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parismaris's days*

庭、笑う (庭だより*2025.春)

庭が、春本番の景色となりました*

春の季語である『山笑う』ならぬ、『庭笑う』すがた。

新調したカメラ(今回はミラーレス。軽い!)の操作にまごついて、撮影した画像の取り込みが追いつかず、多少の時差はありますが(苦笑)、記録がてらに載せておきます。



チューリップ

今春のチューリップのテーマは、『カラフル』。

分かりやすくにぎやかな色合いでまとめたぶん、花のかたちを一重に絞って、すっきりと。

「春だよ! 春が来たよ!」と、色が教えてくれているようです*



わが家側の、石のテラスから見た景色

草木の新緑も、鮮やかになってきました。



ティアレラ『スプリングシンフォニー』

シルバープリペット(中木…のはずが、わが家では高木化しています)の足元で、そうっと咲いています。

今年はちょっと、花が少なめかな。



ドイツスズラン

土の中で子株が増えて、植えて5年足らずで倍の数になりました。

それにつれて、花の数も過去最高*

葉の陰に隠れがちで見逃してしまいそうだけど、涼やかな香りが開花を知らせてくれます。



アメリカスミレサイシン

スプレーで吹きかけたような花の模様から、『ふきかけスミレ』とも。

分かってて植えたのですけれど、日本のスミレにはないワサビのような根が地面を独り占めする気まんまんで、なおかつタネも飛ばしてものすごいパワーで増えていくので、やや厳しめに管理しています。

(要するに、生えてほしくない場所にまで広がったら、問答無用で引っこ抜く!)

花は芸術的にきれいで、ほんとうに好きなんですけどね…



ヤマブキ(山吹)

うちのヤマブキは、黄花の八重。

昨秋、かなり深めに剪定したので、この春の開花は少しだけ。

そうやって花を我慢してでも、数年に一度は強く剪定しないと、長く伸びて暴れるので(それも庭の真ん中で!)、花を楽しむのはまた来年*



ハイノキ

わが家の玄関のすぐ脇で、今年も楚々と咲きました*



アジュガ

今年の花はひときわ大きくて、ゆうに20センチを越えます。

なので、ここは踏み石である飛び石がある場所なのですが、この場所を通るたびに膝を高く上げて歩かねば花を茎ごと倒してしまいかねず、日に何度も筋トレのような格好で歩くはめになっています(笑)



ハクサンボク

きれいに大きく咲きました*

昨秋は、ついた実が赤く熟れるまえにすべて落ちてしまい(たぶん暑さのせい)、とてもがっかりしたのですが…さて、今年はどうかしら。



イロハモミジ

やわらかな若葉の下に、たくさんの花が咲きました。


…実はね、庭には3本の、かたちと高さの異なるイロハモミジの木があるのですが、そのうちの、庭の真ん中にあるひと株が枯れてしまいました。

テッポウムシ(カミキリ虫の幼虫)に入られて、何年も対処してきたのですけれど、ちから及ばず、今春はとうとう芽吹くことなく立ち枯れました。

昨秋、植木屋さんにも見ていただき、「弱っているのは確実なのでダメかもしれないけれど、春まで様子をみましょう」と決めて、みんなで春の目覚めを願っていたのですけれど…


すごく悲しいです。

株立ちで、まっすぐ天へと伸びる、よい木だったんです。

14年間、庭の中央で庭と私たちの家とを見守り、小鳥たちの止まり木にもなっていた木を失うなんて、悲しすぎる。


それでも、暑さが落ち着いたら、伐採することにしました。
(6メートルを超える高木だけに、台風などで倒れたら大変なことになりますしね)

なんだか、仲間を失ったような喪失感です。



実家のベランダからの景色。

『新緑』とひとことで言っても、いろんな色がありますね。



モッコウバラ(一重の白花)

ツルもの大好きな母の、秘蔵っ子。
(そのくせ、伸びるツルの管理は超絶に下手で、誘引は私に丸投げなんですよ!)

3センチ足らずの大きさの花ですが、甘く爽やかな、とってもよい香りがします*



モッコウバラ(一重の黄花)

これも母の…以下同文。

同じモッコウバラなのに、黄花には香りがありません。

そして、モッコウバラはトゲのないバラとして有名ではありますが、これだけには少しばかりトゲがあります。




今年は、白花と黄花のそれぞれの木を絡めるように組んで、仕立ててみました。
(私、がんばった!)



モッコウバラ(八重の白花)

こちらもまた、母のモッコウバラです。

これは古い木で、今の庭を造る前、まだここに実家とその庭しかなかったころ(かれこれ30年ほど前かしら)から育てています。




こちらは単独で、傘のように枝を宙に浮かせる仕立てです。

(「宙に浮かせるって何?!」とお思いになるでしょうけれど、いやもう、そうとしか言えない不思議な仕立てで固まっていて。 ええもちろん、そうしたのはツルもの扱い下手な母なんですけどね)



コテマリ『ピンクアイス』

葉に入った細かな斑(ふ)が、まるで霜のようで涼しげでしょう*

ただ…初めての剪定を手探りでやったら切りすぎていたようで、今年は枝垂れることなく、もこもこに咲きました。
(ごめんやで、コデマリ…)



クレマチス『タイニーポップ』

クレマチスも、早咲きのものから順々に咲き始めています。

これは私が選んで植えたもの。

外向きカールの壺型が、かわいいでしょ*




株の充実とともに、長い期間、たくさんの花をつけるようになりました。



クレマチス『ハーモニー』

母が一目ぼれした花なので、実家の窓からよく見える位置に植えました。

大輪で、手のひらをめいっぱい広げたくらいの大きさがあります。




2年生株で迎えて、そこから3年。

今年ようやく、見ごたえを感じられる数が咲くようになりました*

そしてこの花、ぜんぜん散らないんです。
最初に咲いたものが、いまなお、ずーーっと咲き続けてる。

どういうこと?
テーブル上に広がるイロハモミジの木の下で、ほどよく日陰にもなるこの場所がいいのかな?



クレマチス(品種名不明)

とてもとても古い株で、私が中学生のころには、すでに庭にあった気がします。

…そう考えると、クレマチスって長命な植物なんですね。



バラ『スイートセレナード』

バラも咲き始めました。

このスイートセレナードは根頭がん腫になって久しいのですが、新しく出る枝数こそ少ないものの、そこそこ健やかに、今年もたくさんの蕾をつけています。

このまま慎重に世話を続けるから、ゆるゆるとでも生きていてね。



花と新緑の季節が、しばらく続きます。

いま、庭にいる時間が、いちばんしわせです*

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