パナソニックは、インドとブラジルで白物家電の新工場を建設する。
どちらも2011年春に着工し、12年から順次稼働する。設備投資額はインドが約75億円、ブラジルが50億円強となる見通し。
パナソニックは、インドとブラジルを新興国市場攻略の重点地域と位置づけており、生産拠点の整備で販売を大きく伸ばす。
●販売増目指す
インドでは09年度実績の50億円弱から15年度に900億円強、ブラジルは同60億円強から同250億円まで伸ばす。
インドではデリー近郊のジャジャールに新工場を建設し、12年8月にエアコン、13年3月に洗濯機の生産を開始。
エアコンの生産能力は年産100万台で、40万台からスタート。
洗濯機は、同50万台で当初は同10万台。ブラジルの新工場はミナス州エストリマ市に建設。12年10月に冷蔵庫と洗濯機の生産を始める。
生産能力はそれぞれ同50万台と同20万台。13年度以降をめどにエアコンの現地生産も検討している。
【記事引用】 「日本経済新聞/2010年11月9日(火)/9面」