延暦寺 浄土院

浄土院は伝教大師最澄上人のご廟所です。伝教大師が622年に亡くなられた後
弟子の慈覚大師円仁が、854年にご廟所を建立しました。僧が毎日、午前3時半
に起床し、大師に奉仕しています。
浄土院は比叡山中で最も清浄な聖域で、私にも張り詰めた気配が感じられました。

延暦寺 釈迦堂

釈迦堂は西塔の中心となる建物で、織田信長による焼き討ちの後、1596（文禄4）年、
園城寺（三井寺）の弥勒堂（金堂）を豊臣秀吉が移築したもので、南北朝時代の
1347（正平元・貞和3）年の建立で、延暦寺山内に現存する最古の建物です。

まばらな拝観者以外は人を見かけない静謐な場所でした。

比叡山延暦寺 西塔地区 椿堂

太子の千四百年御遠忌を期に、初めて堂内とご本尊・千手観世音菩薩像が
特別公開されています。
小さなお堂の椿堂は　昔聖徳太子が登叡されたときに、山の一角に光を
放つ霊地を見つけられそこにお堂を立て守り本尊である観世音菩薩を安置
し持っていた椿の杖をお堂の側に突き刺した。すると杖から根が生え枝が
出てみるみる大きな椿の木に成長した。ゆえに椿堂と呼ばれています。

比叡山延暦寺 西塔

西塔は延暦寺の中心東堂から車で5分徒歩30分の距離にある、東堂に比べ
お堂の数で半分。面積で１/３位の東堂に比べひなびた感じの地区です。

延暦寺 阿弥陀堂

延暦寺阿弥陀堂は1937年（昭和12年）に比叡山開創1,150年大法要を記念して
建立された比較的新しいお堂です。御本尊は阿弥陀如来です。