
ドイツといえばやっぱり・・・ビールでしょう!
研修ツアー中、毎日飲んでました(^^ゞ
今回はそんなビールの紹介を・・・
とはいっても、選んで飲めるほど時間もなかったので、あくまで飲んだ「種類(スタイル)」の紹介ですが
殆どはお店で飲んだんで・・・
※文中に誤り等ありましたらご指摘下さい♪
1.レーヴェンブロイ(LÖWENBRÄU):メーカー名
ドイツに来て、デュッセルドルフで初めて飲んだのがこれでした。
そして、道中で唯一メーカーがわかるビールです。
日本のビールと同じ黄色、透明な外観なんですが、味は苦みがすくなくスッキリ!!
その旨さにいたく感動して、写真を残してました(この記事のトップ写真)
帰国してから調べたら、スタイルはピルスナーでミュンヘンのビールらしいですね
日本でもアサヒビールがOEM生産しているとか(味は違うらしい)
ここで1つウンチクを・・・
元々ビールはメソポタミア文明の頃からエール(上面発酵)の製法だったんですが、15世紀後半に偶然からドイツでラガー(下面発酵)という製法が生まれたんです。
19世紀後半にモルト焙煎技術が発達し、淡色のモルトが出回るようになった頃、チェコで生まれたのがラガービールの傑作「ピルスナー」なんです。
日本のビールは殆どこの「ピルスナー」です。
2.アルトビール(Alt Bier)
↓資料写真(写真を撮る間もなく夢中で飲んでました)

上記「LÖWENBRÄU」でドイツビールの旨さに衝撃を受けた日の夜、たたみかけるように衝撃を与えたのが、デュッセルドルフの「シューマッハー」で飲んだ「アルト・ビール」でした
「アルト・ビール」はデュッセルドルフの地ビールで、外観は赤茶色で丁度普通のビールと黒ビールの中間くらいの色なんです。
一緒に行った人によると、この「シューマッハー」ででてくるビールはこのビヤホールの地ビールで、天然の地下冷蔵なんだそうです。
味は・・・絶品です!!
この旅行中飲んだ中では間違いなくNo.1です!
香りもいいし、飲みやすいし・・・、なにより天然冷蔵なので適温なんですね!
しかも、グラスが空いたり空きそうになると、店員さんが新しいビールを置いていってくれる。
いわば「わんこビール」状態ですねw
気が付いたらショートグラスで5~6杯・・・いやそれ以上かも、飲んでました(^^ゞ
ここでも1つウンチクを・・・
「アルト・ビール」の「アルト=Alt」はドイツ語で「古い」の意味があり、古くからの醸造法を意味しています。
つまり、エール・ビールなんです。
もちろん19世紀後半にモルト焙煎技術が発達し、淡色のモルトが出回る前ですので、茶褐色の外観なんです。
古くからの伝統的な手法とモルトを守っているんですね。
「アルト」は上面発酵(エール)ながら下面発酵(ラガー)タイプのような低温熟成を行うため、上面発酵と下面発酵の中間の特徴を備えており、通常の上面発酵ビールよりも発酵由来の果実香が抑えられています。
香りがほどよく、すっきりしているのはそのためですね!
なお、「シューマッハー」は英語でいうところの「Shoe Maker」、ようは靴屋さんですね
この店は昔は靴屋さんだったとか?
F1のミハエル・シューマッハーはこの店とは全く関係はないようですが、先祖は靴屋さんかもね?
それで思い出しましたが、ミハエル・シューマッハは昔、ドイツ読みの「ミヒャエル」と呼ばれるのが嫌で、記者に英語読みの「マイケル」と呼んでほしいと言ったらしい
でも、みんなずーっと「ミヒャエル」と呼んでたとかw
3.ケルシュ・ビール(Kölsh Bier)
「アルト・ビール」ですっかりドイツビールの虜になった翌日の夜、宿のあるケルン市のビヤ・ホールで飲んだのが「ケルシュ・ビール」です。
ケルンの地ビールで、ストレートグラスで出てきます。
アルトビールと違い、黄色で透明な外観です。
でも、香りがよく、程よい苦みでおいしいです。
ワタシは「アルト」の方が好きですけどね
さらにウンチクを・・・
実は「ケルシュ・ビール」も「アルト・ビール」と同じ、エール・ビールなんです。
しかし、ケルシュ・ビールは黄色で透明な外観。
つまり、19世紀後半以降に「あえて」古い製法で作られたビールなんですね。
4.ヴァイス・ビール、ヴァイツェン・ビール(Weisen Bier)
←またも資料写真
上記、ケルシュと同じ店で飲んだのが、「ヴァイス・ビール」です。
ケルンからベルリンに移動した夜、レストランで飲んだのが「ヴァイツェン・ビール」です。
この二つは同じだという資料もありますが、中には小麦の配合が違うという資料もあるので、区別がつきません。
しかも、ケルンで飲んだ時は、自分でメニューを見ていないので、わかりません
特徴が似ていたので、同じものとして紹介します(^^ゞ
外観は薄い黄色なんですが濁りがあり透明ではありません。
「アルト」や「ケルシュ」に比べると結構香りが強くてクセがあるんで、苦手な人も多いかもしれません。
しかし、慣れるとはまります!
ちなみにワタシはケルンで飲んだときはダメでしたが、ベルリンで飲んだときにそう感じました。
一緒に行った人達でも、「ヴァイツェン」ばかり飲んでた人もいました。
しつこいようだが、ウンチクを・・・
「ヴァイツェン」は使用するモルト全体のうち、一般的に50~70%程度が小麦モルトです。
小麦のモルトにはタンパク質が多く含まれており、浮遊する酵母とこの小麦モルトのタンパクによって濁りがもたらされます。
ちなみに「ヴァイツェン」もエール・ビールです。
強い香りはエールビールの製造の過程で発酵生成物としてエステル化合物ができやすいからで、発酵温度が関係しています。
「アルト」が程よい香りだったのは、その為ですね
まだ途中なんですが、思ったよりも膨大になってしまったので、次回へ続きます。
研修ツアー中、毎日飲んでました(^^ゞ
今回はそんなビールの紹介を・・・
とはいっても、選んで飲めるほど時間もなかったので、あくまで飲んだ「種類(スタイル)」の紹介ですが
殆どはお店で飲んだんで・・・
※文中に誤り等ありましたらご指摘下さい♪
1.レーヴェンブロイ(LÖWENBRÄU):メーカー名
ドイツに来て、デュッセルドルフで初めて飲んだのがこれでした。
そして、道中で唯一メーカーがわかるビールです。
日本のビールと同じ黄色、透明な外観なんですが、味は苦みがすくなくスッキリ!!
その旨さにいたく感動して、写真を残してました(この記事のトップ写真)
帰国してから調べたら、スタイルはピルスナーでミュンヘンのビールらしいですね
日本でもアサヒビールがOEM生産しているとか(味は違うらしい)
ここで1つウンチクを・・・
元々ビールはメソポタミア文明の頃からエール(上面発酵)の製法だったんですが、15世紀後半に偶然からドイツでラガー(下面発酵)という製法が生まれたんです。
19世紀後半にモルト焙煎技術が発達し、淡色のモルトが出回るようになった頃、チェコで生まれたのがラガービールの傑作「ピルスナー」なんです。
日本のビールは殆どこの「ピルスナー」です。
2.アルトビール(Alt Bier)
↓資料写真(写真を撮る間もなく夢中で飲んでました)

上記「LÖWENBRÄU」でドイツビールの旨さに衝撃を受けた日の夜、たたみかけるように衝撃を与えたのが、デュッセルドルフの「シューマッハー」で飲んだ「アルト・ビール」でした
「アルト・ビール」はデュッセルドルフの地ビールで、外観は赤茶色で丁度普通のビールと黒ビールの中間くらいの色なんです。
一緒に行った人によると、この「シューマッハー」ででてくるビールはこのビヤホールの地ビールで、天然の地下冷蔵なんだそうです。
味は・・・絶品です!!
この旅行中飲んだ中では間違いなくNo.1です!
香りもいいし、飲みやすいし・・・、なにより天然冷蔵なので適温なんですね!
しかも、グラスが空いたり空きそうになると、店員さんが新しいビールを置いていってくれる。
いわば「わんこビール」状態ですねw
気が付いたらショートグラスで5~6杯・・・いやそれ以上かも、飲んでました(^^ゞ
ここでも1つウンチクを・・・
「アルト・ビール」の「アルト=Alt」はドイツ語で「古い」の意味があり、古くからの醸造法を意味しています。
つまり、エール・ビールなんです。
もちろん19世紀後半にモルト焙煎技術が発達し、淡色のモルトが出回る前ですので、茶褐色の外観なんです。
古くからの伝統的な手法とモルトを守っているんですね。
「アルト」は上面発酵(エール)ながら下面発酵(ラガー)タイプのような低温熟成を行うため、上面発酵と下面発酵の中間の特徴を備えており、通常の上面発酵ビールよりも発酵由来の果実香が抑えられています。
香りがほどよく、すっきりしているのはそのためですね!
なお、「シューマッハー」は英語でいうところの「Shoe Maker」、ようは靴屋さんですね
この店は昔は靴屋さんだったとか?
F1のミハエル・シューマッハーはこの店とは全く関係はないようですが、先祖は靴屋さんかもね?
それで思い出しましたが、ミハエル・シューマッハは昔、ドイツ読みの「ミヒャエル」と呼ばれるのが嫌で、記者に英語読みの「マイケル」と呼んでほしいと言ったらしい
でも、みんなずーっと「ミヒャエル」と呼んでたとかw
3.ケルシュ・ビール(Kölsh Bier)
「アルト・ビール」ですっかりドイツビールの虜になった翌日の夜、宿のあるケルン市のビヤ・ホールで飲んだのが「ケルシュ・ビール」です。
ケルンの地ビールで、ストレートグラスで出てきます。
アルトビールと違い、黄色で透明な外観です。
でも、香りがよく、程よい苦みでおいしいです。
ワタシは「アルト」の方が好きですけどね
さらにウンチクを・・・
実は「ケルシュ・ビール」も「アルト・ビール」と同じ、エール・ビールなんです。
しかし、ケルシュ・ビールは黄色で透明な外観。
つまり、19世紀後半以降に「あえて」古い製法で作られたビールなんですね。
4.ヴァイス・ビール、ヴァイツェン・ビール(Weisen Bier)

上記、ケルシュと同じ店で飲んだのが、「ヴァイス・ビール」です。
ケルンからベルリンに移動した夜、レストランで飲んだのが「ヴァイツェン・ビール」です。
この二つは同じだという資料もありますが、中には小麦の配合が違うという資料もあるので、区別がつきません。
しかも、ケルンで飲んだ時は、自分でメニューを見ていないので、わかりません
特徴が似ていたので、同じものとして紹介します(^^ゞ
外観は薄い黄色なんですが濁りがあり透明ではありません。
「アルト」や「ケルシュ」に比べると結構香りが強くてクセがあるんで、苦手な人も多いかもしれません。
しかし、慣れるとはまります!
ちなみにワタシはケルンで飲んだときはダメでしたが、ベルリンで飲んだときにそう感じました。
一緒に行った人達でも、「ヴァイツェン」ばかり飲んでた人もいました。
しつこいようだが、ウンチクを・・・
「ヴァイツェン」は使用するモルト全体のうち、一般的に50~70%程度が小麦モルトです。
小麦のモルトにはタンパク質が多く含まれており、浮遊する酵母とこの小麦モルトのタンパクによって濁りがもたらされます。
ちなみに「ヴァイツェン」もエール・ビールです。
強い香りはエールビールの製造の過程で発酵生成物としてエステル化合物ができやすいからで、発酵温度が関係しています。
「アルト」が程よい香りだったのは、その為ですね
まだ途中なんですが、思ったよりも膨大になってしまったので、次回へ続きます。
http://www2a.biglobe.ne.jp/~nasu/eat/beer/menu.html
ちなみに、那須高原ビールのヴァイツェンは飲んだことがありますが、美味しかったです。ちなみにベルギービールも好きですが、ポールさんのように生粋のビールをいろいろ飲んで歩くのも楽しそうですね♪
ちなみに、ドイツ人はぬるいビールでも平気で飲むのですか?日本人はだめですよね~(失礼か(^^ゞ)
でも、おいしかったですよ
たぶん、日本のビールと違って苦みが少ないからじゃないでしょうか?
炭酸も低めですし、喉ごしを楽しむのではなく、味と香りを楽しむんでしょうねぇ~
それと、日本のビールはピルスナー=ラガービールですよね
ラガー酵母は、15世紀後半に寒いドイツで冬の間保存しておいたビールを春に出してみたら妙にうまかった、ということで発見されたタイプのビールの酵母です
したがって5度Cという寒いところでも発酵する酵母なんですが、そのへんとも関係あるのかも??