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今月の売れ筋商品(試食感想等)・流通革新レポート

PosBankシニアアナリストの村上が、座長を務めます。(尚、POSBANKは、商標登録済みです)

今、テレビの放映内容とCMに大きな変化が!

2009年06月26日 | 流通新時代と企業革新  

 現在の不況下で【100年に1度の大不況といわれる・・・まだまだ、底が見えない為、予断を許さない】、
明るい話題がまったくない中で、社会の仕組みが小手先の対応でいびつな形に変化している、すなわち
負のスパイラルに入り込んでいる気がしてならないと感じているのは、私だけでしょうか?、政治しかり、
経済しかり、社会ルールや道徳、教育、その他全般にわたり、矛盾を感じざろう得ない状況が続いている。
 テレビの放映内容にも、大きな変化が起きている気がしてならない、

              ① お笑い・トーク番組
              ② 料理番組
              ③ ワイドショーやニュース番組

等の制作に余りお金のかからない番組が中心になり、だんだんマンネリになってきている、反面、TV・CM
に、内容の濃い、ストーリー性のものが多くなってきている、すなわち、CMを何回見ても、或いは、次は
どんな作品なのかなぁと言った興味を引く作品になってきていて、主客転倒のことが起こっている気がする。
 CMを見て、最近気がついたことがあります、

              ① 商品が売れにくくなっている分,CMの内容が充実している
              ② CMそのものがストーリー性やシリーズ化している
              ③ 食品系のCMが消費者の心を捉えている
である。
 このような目でCMをみていると、世相をよく反映しているのがわかる。

                          (すみません、ちょっとつぶやきです・・・T.M記)


今度こそ、プライベートブランド(PB)とナショナルブランド(NB)との本格的な戦いが!

2009年06月19日 | 流通新時代と企業革新  
 1970年代頃から、米国の大手流通業が独自の仕様でストアブランドと称して、品質が同等かそれ以上
で価格の安い商品が一大旋風を巻き起こし、流通業の発展に大きく寄与してきて、現在でも大手流通業
を初め、多くの流通業(ウォールマートやコストコ等)がプライベートブランド(PB)を持って、現在でも事業
を行っている。
 一方、日本では1980年代にダイエー(セービング)を始めとして、スーパー業界(GMSやSM)がこぞっ
て、プライベートブランド(PB)に凌ぎを削っていたが、当時は3流メーカーしか相手にしてくれず『安かろう、
悪かろう』や『安ければ売れる』を基に、顧客ニーズを無視し、売り手の利益優先であり、消費者に商品が
なかなか受けいれられなかったが、一部、中身を入れ替える商品(醤油等)のみ売れた。
 その後、西友が【訳あり商品】をベースに【無印良品】のプライベートブランドで、食品から見かけは悪い
が品質保証で低価格を実現した、そして、シンプルを基調として衣料から、家具、家庭雑貨までを開発し、
単独店の出店、更にチェーン展開と進んでいく。
 その間、他の流通チェーンも各種のプライベートブランド(PB)を開発するが、なんとなく地味な存在に終
始していた、昔、スーパーの事を、スーと出来て、パーっと消えるの例えがありましたが、プライベートブランド
(PB)も同様のことでありました。
 ところが、この大不況が長引くにつれて、流通業界の再編成も進み、2大勢力(イオングループとセブン
&アイホールディング)になり、イオングループでは、【トップバリュ】を、セブン&アイホールディングでは、
【セブンプレミアム】が、消費者に受け入れられるようになってきている。
その理由は、
   ① ナショナルブランド(NB)と同等かそれ以上の品質の確保(トップメーカーに商品開発を委託) 
   ② ナショナルブランド(NB)と較べて価格が2~3割安い(宣伝費や包装等経費削減等)
   ③ 商品数が数千アイテムに増え、食品から日用品、そして衣料品までラインナップされている
であり、本格的に、プライベートブランド(PB)とナショナルブランド(NB)の戦いが始まった。
【 安心・安全・信頼のストアブランドが確立し、低価格でNBとの戦いに挑む 】

 追伸)  セブン&アイホールディングのザ・プライスでは、【The PRICE】の低価格PBの展開を始めた。
       (やはり、訳有商品と明記して、品質は同等のものをより低価格を実現…NBと較べて5割引も)
      (T.M記)