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しずくな日記

書きたいなあと思ったときにぽつぽつと、しずくのように書いてます。

怖いもの百景

2011-12-09 23:46:14 | 日記

さっき、ツイッターでフォローしている方が鉄塔の写真をUPされていた。
それで思いだした。私は鉄塔が苦手だった。
というか、大きいものが苦手だった。

小学生の時、『通学路で怖いスポット』が2か所あった。
そのひとつが『鉄塔が見える道』。

実家から少し離れた場所に発電所があり、その周辺の田んぼの中から、巨大な鉄塔がにょきっとたくさん生えていた。
小さい頃、田んぼのあぜ道が通学路で、その巨大な鉄塔がおもいっきり見える場所を通らないと帰れなかった。
なんとかそちらの方向を見ないように見ないように!とあわてて帰った。友達がいるときは気が紛れたけど、
一人だとほんとに怖かった。

もうひとつが、『キツネ顔の山肌』。
ビルなどなく、地平線まで見えそうなひたすら続く田んぼ道、はるか遠くの山々が見える。
その山の一つに、木を伐採して山肌が見える山があった。
その山肌の形が、どう見ても目のつりあがった巨大なキツネの顔に見えたのだ。これは怖い。
しかも、ずっとこちらを見てるような気がするのだ。(走っても、見えている月がついてくるような気がするように。)

田んぼ道を、顔を伏せてひたすら走って帰った。
しかし、中・高校生になると、そんなことを感じている暇もなくなっていた。だからずっと忘れていた。

美術科初任のとき、授業で「幼い頃の感覚を絵にしてみよう」という課題に取り組んだことがある。
暗闇から何かがのぞいている、友達と遊んでいて、知らない子がいつの間にか混じっている、
音楽室のバッハの肖像画の目は確かに動いた・・・。
星新一さんの小説に、地球から宇宙に『堕ちて』いくという話があった。それを読んだ後はしばらく空が怖かった。
幼い頃は、世界が謎に満ちていて、異次元への扉がそこらじゅうにあるような気がする。
それを絵にできるか、やってみたかったのだ。
しかしこれは難し過ぎた。勇み足だった。

中学生ともなると、そんなことは忘れてしまうのだ。感じていたことはあっても、遠い記憶の彼方。
イメージスケッチで時間がかかりすぎ、制作での時間がほとんどとれなかった。


なんだかとりとめがなくなってしまった。
想像の世界に行かなくても、怖いものは今では現実にいっぱいある。



働く!生徒たち

2011-12-09 06:33:50 | 日記
家に帰りつくのがやっとだった。
洋服を着替えて、お風呂と歯磨きで、バタン。
・・・ご飯を作る元気もなかった。
で、今やっと起床。あと1日、頑張ろう・・・。

昨日。底冷えする雨模様。
福祉体験2日目が終了して、生徒たちが続々と学校に帰り、チェックを受けて下校する。
学校内にはいたものの、寒くて仕方ない。途中からひどい腹痛も。
生徒が全員帰った後も打ち合わせがあるので帰れず。
施設からの報告を、先生たちは聴いているのでそれを報告する。

私が訪問した施設では、園児のためのお菓子を間違って食べてしまった生徒がいたり、
紙芝居を読む声が小さくて早口で注意されたり。また、自分から園児や利用者さんに
話しかけることができずもじもじしていたり。

まあ、中学生で場慣れしていないので・・・。これからの課題です。

私が訪問したところではないけど、
職員の方が申し訳なさそうに、
「いやあ、よくがんばってくれるんですけど・・・、お昼御飯をすんごい食べるんです・・。」
と困ってたとのこと。男子7人が、職員さんの分までお昼を食べてしまったらしい。
支払っているお昼御飯代の2倍以上は食べていたらしい。

食べざかりとはいえ。ちょっとは遠慮しろよ・・・。
これも社会勉強である。「遠慮」という配慮。

でも一番大変だったのは、家を出たのにこない!
が、一人いたこと。逃亡。
先生方がいろいろ探したり連絡してみたものの、最後までどこに行ったかわからなかった。
今日、どんな顔して学校に登校してくるのだろうか・・・。

身体も神経も疲れきって早退、も、うちのクラスに2人いた。

今日は1日中、事後学習。子どもたちの報告や考えたことが聴ける。
どんなことを感じ、考えたのか。体験学習の成果が見える。
楽しみだな。