目指す方向性が奇しくも一致したのであり
その為に民主支持放送が際限なく流れる事になる。
しかしそれが国益にとってどうなのか・・・その検証さえ不可能となれば一体誰が
批判するのか・・・
小沢に擦り寄っていさえすれば自らの立場は温存出来るとして、組織さえも様々な
スキャンダルを小沢に届けている。
これは自民党と地方議員にとっては余りに恐ろしい爆弾であり、国会で追及しても
それを持ち出されて公開処刑されるかもしれないとなれば追求の手は緩んでしまう。
自民党はそこまで落ちたのだ・・・組織さえ見捨ててしまっている。
数少ない利権を頼りに、或いは名目的な野党として、国会の添え物として生きる他無いのか・・・
既に、モラトリアム法の影響で新規融資は行われなくなっている。
同時に信用収縮も起きていて、年末に手形を割れない騒ぎは至る所で起きてしまうだろう。
含み損を抱えて、しかも不良債権は増えて銀行は年度末を迎える話だ。
加えて、民主党政権の最大の特徴は産業政策が皆無である事で、その結果国家を成長させる
方策が無いまま処刑に勤しんで支持率は高いままとの不幸な状態が続く事になるだろう。
本来望ましいのは各産業分野毎の成長政策であり、その支援に金が幾ら掛かりますかと・・・
金で無ければ何をすれば良いですかとの立案であり、あんな仕分けをするよりも
アイデア会議を大きな会場でやってそこで投資を募った方がよほどましなのだ。
鳩山は金持ちだが実は経済感覚がまるで無い・・・と言うか、生活反応がまるで無い男で
一人前三万円の会席料理も五百円のハンバーガーも一緒なのだ。
その様な生活実感の無い人物が総理大臣である事に恐怖を覚えるのは自分だけではあるまい。
そして、地方からの切実な声さえも民主党の党中央でフィルターに掛けられてしまう事に
本格的な地方に対する踏み絵が始まったなと言う感を強くする。
まるで経済がわからない恐ろしい政権・・・それが鳩山政権であり
それを支えるのがこれまた庶民感情を全く有しないメディアなのだ。
もはや製造業は出せないよ。
それだけに、余計内容が刹那的であるし、勝谷等はスポンサーに直立不動だそうだ。
同じ様な事をするのを列記すると、おかしな帽子を被るI、歌手のW
役者のO、スポーツ上がりのF(特にこいつのゴマすりぶりは凄まじい)
お笑いは全てそうだね・・・
その様な連中を活かす番組なら、レベルが知れると言うものだよ。
やった事でこれも改革の姿勢の表れとご理解ください」だ。
これをテレビで流して終わりだろうね・・・涙を浮かべて、それほどまでに
改革をしなければならないのです・・・とね。
それで支持率は下がらないし、もしも母親が出て来ようものなら支持率は上がるよ。