あっち向いてホイ! ~ 2nd season ~

虹の橋の子供たちに背中を押されて次女を迎えました。2016年7月24日、ブログ再スタートです!

初めまして!ようこそ「あっち向いてホイ!」においでくださいました



2nd seasonの「あっち向いてホイ!」は 虹の橋のたもとと我が家を7色の光で結んで
息子や娘はもちろんのことその他虹の橋メンバーとりとがお話しすることもある
”何でもアリ”な不思議なブログです。
一緒に楽しんでいただけたら嬉しいです。よろしくお願いします♪

宣伝のみのコメントにつきましては随時削除させていただいております。ご了承ください。




一緒に帰りたい

2009-11-22 21:19:51 | 娘・子宮蓄膿症関連記事
こんにちは れいです。

昨日夕方帰宅する前にボスが病院へ電話し、
”木曜日に○×動物病院に連れて行って入院になった
体調不良の原因はこういうことかもしれませんと言われた”
というようなことを連絡してくれていたお陰で
病院についたとたんに
「入って!」
と先生が言ってくれました。



-採血は木曜日にやったきり…っていうことですよね?

-はい

-ちょっともう一度血液検査やらせてもらってもいいですか?

-お願いします



○×動物病院からいただいた血液検査の結果用紙は
コピーして持って行ったのでそのままお渡しし、
先生に診ていただいた日の夜からの状態と
エコー検査で言われたこと、
”明日にでも手術”と言われたことなど全て説明し、
結果
再び娘は入院し、点滴と抗生剤の投与が始まりました。


実は先日私が電話でお聞きした○先生は
”(退院させたことが良いか悪いかは)何ともいえないけど
どっちにせよ点滴と抗生剤は必要だろうな…
そう思うけどな…」
とおっしゃっていたのです。

先生が入院させて点滴しますとおっしゃってくれ
手早くその準備をしてくださったことで
私はホッとしたのですが…


娘は夕方からのカラ元気を続けていて
病院でも元気なフリをしていました。



尻尾を上げ
病院内を歩き回り
普段と変わらない様子を一生懸命装っていました。

ウロウロしながら病院の出口を探しているようにも見えました。



トイレをさせるために下に降ろしたのに
しないならこれ以上おいても意味がないということで
さっそく点滴をし、血液を採取。
ラインが取れたのでゲージに入れたのですが
中から私の顔を見て



「ママ 一緒に帰りたい」



と言い、
必死にゲージの柵をカリカリとするのです(泣)
そして体力がないのに無理をしたせいか
再び頭がフラフラしています。
思わず

「娘ちゃん無理するからでしょう?!
あんたが全然元気じゃないことなんて、
先生やボスは騙せたって
ママは騙せないんだから」

と言ってしまった…



少し落ち着くまで待ってから
戸を閉めて帰ろうとしたのですが

娘、




キュ~ン…

キュ~ン…

キュ~ン…




と鳴くのです。


声、まだ出るんだ…
頑張ってるんだ…
応援してくれる人もたくさんいるんだから
娘もこんなに頑張ってるんだから
私も頑張らなくちゃ…

そう思いながら病院をあとにしました。




時間も時間だったので2人で外食したのですが
いろいろしていた話しがひと段落すると
珍しくボスがテーブルに突っ伏しました。

「眠たい?疲れちゃった?」

と聞くと

「いや、ホッとした…」

と(ノ_;)


そして
「俺はな?いろいろ言うてたやんか。
犬は先にアレやから覚悟しとかなあかんとか
まあ…いろんな覚悟というか
それは自分の中に充分あると思ってたんやけど…
あかんわなぁ、
全然仕事に集中でけへんくてなぁ…参ったわ。
あ、でも俺は最初から娘の命に別状はないと信じてるで?」
とも言いました。


ボスは夕方のあの時間帯を知らないからそう言うんだよ。
どれだけあの瞬間が怖かったか…
私は心の中でそんなことを考えていました。




お家に戻ると
息子が出迎えてくれました。

娘のゲージを見て
もう一度深く覗き込んでから
私を見て
「娘、どうしたんや?」

それを何度も繰り返してはクンクンと鳴いていました。



ボスも私も疲れてしまい
ここ数日眠れなかった私も
今夜は何となく眠れそうな気がするな、と思いながら
お布団に入りました。





娘…

娘…

私の大事な娘…





何度かつぶやきながら
知らない間に眠ってしまったようで
私は数日ぶりに朝まで起きずにぐっすりでした。




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ママ 行かないで

2009-11-22 20:42:25 | 娘・子宮蓄膿症関連記事
こんにちは れいです。

昨日あれから娘が食べられなかったa/dを片付け、
そろそろお兄ちゃんのお散歩に出ようかなと思いかけたとき

娘がハウスからヨロヨロと出てきました。

そのまま少しだけお水を飲み、
「娘、大丈夫?起きたの?」
と優しく声をかけた直後妙な違和感が…

娘、しっぽをあげていたのです。
そしてゆらゆらと揺らして私を見ます。

嬉しいというよりとても驚いてしまって
違和感だけを感じる瞬間でした。
妙な感じを持ったまま


「お兄ちゃんのお散歩行ってくるね?
すぐに帰ってくるからね?」

と声をかけ玄関先まで息子と2人で歩いていくと
キュンキュンと鳴く娘の声…
どのくらいぶりで娘の声を聞いたでしょう!

”待っててね”
と声をかけようと振り返ると
ゲージの中から私をじっと見たまま動かない娘。
しばらく私も娘を見ていました。

すると娘が



「ママ 行かないで  どこにも行かないで」



と訴えているように見えました。


ボ~っとしながらその短い時間を共有する中で
ふと

亡くなる前の犬は
突然元気になる、とか
尻尾を振る、とか
お座りをしようとする、とか
立ち上がる…とか…

そういう話しを聞くよなぁ…と思いました。



ドクン…




「息子、ゴメン今日の散歩勘弁して、中止や」


私はすぐに部屋に戻りました。
ゲージを開けると娘が出てきます。
体力なんてどこにも残ってないはずなのに
笑顔こそないものの必死になって尻尾を振ります。

そ~っと
そ~っと抱き上げ、
異様に軽くなった娘を膝の上で抱っこしました。



娘はいつもと同じように私の手を舐めました…



怖い…

怖い…

どうしよう、怖いよ…




私はずっと
「娘ちゃんの痛いの痛いの、とんでけ~」
と言いながら静かに娘を撫で続けました。

時々こちらをじっと見つめ

「ママ、…」


そこから先の娘の言いたい言葉を
私は理解してやることが出来なかった。

ただ、いつも私を見つめてくれる視線とは明らかに違っていました。
何かを強く訴えるような、
私に何かを、…



ボスが17:40に帰ってくるまでの時間は
娘との生活の中で一番長く感じられました。


そしてすぐに車で
一番最初に診ていただいた病院へ向かいました。



怖くて怖くて仕方がなかった。
でも一生懸命頑張ってる娘を前に
泣くわけにはいかなかった。




このまま…
娘が…
いや、そんなことはさせない…




車の中でも普段と同じように
前を見て私の膝の上にちょこんと座っている娘。
頭はフラフラしているのに
”私、もう治ったよ。元気だよ”
とでも言うかのようでした。



「少し痛みが落ち着いたからちゃうか?
大丈夫や、大丈夫や」


ボスは娘と私を励ましながら
病院へ車を走らせてくれました。



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