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parismaris's days*

好きなこと、楽しいこと、わたしらしいこと。

ロータックワンピース (森の家@トルコオーガニックコットン)

2023-09-07 | 手しごと 【おとな服】
まだまだうんざりするほどに暑いけれど、夕暮れ時から鳴き始める虫たちの声や、高くなった青空、そして夜半から早朝にかけて緩やかに吹く涼しい風に、秋のはじまりを感じるようになりました。


…と、なると。

涼やかさを演出する透け感や、爽やか元気なビタミンカラーを身に着ける気分ではなくなり、秋めいたものが着たくなります。

でも、残暑は厳しすぎる…!


ということで、夏の生地で半袖で、色柄だけが秋っぽい洋服を作りました*




縫ったのは、ローウエストのタックワンピース。

とても着心地がいいので、もう何着も作っているかたちです。




今回、こだわってみたのは、ここ。

…わかります?
これは左胸のズーム画像なのですが…小さなポケットがあることが。

ミリ単位でこだわって、柄合わせをしてみました(笑)

(ほら、ヘルニアのせいで外出できなくて、時間だけはたっぷりあるから…w)




ハンカチーフ風に、はぎれを入れてみました。
これでわかるかしら。

飾りポケットなので、車のリモコンキーが入る程度の大きさです。



*うしろ*

生地は、『TRUECOTTON』の銘が入った、トルコのオーガニックコットン。
それを日本で紡いで、プリントしたものです。

60ローンなので薄手で、ふんわりと軽く、とても肌あたりの優しい生地です。




柄は、こんな感じ。

森の中の、赤い屋根の家々がかわいいでしょ*


ヘルニアを患ってからというもの、痛みに襲われると所かまわず座り込むので、ここしばらくスカートが穿けませんでした。

それがずいぶんと良くなって、まだ痛み止めの服用は必須だけれど、杖なしで歩けるようになったし、家事も庭仕事も工夫次第で不自由なくこなせるようにもなりました。


あー…よかったよぉぉぉ😭 
ほんとに一時は、激痛で立つことも歩くこともできなくて、どうなることかと思いました。


痛みから完全に開放されるにはまだしばらくかかるとのことですが、このワンピースを身に着けて、ゆるゆると躰慣らしをしていきます*


ドルマンスリーブ・ブラウス (クラシックカー@コットンレーヨン)

2023-08-29 | 手しごと 【おとな服】
ヘルニアのせいで、全然!まったく!少しも!お出かけできません。

…いや、お出かけどころか、自宅の1階と2階とを行き来するのにも四苦八苦していて(手すりに縋りついて上り下りしてます…)、もっぱら痛み止めに頼って生きています。


それでもひと月が経ち、治療の甲斐もあって、ずいぶんと病状が和らいできました。

なので、ここまでの痛みと自宅籠りの閉塞感とで鬱々としていた気分を打ち払うために、久しぶりにソーイングルームに入って、縫い物に打ち込みました。




縫ったのは、私の夏の定番、ドルマンスリーブのブラウスです。

生地は、レーヨンが混紡されている綿ローン。
少しトロみがあって、しなやかな布です。



*うしろ*

珍しいクラシックカーの絵柄が、おもしろいでしょ*

ただ、その柄がやや大きめなので、ブラウスに仕立てたときのバランスが心配でした。

…が、問題なさそうですね。 よかった♪




濃いベージュ色の服ってあまり着ないので、ちょっと新鮮。

まだまだ猛烈に暑いけれど、透け感のあるものや、ビタミンカラーのものは身に着ける気分ではなくなる、これからの季節にピッタリな服になったかなと思います。


* * *

話は戻りますが、腰椎のヘルニアのおはなし。

未だ痛みに耐える日々ですが、座っていれば腰にも足にもほぼ痛みは感じないので(だからミシンも踏めた)、車の運転に支障がなかったことが幸いでした。

おかげで、日常の買い物などには、最低限ではありますが出られています。
(歩行には杖が必要だけど)


ここ最近は、庭にも出ています。

重いジョウロはまだ持てないけれど、ホースを引きずって水遣りするくらいは、できるようになりました。

炎暑のさなかではありますが、緑の中にいると気持ちが軽くなって、精神的にとても助けられています。


お盆には、妹ファミリーが帰省してきました。

元気すぎる8歳の甥と5歳の姪とにもみくちゃにされましたが、妹が前もって「ネェネは足が痛いんだからね!!」と言い聞かせておいてくれたおかげで、ふたりとも無茶をすることなく接してくれたので、こんな躰でもなんとか遊び相手を務めあげることができました(笑)


自由奔放で我が道を突っ走る姪を観察するのがおもしろくて、彼女の一挙手一投足に驚いたり、感心したり、大笑いしたり。

甥は変わらずおおらかで屈託のない少年で(学校ではいろいろとやらかしているようですが・笑)、「ネェネと遊びたいの!」と言いながら私の後ろを金魚のフンのようについてまわるのが、また可愛くて*

私とお菓子作りをするのが楽しみで来る彼のために、今回は母がパン生地を作ってくれたので、ふたりでいろんなかたちにしたり、甥のアイディアでレーズンやチョコチップや粒あんを包んだりして、焼き上げました。

みんなでハフハフ言いながら熱々を食べましたが、なかなか美味しかったですよ*


彼らの成長ぶりに目を細めつつ、久しぶりに幾度も声を上げて笑えた、しあわせな一日でした。
(母も私も、翌日は魂が抜けたみたいになったけど!笑)


ドルマンスリーブ・ブラウス (アーティスティックプリント@綿ローン)

2023-07-15 | 手しごと 【おとな服】
真夏へのカウントダウンが始まりました。

それにともなって、身に着けるものに求めるぶっちぎりの筆頭が、『涼しさ』となりつつあります。

(梅雨生まれだけど、暑いの嫌い、夏嫌い…大嫌い…)


…ということで、久しぶりに針を持ち、涼しい夏服を縫いました*



自分で作る自分服のうちで、夏と言えばコレ。

どんな服よりも涼しくて動きやすい、ドルマンスリーブのブラウスです。


生地は、イタリア製の綿ローンプリント。

極細の糸で織られている極薄の布で、綿菓子のように軽くてふわっふわです*

そこに、外国の街の様子が、ペン画ふうでアーティスティックに描かれています。




太いカラーペンでちょんちょんと乗せただけのような色付けが、とても好き*

街角に立ってささっとスケッチブックにペンを走らせた画家が、備忘録代わりの色や文字をカラーペンで走り書きしたかのようで、その物語性あるデザインに心惹かれました。



*うしろ*

私は躰が大きくて背中も広いので(苦笑)、それが少しでも目立たぬように、柄の重心が上部にくるように裁ちました。
(涙ぐましいほどの、微々たるこの努力…w)




こんなふうに、最近ヘビロテしている、パラシュートタイプのカーゴパンツと合わせるつもりです。

靴とバッグを変えれば、もっとラフにもできそうですね*


蝉も鳴き始めたことですし、さぁ、まもなく夏本番です。

苦手な暑さを少しでもやわらげられるように、今夏も、お気に入りの生地で涼しい服を作っていきましょー!


ドルマンスリーブ・ブラウス (『thoroughbred』@ミナペルホネン)

2022-07-17 | 手しごと 【おとな服】
上質で楽しい絵柄の生地を手に入れたので、夏のお気に入りである、ドルマンスリーブのブラウスを縫いました。



生地は、ミナペルホネンの『thoroughbred (サラブレッド)』。

ややとろみのあるリネンジョーゼットで、とてもしなやかです。


これね、こうやって遠目に見ると、真四角が連なるチェック模様のようでしょう?
でもね…




実は、馬!
馬(サラブレッド)の横顔なんです*

この色合いと、図柄のおもしろさにひと目でココロを射抜かれて、私史上もっとも単価の高い生地ではありましたが、即決購入。


一見、こどもっぽくも思えるイラストですけれど、よく見ると、笑みのない馬の目がなかなかにシュール。
おまけに視線がバッチリ合うという(笑)

色も、地色を含めてわずかにくすんだ色調なので、若くはない私でも抵抗感なく着られます。


初手にハサミを入れる際は緊張でガクブルものでしたが(ノミの心臓なもので…w)、思い切って買って&作ってよかったです*




身頃と袖が一体のドルマンなので、服の中を風が通り抜けて涼しーい*

おまけに、汗をかいても肌に張りつくことのないリネンは、蒸し暑いこの日々にぴったり。



*うしろ*

とろみの中に、リネンらしい張りもある生地なので、裾の丸みもきれいに出ました。




コーディネイトの一例は、こんな感じ。

マットシルバー色の同型の靴も持っているので、それを合わせて、さらにカゴバッグも淡いグレーのものにしたら、もう少し落ち着いた取り合わせになりそうですね。


疫病の七度目の蔓延で、夏の『ちょっぴり遠出』の予定をことごとく諦めざるを得なくなり、気分がダダ下がり。

もうヤダ。
ほんとにヤダ…(´;ω;`)ウゥゥ

しかたがないので、また家に籠って、手仕事をして過ごします。

みなさんも、くれぐれもご自愛くださいね。


ドルマンスリーブ・ブラウス (レモン@綿ローン)

2022-06-10 | 手しごと 【おとな服】
目にも肌にも爽やかな生地を手に入れたので、夏の洋服を縫いました*



もう何年間も、何着も作っている、ドルマンスリーブのブラウスです。

涼しくて動きやすい、私の夏の定番服。



*うしろ*

パターンは既製品です。

…が、私の体型や好みに添うように、型紙・縫製方法ともに、一部アレンジしてあります。




生地は、綿ローン。
羽衣のように軽く、やわらかい生地です。

そこに、ラフな水彩タッチで描かれたレモンが、プリントされています。
爽やかなのに、ほどよくシックなこの色と柄とに、ひとめぼれしました*



ドルマンスリーブは、腕を上げたときに裾までいっしょに持ち上がって、お腹の脇がチラリと見えてしまいがちなのですが、これはその点、ノープロブレム。

秀逸なパターンのおかげで、ストレスなく気軽に着られて、ほんとうに重宝しています。




この型のブラウスは、だいたいいつもこんな感じで、超ワイドなデニムパンツと合わせて着ることが多いです。

裾に4か所の小さなタックが入っているので、何もしなくても裾がふんわりとブラウジングされて、楽ちん&かわいい*


今夏も酷暑になるようなので(いや、梅雨入り前なのに、もうすでに暑いし…)、このドルマンブラウスを量産して、できるだけ涼しく、そして目には楽しく、苦手な夏を乗り越えられるようにしたいなと思っています。


ロータックワンピース (スミレ@60タイプライター)

2022-04-27 | 手しごと 【おとな服】
大好きなスミレの模様の生地を手に入れたので、久しぶりに針を持って、洋服を縫いました*



もはや何着作ったか分からないほどお気に入りの、ローウェストのタックスカートワンピースです。


…ではありますが、今回は初めての試みとして、スミレ色の無地でパイピングコードを作り、襟元と袖口、そしてウエスト部分にアクセントを入れてみました。


結果、イメージ通りにできたとは思うのですけれど…縫う手間は倍で、面倒なことこの上ない!(苦笑)

丸いコードのキワをミシンで均等に縫うのが本当に難しくて、押さえ金を変えてみたり、ひたすらにしつけをしたりして、どうにか挟み込みました。



*うしろ*

生地は、コットン。
細番手のタイプライターです。

薄手で風合いも軽いのですが、織りの密度が高く、しなやかな中にほんのりとハリもあります。

なので、タックスカートのふんわり感がほどよく出るかなと思い、このパターンにしました。




地色は、クリームがかった淡いベージュ。

スミレの花以外にも、さまざまな春の花と思しきものが描かれています。



コロナ禍で外出機会が激減してからというもの、袖を通さずにシーズンを終える洋服がクローゼットに山積みで。
(新しく買い求めるのは部屋着ばかりで、ちょっと虚しい…)

それらを目にするにつけて、「あぁ、また今年もこれを着なかったなぁ…」などと思い溜息が出てしまって、どうにも服作りのモチベーションが上がらないままでいます。


それでも、生地との出会いは一期一会で、お手頃価格の気に入ったものを見つけた日には、このチャンスを逃すまじとばかりに買い求めるので、洋裁室の収納庫は今やパンク寸前。

…けれど、布地はどうやったって布地で。
そのままでは身に着けることも使うこともできないので、どうにかして形にしてゆかなければ…!と、いま本気で焦っています。


そろそろ半袖を縫い始める時季でもありますし、このGWは、晴耕雨読ならぬ晴耕雨『縫』で励みます…(*_*;


ドルマンスリーブ・ブラウス (@ソーダみたいな水玉)

2021-08-22 | 手しごと 【おとな服】
もう十日超ものあいだ、雨が降り続いています。

昨日は午前中の数時間だけ雲間から青空が見えましたが、またすぐに曇って、そのあとはずっと雨。

おひさまが長らく留守にしているせいか、気温もそこそこ低くて(湿度は高めですが)、あまり8月らしくない毎日です。


…ということで。
日課の庭いじりもできないので、ソーイングルームに引き籠って手仕事三昧。

雨が上がったあとの残暑を思い(また猛暑が戻ってくるんですって…)、風通しがよくてお気に入りのブラウスを、また縫いました*




ドルマンスリーブのブラウスです。

涼しいうえに動きやすいので、最近の外出時は(スーパーマーケットに直行直帰するだけだけど!)もっぱらこればかり。

なので、気ままにぼちぼち、量産中です。




生地は、かなり細手の糸で織られた綿ローン。
たぶん…国産です。

と言うのも、これは先日、母の膨大な服地コレクションの中から、「なんだか派手になってきたから、あなたにあげる」と押し付け…もとい、譲られたものなんです。

その当人が、ついていたタグを失くしてしまったらしく、詳細が分からなくて。
そんなテキトーな母の、朧気すぎる記憶からの推測です(苦笑)




一見、ランダムに描かれた普通のドット柄のようですが、ズームしてみるとこんな模様。

ブルー系統やグレーの6つの色で、その配分を細かく変えた、同じ大きさの円で成り立っています。

遠景で見ると水玉に動きがあって、まるでソーダ水の泡のよう。
ちょっとおもしろいでしょう*




気温が真夏を引きずっているうちは、こんなふうに白いパンツと合わせようかなと思っています。

そして秋めいてきたら、インディゴデニムと。

着る機会がたくさんあるといいなぁ。



※ 昼間はまだ蝉が鳴いていますが、日が暮れると庭からは秋虫たちの合奏が聞こえてくるようになりました。

眠りに就く少し前に、寝台脇の窓を細く開けてしばしそれを楽しむのが、ここ最近の習慣です*



ロータックワンピース (水玉インクジェットプリント@タイプライター)

2021-07-30 | 手しごと 【おとな服】
毎日ほんとうに暑いですね。

夜明けと同時に庭に響く蝉の大合唱と、怖いほどぐんぐん上がる気温に、心底げんなりしています。

夏、早く終わらないかな…
(まだ7月)

ぼんやりとそんなことを思いながら、耳鳴りのような蝉時雨をBGMに、またひとつ洋服を縫いました。




お気に入りの、ローウェストのワンピースです。

いつも作っているものよりも、スカートの丈をさらに伸ばして、足首が見えるか見えないか…くらいの長さにしました。(マキシ丈よりは短い)



*うしろ*

…しかし、このワンピース。
毎回言い訳していますけれど、ビヤ樽みたいに写っているのは、私の写真の腕が悪いのと、ハンガー写真だからです(苦笑)

身に着けるとヒップのかたちにほどよく沿ってタックが広がり、ふんわりとしたよいかたちなんですよ*




生地は、インクジェットプリントの極薄タイプライター。

濃紺の地に白のドット、さらにその上に写実的な花柄が印刷されている、なかなかに欲張ったデザインです。

高密度で織り上げられたタイプライターなので、薄い生地なのに透け感もほぼなくて、とっても軽くてしなやかで、涼しーい*




以前作った、チャコールグレーのパナマ織ベレー帽を合わせてみました。

ネックレスは着けないほうがいいかしら。
白いプラスティックの、レトロ感のある大ぶりなネックレスがほしいなぁ。



…なんて。
気軽に出かけることもできないのに、洋服ばかりが増えていきます。

引いては押し寄せることを繰り返し、落ち着く様子を見せぬ感染症の波に、何かに集中していないと気が塞がってしまいそうで、懸命に手を動かしているというのが実情です。


幸い、コツコツと買い溜めた生地が、クローゼットにぎゅうぎゅうです(苦笑)

どれも自分が着てみたくて、求めたもの。

この禍の日々を無為に過ごさないために、そして今日も明日も健やかであるためにも、まだまだ家に籠ってそれらをひとつずつかたちにしていきましょう。


一日も早く(ほんとうに一日でも早く)、気ままにおしゃれして出かけられる日がきますように。



ドルマンスリーブ・ブラウス (@アメリカンコミック風プリント)

2021-07-22 | 手しごと 【おとな服】
雷鳴とどろく数日間の果てに、ようやく梅雨が明けたと思ったら、連日36℃超の猛暑。

毎夏のことなので分かってはいたし、相応の覚悟も準備もしていたつもりだけれど…それでも暑いものはどうやっても暑くて、早くもげんなり&うんざりしています。


なので、できれば終日、自宅建物から一歩も出ず、直射日光と外気温からこの身を遠ざけて過ごしたいところ。

…ではありますが。

庭の植物たちのことを思うとそうも言ってはおられず、早朝から容赦なく照りつける太陽に全身を炙られながらも、毎日ふたりがかりで40分かけての水遣りに励んでいます。

(バラを増やし過ぎて、去年よりもさらに時間がかかるようになっちゃった…)


と言えども、夏はまだ始まったばかり。

これから続くであろう過酷な日々に立ち向かうべく(笑)、風通しのよいブラウスを縫いました。




いつものドルマンスリーブのブラウスです。

筒形になっているこれが、ほんとに涼しくて。

ついこのかたちのブラウスばかり手に取ってしまうので、すでに4着縫って愛用していますが、この夏あらためて量産することにしました。




広げると、こんな感じ。
袖口周辺のかたちが、カワハギ(魚)の顔のようだなぁと、いつも思います(笑)




生地は、ひとめぼれしたアメリカンコミック風のプリント。

イタリア製の綿ローンです。
(なのになぜか、吹き出しの言語は英語とフランス語…笑)




こんなふうに、薄手デニムのワイドパンツに合わせて着ることが多いです。


またひとつ、袖を通すのが楽しくなる、涼しいブラウスができました*

さぁ、次はどんな生地で作ろうかな。



ドルマンスリーブ・ブラウス (インクジェットプリント@タイプライター)

2021-06-08 | 手しごと 【おとな服】
春先からずっとかかりきりだった庭仕事が一段落したので、久しぶりに針を持って、ブラウスを縫いました*




ドルマンスリーブの、プルオーバータイプのブラウス。
これが3着目で、あんなの()や、こんなの()も、かつて仕立てて愛用しています。

パターンは既製品。

…ではありますが、私は躰のいろんな部分が規格外なので(笑)、細かく補正をかけて自分仕様にしてあります。





生地は、細糸で織られたタイプライター。
そこにインクジェットならではの鮮やかでリアルな花々が、プリントされています。

80ローン程度の厚みでとても薄くてしなやかですが、織りの密度が高く、わずかにハリもあります。

そのハリを生かしたくて、裾にタックが入った、このまぁるい型のブラウスを選びました。


気に入って求めた生地ながらも、この明るいマスタードの地色にも、そこにくっきりとプリントされた写実的な花柄にも、縫いながら「ちょっと派手だったやろか…」と気持ちがひるんだりもしましたが(笑)、こうしてワイドデニムに合わせてみれば、「まぁ、ギリいける…んちゃう?」なんて思ったりも。

夏になると、どうも私は派手な色柄を好むようになるようで。
こんなふうに、自分で選んだ生地に自分でおののくことも、しばしばです。


見た目の若干の暑苦しさはともかくとしても(苦笑)、このドルマンスリーブのブラウスは、風の通りがとてもよくて涼しいんです*

ドルマン袖にありがちな、腕を上げたときの裾の持ち上がりも少なくて、脇腹のチラ見えストレスもほぼないので、着ていてとても快適です。



この感染症禍の1年半あまりは、生活のための『買い出し』に出ることはあっても、おしゃれをして『おでかけ』することがほんとうになくて、ずっと洋服を縫う気力が出ずにいました。

…なのに、性懲りもなく生地は買うので(禍のさなかでも生地欲は衰えずw)、ソーイングルームのクローゼットは仕立て待ちの布で満杯です。


久しぶりに集中してミシンを踏んだら、やっぱりとっても楽しくて*
「また縫いたい!」という気持ちが沸き上がってきました。

着てでかける機会は少なくとも、布山の消費も兼ねて(笑)、とりあえず縫ってかたちにしていこうかな、と思います。