ともちんたん

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天皇杯、対千葉プレビュー

2012-12-22 17:04:49 | 鹿島アントラーズNEWS
天皇杯4回戦では東北社会人1部リーグからJFLへの昇格を決めた福島に5-0(得点はオウンゴールと、千葉の得点者はMF谷澤達也、FW藤田祥史、FW戸島章、MF兵働昭弘)で勝ち、J1昇格プレーオフ決勝で敗れてJ1昇格を逃したショックから何とか立ち直った姿を見せた千葉。

J1クラブとの対戦の可能性があった天皇杯3回戦ではJFLの佐川SHと対戦してPK戦で勝ち上がり、準々決勝で初めてJ1クラブと対戦する。公式戦でJ1クラブを相手に今の自分たちがどこまで戦えるかとあって、千葉の選手からは「鹿島との対戦が楽しみ」という声が多く聞かれた。

とはいえ、J2リーグ戦や今季のここまでの天皇杯の試合では対戦相手のプレーの精度不足や決定力不足で失点につながらなかったようなミスが、鹿島が相手では致命的なものになることは重々承知している。

チームで唯一J2リーグ戦全試合出場のDF竹内彬が負傷箇所の治療で長期離脱のため、天皇杯4回戦でスタメン出場したDF大岩一貴は「ポジショニングなどの細かいズレが大きな問題になってくる」と気を引き締めて修正を図る一方、U-23日本代表でチームメイトだった鹿島のFW大迫勇也を「しっかり抑えたい」と意気込んでいた。

鹿島は磐田と対戦した天皇杯4回戦は、試合開始早々にDF岩政大樹のクリアミスから磐田のFW前田遼一にゴールを許して失点した。だが、MF小笠原満男のCKから岩政がヘディングシュートを決めて自ら同点ゴールを奪取。その後、MF遠藤康のCK後の流れからFWドゥトラ、小笠原のFKからFWジュニーニョが得点して3-1と逆転勝ちした。

磐田に流れが行って苦しい時間帯は粘り強さを見せて耐え、セットプレーでの得点チャンスを確実にモノにするしたたかさ、そして試合運びのうまさはさすがだった。

J1リーグ戦は11位と悔しい結果に終わったが、ヤマザキナビスコカップ決勝戦で清水に2-1で勝ってタイトル獲得後のJ1リーグ戦は2勝2分。調子を上げて本来の鹿島らしい、しぶとさと落ち着きのある強さを取り戻し、天皇杯優勝でのAFCアジアチャンピオンズリーグ出場権獲得を狙っている。

また、家庭の事情のため今季限りで退任するジョルジーニョ監督を天皇杯優勝で送り出したいという強い思いを選手たちは胸に抱いて戦っている。準々決勝の対戦相手がJ2の千葉とはいえ、鹿島のジョルジーニョ監督は「簡単に勝てる相手ではない。手強い相手」と評し、選手たちも「天皇杯では対戦相手のカテゴリーは関係ない」と警戒。油断することなく、隙を見せずに戦う姿勢を見せる。

千葉は今季のJ2リーグ最少失点チームだが、セットプレーのゾーン守備にはやや難があり、特にニアサイドに相手選手に入られると失点につながりやすい。

一方、鹿島は準々決勝の3得点がそうだったように、攻撃では特にセットプレーの強さが目を引く。千葉は先制できると波に乗れる傾向にあるため、どちらが先制点を取るかという点と、セットプレーの攻防が勝敗の分かれ目になりそうだ。それには両チームが磨きをかけてきたパスワークでセットプレーや得点のチャンスを作れるかがポイントになる。相手のプレスをかいくぐってゴールに迫る攻撃ができるか。激しくなるだろう中盤の攻防にも注目したい。

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