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しずくな日記

書きたいなあと思ったときにぽつぽつと、しずくのように書いてます。

学校の怪 その2 ほん怖編

2011-12-17 11:30:40 | 日記
学校の怪といえば、やはり怪談系だ。
学校の怪をシリーズ化するなら、やっぱりこれははずせないだろう。


うちの学校は新しくもないけど、そんなに古くもないからか、
七不思議系のまとまった『伝説』はないのだけど、
どこの学校にでもあるだろう、

①トイレに出る
②夜の廊下を、下半身のない女の人がさまよっている

等はある。特に②は、夜の学校に生徒は絶対にいないにも関わらず、
なぜかまことしやかに過去の先輩たちから語り継がれている。
私は見た!と引かない生徒もいて、いつ見たの?とかるくつっこむと、
放課後!
というけど、放課後なら目撃者多数のはず。そう言うと、
見える人にしか見えない!
と、もはや妖精的な扱い。

そういう一般的な怪談は別として、本気の『怪』は確かに存在してる。
だいたい学校って、いわくつきの土地の上に建てられることが多いと聞く。
病院だったとことか。人の念は残っているだろう。前任校がそうだった。

前任校では、敷地内に私の苦手な鉄塔があった。
そんなもの学校内に・・・と思うけど、いろいろ立地的に仕方なかったんだろう。

その鉄塔の周囲を黒い影が走るという目撃情報が多数あった。
運動部がその鉄塔の周囲で活動しているのだけど、
夕方の下校時刻、人の少ない時間帯に目撃されていて、怖がる生徒も多かった。
また、その鉄塔がちょうどみえる廊下のつきあたりに、全身がうつる姿見の鏡があって、
そこに変なものがうつることがある、というのもよく言われていた。
その姿見は、耐震工事の時にさりげなく取り外された。

祖母・母・子の三代で霊感が強くて、学校に常に数珠をしてきていた子がいたのだけど、
その生徒は、白いのはいいやつだけど、黒いやつは良くないやつ、
学校のやつは怖い奴だよと言ってた。

たしかに鉄塔の周囲で、家庭科の先生と2人で私も恐怖体験をしたのだ。
ツイッターでも書いたことはあるけど、それはまた別の回に書くことにする。
だからたぶん、あそこにはなにかいた。

同じく前任校で。
美術室の隣に準備室があって、赴任したばかりのときに、なんとなく気持ち悪いな、
と思ったけれど、物があふれているからだろうと思い、がさっと物を捨ててみた。
ガランとすれば気持ち悪さも消えるだろう、ポットでも置いてくつろぎスペースにと思っていたけど、
ガランとさせても、なぜか居心地悪さは消えなかった。やっぱり物置にした。

少し経って知ったのだけど、美術部の生徒の中では伝統的に、
あの準備室はやばい、というのが言い伝えられていて、
古い感じの服を着た小さな女の子が、ときどき準備室から美術室を覗いている、という噂があったらしい。

夏休み、お盆前に部活をしていた。隣の音楽室にいつもいる吹奏楽部も休みで、
学校中がシーンとしている曇り空の、午前中なのに薄暗い日、
来た生徒も3~4人くらいで、なんとなくさみしくてラジオをつけていた。
振動でラジオの受信状況が悪くなることがあるから、その時もそうかと思った。
突然、ざあざあといいだしたラジオから、
きゃあーーーー
と、いう音。どうひいき目に聞いても、女の子の甲高い声に聴こえた。気持ち悪い。
ラジオのチャンネルを調節しようとしたが、甲高い声がどうやっても消えないのだ。

生徒が不安そうな顔になる。仕方ないのでラジカセのプラグを抜いた。
どっちみちもう終了時刻だったから、早々に片づけさせて生徒を帰らせた。

生徒の帰った後のガランとした美術室で、
準備室の方が気になって仕方がなかった。ラジオは準備室の出入り口付近に置いていた。


いたずら成功!と笑っている女の子の顔が、こちらを覗いているかもしれないと思ったので。


時期的に学校の怪を書くには外れてるから、あえて書いてみた。
これをお盆の時期とかに書いちゃうと、
自分的に職場が怖くて仕方なくなっちゃうよ。


人の多くいるところ、人の残存思念もたくさんあるだろう。
それが形になってさまよっていても、まあ不思議ではない気もする。





















ともかくのりきれ! 面談週

2011-12-17 02:15:05 | 日記
面談2日目はハードなメンバー勢ぞろい。
課題未提出常習者、クラスメイトとのトラブル常習者などなどなど。
学習面もうちのクラスは結構やばいけど、生活面でも面談で言わなきゃいけないことは多い。

保護者の方は、自分のお子さんを大切に育ててこられたわけだから、
こちらも下手なことは言えない。言い方ひとつでそれこそ大トラブルになる。
面談はメンタル的にも体力的にも辛い。

1時間ずつ全ての学年の授業があって、砂絵→篆刻→ドライポイントと、
砂と石の粉と、最後はインクと格闘して午前中でもうくたくた。

オレンジジュースで気合いを入れて、
今日のおやつがワッフル(いろんな種類がある!ショコラがいい!)なのを確認して、
いざ教室へ。

今日は10人。
あたりまえだけど、母と子って、顔もそっくりだけど仕草や話し方も似てる。
面白いな~と親子を目の前にして思う。子どもって、親の完全コピー。

昨日は、教室へいらっしゃったときから子どもと険悪なムードだった親もいて、
超不機嫌な保護者を前に、私があせあせしながらしゃべる場面もあったけど、
今日はそれはなかった。でもまあ、いろいろ要求は出てくる。

うちの学校は運動部がわりかし厳しいんだけども、
「高校見学のために文化祭を見に行くのに部活を休ませてください、と言ったら、顧問の先生に変な顔をされたみたいで。
そういう自由を子どもに与えてください。」と。私に言われてもちょっと困る。
チームスポーツだと、なかなかね。一人休むときついものがあるから。
それに文化祭って、確かに高校の雰囲気はわかるけど遊びに行くって思われても仕方ないし。
普通の時にいった方が、高校のことはわかるかも。

とは言えないので、とりあえず顧問の先生にお伝えしておきます、と言っておく。

顧問の先生にお伝えしたら怒るだろうな・・・と思ったけど、そこは約束もしたのでお伝えする。
・・・やっぱ大激怒。はあ。

アラウンドモンスターな保護者はいるけれども、比較的静か。
発達障害についてのご本を「クリスマスプレゼントです。学年の先生方で読んでください。」と2冊いただく。
勉強しろってことね・・・。ありがたく頂戴する。

こういう保護者の方とも、冷静にお話ができるようになってきた。成長したかな私。

成績がガタ落ちしてて、休みがちな生徒。高校進学がこれだとやばい。
保護者の方に、いろいろお伝えしなくてはいけない。厳しい話は辛い。
時間になってもいらっしゃらないので、ぼんやりとストーブにあたっていると、
外が真っ赤。
窓を開けると、夕日がすごいことになっていた。燃える大きな火の球。
急いで職員室まで降りてカメラを持って上がって、ぱちぱち撮っていたら、面談の方がいらっしゃる。
あまりの夕日の美しさと壮大さに、
「夕日がすごいんです!」とベランダに連れて行って、夕日をしばし鑑賞。
その後の面談は不思議とスムーズで、前向きな話にもなって良かった。
夕日のおかげで、相手の気持ちも私の緊張も緩んだのかも。

ラストの保護者さんは同業者。遅い時間を希望する方はだいたい同業者の方。
お互いの気持ちがよーくわかる。意気投合して面談終了。

今日は元同僚3人とのクリスマス会っていうかまあ忘年会。
急いで大幅遅刻していくと、私の分のお鍋はしっかり取っておいてくれた。
プレゼントは、足裏のマッサージの機械とマグとお菓子をいただく。
1000円以内で、結構素敵なプレゼントになるのね。
楽しく笑って近況報告。

終わりよければすべてよし。でもこれから徹夜でステンドのカッパーを巻くの!