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試聴用CD(4)

2010年05月05日 23時15分02秒 | オーディオ

こんばんは。今日は先日の限定ウッドコーンの試聴会で使用した試聴用CDのご紹介です。試聴用CDについては過去に何度かご紹介しましたが、それらについては下記をご覧ください。
試聴用CD
試聴用CD(2)
試聴用CD(3)


先ず1枚目は、佐藤竹善さんのSelection Of Cornerstones 1995-2004
このアルバムは、佐藤竹善さんの人気カヴァーアルバム「CONER STONES」の3作品からセレクトしたソロカバーのベストアルバム集で、オリジナルの3作ともに力作で素晴らしいものです。ちなみに私が佐藤さんを知ったのは比較的最近(佐藤さん、すみません)のことで、昨年末TBSで放送された小田和正さんの「クリスマスの約束」という毎年やっている特別番組で、数十名のソロアーティスト達が合同で歌うという壮大なテーマの中でほんの数十秒歌っているのを聴いて完全にノックアウトされちゃいました。それからいろいろと彼のCDを購入していったのですが、ほんと彼の歌声は透明感があって素晴らしいの一言で、その上どのCDも録音が良く、試聴用には最高のものです。

デモで使用した曲はクラプトンの名曲「チェンジ・ザ・ワールド」でギタリストのチャーさんとのコラボですが、上記のライブバージョンではチャーさんとの愉快なやり取りも入っていたりして、別の良さがありますね。


次はご存知エリック・クラプトンの今までのアルバムからバラードのみを集めた限定CDで、高音質と言われているSHM-CDバージョンです。デモに使ったのは、ブルース界の大御所B・Bキングとデュエットで歌っている8曲目ですが、キャラクターの違う男性ボーカルが交互に歌ってくれるという試聴CDとしては最適な内容です。(もちろん、曲もいいですよ)


続いてボーカルものをもう1枚。歌っているのはフィービー・スノウのデビュー作。このアルバムでは何とあのボブ・ジェームスやデイブ・メイソンも参加しています。かなり古い1974年ものですが、録音はかなり良く、十分試聴で使えます。


次は低音チェックには最適のブライアン・ブロンバーグ。全曲ウッドベースがたっぷり入っており、録音も非常にいいので、試聴やテスト用として最適です。もちろん曲も素晴らしいですよ。このCDは、HMVの試聴コーナーで始めて聴いたのがきっかけでしたが、店頭のチョイ聴きでもその良さは直ぐ分かったので、その場でお買い上げとなりました。ジャケットに「低音」とでっかく書いてあるのにはちょっと笑っちゃいましたが。


次はフュージョン系(最近はスムース・ジャズと言った方が一般的かも)の超定番グループのフォープレイのデビュー作。その名の通り、リー・リトナー、ボブ・ジェームス、ハーヴィー・メイスン、ネイザン・イーストという4人のスーパースターで結成されたスーパーグループですが、録音、内容共に最高で本当に不朽の名作だと思います。個人的にはこのCDはスタジオ用プロモニターをやっている当時から本当によく使いましたが、今まで何百回と聴いたにもかかわらず全く飽きないのはほんと素晴らしいと思います。デモにはSHM-CD版を使いましたが、通常CD版でも素晴らしいもので、是非試聴用には1枚買っておいて損はないものです。


次もフュージョン系の定番、名ギタリストのラリー・カールトン。フォープレイもその後リトナーに代わって彼が参加したりしてますが、今回使用したのは彼のソロアルバムの中でも録音、曲ともに一番気に入っているDeep Into It。曲もクルセダーズ時代の名曲「Put It Where You Want It」。彼を知らなくてもこの曲だけはどこかで聴いたことがあるかも。


次はロック系のスティーリーダン。彼らのCDは録音が素晴らしいので、オーディオ業界でも試聴では結構使われています。デモに使ったのは2000年グラミー賞受賞のTwo Against Natureで、かなりタイトなドラム等が低音チェックには便利で、よく使っています。これ以外で超定番はリーダーのドナルド・フェイゲンのソロアルバムNightflyで、こちらの方が有名かも知れません。このCDはプロ用スピーカーの鳴き比べなんかでは必ずどこかのメーカーが使っていた超定番中の定番ですね。




最後はクラシック音痴の私が唯一デモで使ったラトル&ベルリン・フィルのベルリオーズ。このCDを知ったのは昨年(たぶん)のハイエンドショーでオンキョーさんのブースでデモで使われていたのを聴いたことでした。その時もたしか「すごく録音のいいCDが出た」というようなことを言っていたと記憶しています。このCDの最大の美点(私にとって)は、かなり低域がしっかり入っていることで、自分のシステムがどの程度ローエンドをちゃんと再生できているかをチェックするには有効だと感じています。以前コアキシャルのデモの時にもこのCDをかけたのですが、その音に感動されたというようなコメントを拝見したこともありましたね。

まだまだ素晴らしいソフトは沢山ありますが、今日はこの辺で。


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8 コメント

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Unknown (さすらいのあめおとこ)
2010-05-06 10:16:33
いろいろありましたね~。
ブライアン・ブロンバーグは低音シリーズとやらでベースソロのCDもあるようなので楽しみです^^
とりあえずいろいろ借りたりして聴いてみます。
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Unknown (SMOKY)
2010-05-06 17:02:39
はじめまして。 
いつも興味深くブログを拝見させて頂いております。
私は現在ではクラシックもジャズも聴きますが、元来はロックファンであったので今回はとても親しみを持つことが出来ました。特にチャーに関しては30年来のファンなので「ギタリストのチャーさん」という冨家様の記述を見ただけで何だか嬉しくなってしまいました。チャーに関する直接な言及があったわけでもありませんが。
それはさておき、現在私は失業中でスピーカー工作どころではないのですが、仕事が見つかり、ある程度生活が落ち着けば、貴社のコアキシャルユニットかウッドウーファー+ツイーターを用いたオリジナルスピーカーを製作するつもりです。そこでコアキシャルと本格的2ウェイの音質傾向の違いについて、大雑把で結構ですのでご教示頂ければ幸いです。
宜しくお願い致します。
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Unknown (PARC)
2010-05-07 00:03:35
さすらいのあめおとこ様

>ブライアン・ブロンバーグは低音シリーズとやらでベースソロのCDもあるようなので楽しみです^^

低音シリーズって本当に面白い企画ですね。でも内容はそれ以上に素晴らしいので持っていて損はないものですね。
返信する
Unknown (PARC)
2010-05-07 00:13:12
SMOKY様

>はじめまして。いつも興味深くブログを拝見させて頂いております。

はじめまして。こちらこそよろしくお願いいたします。


>特にチャーに関しては30年来のファンなので「ギタリストのチャーさん」という冨家様の記述を見ただけで何だか嬉しくなってしまいました。

そうでしたか。私も大昔は下手ではありますがギター小僧でした。使わなくなったギブソンは今は息子の友人が使っています。(^^;
チャーさんのギターはほんと歌ってくれますよね。ラリー・カールトンを思い出しちゃいます。

>コアキシャルと本格的2ウェイの音質傾向の違いについて、大雑把で結構ですのでご教示頂ければ幸いです。

この質問は時々聞かれることがありますが、ざっくり言えばコアキシャルの最大のメリットはやはり同軸配置からくるピンポイントの音像定位でしょうか。特にボーカルものではその良さが際立つと感じています。私はボーカルが大口になるのはあまり好きではないので。

反面、コアキシャルはTWのスペース的な制約が大きいので、通常のマルチに比べると個々のユニット(特にTW)のクオリティに関してはやはりマルチにはかないません。音像定位は少し大口になりますが、個々の音一つ一つの品位ではマルチが有利ではと思います。
返信する
Unknown (SMOKY)
2010-05-07 11:38:45
冨宅様

ご教示ありがとうございました。
仕事に就くことが先決ですので、いつのことになるのかわかりませんが、スピーカーが完成した暁にはユーザーレポートにて報告させていただきます。
ところでチャーの件ですが、一部のライブアルバムを除くと音楽的にはともかく、録音の良好なものはありません。チャーと同様に昔からファンであるジェフ・ベックの最新スタジオ収録アルバムも5,6年前にリリースされた「一部ノイズ、歪みなどがございますが、編集、加工なしのライブ音源のため、ご了承ください」との記載のあるライブ盤の方が却って良好な音質であったりします。これらはもしかすると、安手のパワード・モニタースピーカーやかつてのヤマハNS-10Mなどで聴いた方が良いのかな、とも考えてしまいます。
ところで私のコメント上で冨宅様の文字が違っておりました。大変失礼致しました。
では下手なオーディオ誌の記事よりもずっと面白いブログとドリームクリエーション様の益々のご発展をお祈りしてキーボードを擱かせていただきます。
返信する
Unknown (PARC)
2010-05-08 00:15:01
SMOKY様

>仕事に就くことが先決ですので、いつのことになるのかわかりませんが、スピーカーが完成した暁にはユーザーレポートにて報告させていただきます。

楽しみにお待ちしております。無事良いお仕事が見つかるといいですね。

>ところでチャーの件ですが、一部のライブアルバムを除くと音楽的にはともかく、録音の良好なものはありません。

私はあまりチャーさんのことは詳しくないですが、少なくとも佐藤さんのCD(2枚)は非常に録音もよく楽しめますね。

>やかつてのヤマハNS-10Mなどで聴いた方が良いのかな、とも考えてしまいます。

う~んそれは微妙かも知れません。10Mは標準機とも言えるほど、どこのスタジオにいっても置いてありますが、TWにティッシュペーパーを軽く貼るなどという笑えない裏技で使われているところもあるようで、あのバランスがベストかと言えばちょっと微妙な感じが・・。

>下手なオーディオ誌の記事よりもずっと面白いブログとドリームクリエーション様の益々のご発展をお祈りしてキーボードを擱かせていただきます。

ありがとうございます。SMOKY様も良いお仕事が見つかりますよう、お祈りしております。
返信する
ソフトの話題で (DEWIorKINOKO39papa)
2010-05-12 20:02:08
お久しぶりです。

試聴用CD(2)でも私の好みのCDをコメントしましたが、またしても好みが似かよったCD
のご紹介だったので、昔よく聴いたCDをあげてみようかなと思います。(参考に~)

代表が紹介されたCD3枚にかぶる1枚。
THE NEW YORK ROCK AND SOUL REVUE Live at the Beacon
です。もしかしたらご存じかも知れませんが、ドナルドフェイゲンがホストになり色々なミュ-ジシャンが登場するわけです。
圧巻はフィービースノウのAT LAST。マウスパーカッションかと思える唱法に、立ち上がりの悪いスピーカーではついてけません。
マイケルマクドナルドが出てきてフィービーとデュエットとかもありますが、ライブとはいえ音作りはナイトフライの線ですので楽しめると思います。

この間、某代々木の放送局の番組で、久々にドナルドフェイゲンを見たのですが、渋~くカントリーのバックをとってました。
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Unknown (PARC)
2010-05-12 23:39:17
DEWIorKINOKO39papa様

素晴らしいソフトのご紹介ありがとうございました。これは知りませんでした。メンバーを見ただけで購入決定です。(笑) 先程ネットで早速購入申込をしました。
そう言えば最近ワクワクするようなソフトが少し減ったように感じます。まぁこれは聴く方の感受性の衰えが原因かも知れませんが。若い頃聴いた名盤は今聴いてもその当時の記憶が鮮明に蘇ってきて胸が熱くなりますね。
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