あっち向いてホイ! ~ 2nd season ~

虹の橋の子供たちに背中を押されて次女を迎えました。2016年7月24日、ブログ再スタートです!

初めまして!ようこそ「あっち向いてホイ!」においでくださいました



2nd seasonの「あっち向いてホイ!」は 虹の橋のたもとと我が家を7色の光で結んで
息子や娘はもちろんのことその他虹の橋メンバーとりとがお話しすることもある
”何でもアリ”な不思議なブログです。
一緒に楽しんでいただけたら嬉しいです。よろしくお願いします♪

宣伝のみのコメントにつきましては随時削除させていただいております。ご了承ください。




次のハードル

2009-11-23 22:56:37 | 娘・子宮蓄膿症関連記事
こんにちは れいです。

夕方過ぎにボスが帰宅し、7時15分に病院に着きました。
娘の様子をみて
「何や昨日よりずっとええんと違う?」
というボスの声に反応して
娘がキュンキュン言いながらゲージをカリカリします。


そして点滴を外し、早速お腹の被毛をカットされてしまいました。
生まれてから一度も切ったことなんてなかったのに…
女の子なのに…
そんなこと言ってられないんですけど、
でもとても悲しい気持ちになりました(ノ_;)

エコーを取っている間、娘はとてもいいこにしており
痛い部分に触れたときだけ足をばたつかせたりしながら
キュ~ン…と声を出していました。

私の右腕を枕にして娘を支え、
ボスが両手を押さえます。
私は左手で娘の左足を押さえていました。

「いた~い…
いたいよぉ…」

切ない娘の声は何度か続きました(ノ_;)
怖くなるとボスを見つめ、手を舐め、顔を舐め…
ボスは娘の顔を覗き込みながら
ずっと笑顔でいてくれました。
そのお陰で(愛情かな?)
エコーが終わるまで本当にいいこで
出来る限りじっとしていることができました。

娘、偉かったね、よく頑張れたね。
ボスと私の顔を代わる代わる舐めて
「もういいでしょう?お家に帰ろう?」
と娘も娘で必死です(T-T)



水曜日の検査結果と照らし合わせてみないことには
ハッキリしたことはいえない状態ですが
エコーで確認できたことが二つありました。

最初のエコーで
”二つの影”が映っていた場所があったのですが
今回は同じ場所に1つしか見えなかったのです。
ひょっとしたら抗生剤が奏効して影が消滅したのかもしれないとの事でした。

残りの1つは最初のエコーでもおかしいと言われていた場所で
そのバッドニュースを決定付ける結果となってしまいました。
いづれにせよ楽観視はできない状態と言われました。
私たちもそう思います。


今後もまだ投薬と検査、食事制限は続き、
おそらく近い将来手術ということにもなると思います。
このまま抗生剤が効いて(効いたと仮定して)体力が安定してくるころには
全ての検査の結果が出揃うでしょう。
今後の治療方針や手術の日程などは
バタバタと決まってくるのかもしれません。

クリスマスどころじゃなくなるかな…
どうだろう…


とにかく、娘は退院しました!

お家で飲ませる薬と頂いてきた療法食で
・下痢と嘔吐がないこと
・状態が悪化しないこと
この二つの項目を
向こう5日間特に注意深く見ていかなくてはなりません。




娘は帰宅中の車内でも普段と変わらなく、
駐車場につくと端っこの芝生でおトイレを済ませることが出来ました。
おしょんは2回、
うんちょんが1回。
点滴をしていたので絶飲状態だったのと
食事が取れない状態がだいぶ続いていたのとで
カタカタのカチカチでした(苦笑)


ボスと
ママと
お兄ちゃんと

そして娘。


4人揃って玄関を入ります。

抱いている娘に





”おかえり”





娘は満面の笑みで





”ただいま”





ボスと顔を見合わせ、思わず笑顔になりました。
ボスの胸の中にいた息子も
”やっと全員揃ったな”
という顔をしていました。






ゆっくりゆっくり食事を摂らせたあとの娘です。
娘は呼吸も穏やかで震えも出ておらず、
とても落ち着いてゲージで静かに寝ています。



明日から5日間。
とりあえず5日間。
今は目の前のことを
ゆっくり確実にこなすしかない私たちです。


でもきっと大丈夫。

帰った早々玄関先で
足を拭いている最中に
息子にガウった娘ですから!(泣笑)



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兆し

2009-11-23 15:56:41 | 娘・子宮蓄膿症関連記事
こんにちは れいです。

2日間の娘の入院中、私のタオル地のハンカチを
ゲージの中に入れさせてもらってました。

「娘?
ママはいつでも娘と一緒だからね?
ママの姿が見えなくても
ママの匂いはこれ(ハンカチ)でわかるよね?
ママはいっつも、娘と一緒だよ」

と言いながら
面会に行く度、検査結果を聞きに行く度、
新しいものとこまめに交換していました。
少しでも…
こんなものでも娘が安心するなら…
そう思って出来ることは何でもしました。
娘は時々私のハンカチにマズルを乗せ、
ため息をつきながらウトウトしているようでした。




「では明日朝9時ごろに来ます」
と言って病院を後にしてから一夜が明けました。

昨日の約束通り
私は自転車で病院に向かいました。
息子も状況を理解しているようで
「娘のところやな?気ぃつけて行ってこいよ」
という感じで
吠えたりせず静かに見送ってくれました。

病院に着くと娘は相変わらず尻尾を振って
ゲージの柵をカリカリしながら
ちょっぴり困ったような顔をして私を見、

「ママ、おなかすいた。 お家帰りたい」

と行ってきました。


先生のお話によると昨夜ゲージの中でおしょんができたそうで、
夜中に療法食を2粒食べたそうです。
朝まで嘔吐もなかったとのことで
普段あげているご飯の量の半分の療法食を
与えてみましょうということになりました。

まずは外に連れ出しておトイレをさせてみてくださいと言われ
2人で先生に指定された敷地内の安全な場所に行ったのですが
娘、まったくその気がないようでした。

ちょこんと私にくっついて座るだけです。
立ち上がって少し離れ、
「娘~COME~」
と声をかけるとテトテト歩いてきますが
また私にくっついて座るだけ。

私に背中を向け、
お尻がくっつくかくっつかないかの距離で
向こうを向いて座ることは
「ママ、早く行こうよ」
のサインです。いつもそうでした。



ああ、お家に帰りたいんだな…
と思いました(ノ_;)


結局おトイレはできないままだったので
病院に戻りました。
さあ娘ちゃんお待ちかねのご飯タイムです。
療法食の一粒をさらに半分にカットしたものを
20秒に1回くらいの割合で
ゆっくりゆっくり与えました。

小刻みに震えながら訴え続けたことはただ1つ、
「ママ。
どうしてもっとくれないの。
どうして少しずつしかくれないの。
いつもみたいにたくさんちょうだいよ。
おなか、すいたよ。」
と言うことだけ。
この時娘が一生懸命続けた”TOUCH”のコマンド…
やれることは全部やって
いい子にしてたくさんご飯を貰おうと必死でした(T-T)

お水は口にしませんでしたが
食事が済んで点滴を再開したあとは再びゲージへ。
これが9時20分ごろです。
娘は
涙をいっぱいためて座った状態で震えながら私を見続け、

「お家に帰りたい」
「ご飯をもっと食べたい」

と1時間も訴え続け、10時半過ぎに
ようやく伏せてくれました。
5分くらいはそのまま私を見つめ続けたでしょうか?
その後はウトウトと目を閉じ始め、
呼吸も穏やかで震えも多少収まりました。

今日もかわいい笑顔を見せてくれたし
目にも力強さと輝きが戻ったように見えたし(白濁は完全には戻っていません)、
娘も私も少し落ち着きましたので
11時半頃、一度帰宅しました。


6時過ぎにはボスと一緒にまた病院へ行き、
いよいよ被毛を刈ってエコーを見ます。
娘、今回2度目のエコーです。

先週木曜日にみたエコーがどういう状態だったのか
知っているのは私だけです。
何か違う様子があれば
3ヵ所は覚えているのでわかるはずです。



「娘、いったん帰るけどまた夜に来るね?」

”どうして私も一緒じゃないの?”
という顔を露骨に見せて
クンクン言いながらゲージの柵をカリカリする娘。
私はにっこりしながら
”また夜にね”
と言い、自転車の足取りも軽く家路に着きました。


一つ目のハードルをようやく越えたような気がしました。



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いのちと向き合う

2009-11-23 01:09:16 | 娘・子宮蓄膿症関連記事
こんにちは れいです。

昨日はボスのお父様の命日でした。
普段なかなかお休みが取れないボスですが
お父様の命日がたまたま日曜日にあたったことは珍しく
午前中にボスとお母様でお墓参りに行く予定でした。

私は娘が心配なので家で看病する予定でしたが
娘が再び入院となったため、私もお供できることになりました。


昨日帰宅して2人ともそのまま眠ってしまったので
朝お風呂を済ませたのですが
出てくると携帯が光っていました。

9時17分。
電話番号を見て血の気が引きました。

「ボス!すぐに病院電話して!」

「…え?」

「すぐ病院電話してっ!!」




昨日の夜
「娘の容体が急変したら携帯のほうに連絡ください」
と伝えたことが蘇ります。

ボスが先生とお話ししている様子を
鼓動が早くなるのを感じながら見守っていると
”すみません、今かわります”
と言いながらボスは私に受話器を差し出し





”娘、ご飯食べたがってるって”





ブワ~っと涙が出てきて
私は電話を代わりました。



先生は
「点滴がよかったんだと思うけど
痛みはマシになったようで
ご飯を口元まで持っていくと
においを嗅ぐだけじゃなくて奪って食べようとするんだよね
食べよう、
食べよう、
としてます。
それと
昨夜一晩中おトイレができなかったようなので
おトイレさせに病院まで来てもらえませんか?」
とおっしゃいました(泣)


お墓参りの時間を少しずらしてもらって
まずは10時半ごろ病院へ行くと
娘はゲージの中で元気に尻尾を振っていました(ノ_;)

外に連れ出して2分くらいでしょうか?
おトイレが出来たので採取し、すぐ病院へとんぼ返りです。
娘は私によく似て少し神経質。
知らないところでおトイレは
どうしてもできなかったのでしょうね。

病院へ入る前に抱いたままちょっと駐車場へ。
「ホラ娘、
今日はお兄ちゃんも一緒だよ?
お兄ちゃんも心配してくれてるんだよ?」
車のドア越しに対面だけさせました。



だいぶ痛みが引いて元気そうに見えるとの事でしたが
相変わらず目は白濁しているし
食事も摂れていないので
私はあれはカラ元気だと思っています。

今日はまた採血をし、
たんぱく質の検査と採取したばかりのおしょんの検査もお願いしました。



「娘?
おじいちゃんのお墓参りに行ってくるね?
娘のことお願いしに行ってくるから
もうしばらく待っててね?」


と声をかけ、
キュンキュンと鳴く娘の声に胸を熱くしながら病院を後にし、
車内で待ってくださったお母様と
お墓参りへ向かいました。




そして22時すぎに再び病院へ向かい、
今日の検査結果を聞きに行きました。
娘は相変わらず ”元気” で
キュンキュン言いながらゲージの柵をカリカリし

「ボス!ママ!お家帰る!」

という感じでした。

おトイレもできないそうで
検査結果を聞きながら外に出して放っておいたのですが
おトイレを済ませることよりも
お腹が空いて何かが食べたい気持ちのほうが勝っているようで
じっと何かをねだる顔つきでこちらを見ていました。

結局おトイレはできなかったのですが
しばらく放置していてチラッと娘を見ると

パンティングしながら
少し震えながら
笑ってました。




娘、笑ったんです(ノ_;)




検査結果。
改善した値もあれば
少しずつ下がって(悪化)いる値もあって
いくつかの考えられる原因とその対処法、今後の展望などを
あくまでも推測ですが一生懸命考えてくださったようでした。

問題は水曜日の夜に出るほうの検査結果です。
連休なのでどうしても時間がかかってしまいます。
まだまだ余談を許さない状態なのに…と
気ばかり焦りますが
こればかりはどうしようもありません。



明日おトイレをさせるため
私が一人で自転車で病院に向かうのですが
その時ついでに少量の食事を与える予定です。
そしてエコーも取りたいということだったので
お手伝いをすることになるかもしれません。

お手伝い?
そうです、
娘自慢のお腹の被毛をかなりバッサリ切られるそうで…
被毛をとるか
いのちをとるか
と聞かれたら迷う理由はありませんね?



ふぅ…


先週の火曜日、夜寝る前に
私からラズベリー味の低カロリーおやつを
ほんの一口もらっておいしそうに食べ
「あ~んもうおしまい?おやすみなさ~い…」
という顔をしながら渋々ハウスに戻った娘。
それから起きるまでのたった6時間ほどの間に
彼女の体に一体何が起こったのだろう…




わずか5日間の娘の資料です。
物によっては裏表書いてあるものもあります。

昨日より今日、
今日より明日…

娘、必死で戦っています。




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