双子の娘たちが大学に入ったばかりの頃だと記憶しているが、彼女らの化粧台にノクゼマ(Noxzema、アメリカの州によってはノクザメと発音している。日本の広告では、「ノックスジーマ」とわけの分らぬ振り仮名がついている)の壜があった。これは乾燥肌に塗る、黒人専用の薬用クリームである。黒人の多くは乾燥肌で冬になり空気が乾いてくると肌が割れる。それを防ぐためのクリームである。そのことを娘たちに説明すると、「肌にいいと云われて買ったの。とても高かったわ」と口々に云った。捨てるには高すぎたようで、足のかかとが割れる友人に差し上げたと後で聞いた。
黒人と書いたが、現在のアメリカでは「アフリカ系アメリカ人」と云わなければならぬそうだ。日本語同様に不自由になった。ニグロ(negro)は黒人の意で、決して蔑称ではない。而し、ニガー(nigger)は黒ん坊の意で明らかに蔑称である。それで「カラード・ピープル」(色つきの人たち)と黒人を呼び、今では「アフリカ系アメリカ人」と呼ばれている。また、友人によるとフランスでも黒人(noir、黒の意)とは云わずに「アフリカから来たフランス人」という云い方をしているそうだ。それなら、アフリカに住んでいる黒人は「アフリカ系アフリカ人」、或いは「アフリカに住んでいるアフリカ人」と呼ばなければいけないのか?
日本でも盲人とは云わせず「目の不自由な人」と呼ばされる。それなら、度のきついメガネをかけても、よく見えない人はなんと呼べばいいのか?このような人たちだって「目の不自由な人」である。アメリカでは黒人の事には非常な神経を使っているが、その他のことには無頓着であるように思える。我々アジア人を有色人種とか黄色人種と云っている。「アジアに住んでいる人たち」との表現は聞いたことがない。盲人の事は単に「blind」或いは「blind person」と呼んでいる。また「ブラインド・メイド」と云うブランド名のホウキが売られている。盲人が自立のために作ったホウキである。決して「目の不自由な人が作ったホウキ」とは云わない。
電車やバスに「お年寄りや身体の不自由な方に席をお譲り下さい」と云うことが書かれ、松葉杖や妊婦のイラストが描かれている。この席に若者が堂々と足を広げて座っている。その前に杖をついているお年寄りが立っていても知らん顔である。このような情景を見ていると「頭の不自由な人もどうぞ!」と云う張り紙をしたくなる。
香港から夏休みに、当時小学校一年の孫娘が一人で日本に遊びに来たことがあった。電車の座席に座った途端に足を組んだ。「電車で足なんか組むんじゃない!」と孫娘を叱ると、隣に座っていたお嬢さんまで「すみません」と足を組むのをよした。アメリカやヨーロッパから来る観光客の一部は平気で足を組む。彼等の国で乗っている電車は日本のような狭軌ではなく、広軌であるので車体の幅が広い。従って車内で足を組んでもそれほど他人の迷惑になることはない。だが、良識のある人は隣の人の迷惑を考え、決してこのようなことはしない。
苦手な花を懲りずに撮ってみた。花を撮る場合、皆様は当然ご存じであろうが、マクロレンズを使うのに適した花と、望遠レンズを使うのに適した花がある。以下の花は全て70-200ミリの明るいレンズで撮ったものである。






以下の写真は、7月29日(水)に撮ったカルガモ親子の写真である。水上が6割、丘の上の生活が4割ほどになっていた。子ガモたちは8羽とも無事だった。

池から上がり、対岸の草地に行くにはどうしても渡らなくてはならない道がある。母ガモは交通整理の警官のように左右を見渡していた。

子ガモたちが土の中の虫を探している間も、母ガモは注意を怠っていなかった。私からは2メートルと離れていなかったが、安全を確認したのか逃げる様子はなかった。
黒人と書いたが、現在のアメリカでは「アフリカ系アメリカ人」と云わなければならぬそうだ。日本語同様に不自由になった。ニグロ(negro)は黒人の意で、決して蔑称ではない。而し、ニガー(nigger)は黒ん坊の意で明らかに蔑称である。それで「カラード・ピープル」(色つきの人たち)と黒人を呼び、今では「アフリカ系アメリカ人」と呼ばれている。また、友人によるとフランスでも黒人(noir、黒の意)とは云わずに「アフリカから来たフランス人」という云い方をしているそうだ。それなら、アフリカに住んでいる黒人は「アフリカ系アフリカ人」、或いは「アフリカに住んでいるアフリカ人」と呼ばなければいけないのか?
日本でも盲人とは云わせず「目の不自由な人」と呼ばされる。それなら、度のきついメガネをかけても、よく見えない人はなんと呼べばいいのか?このような人たちだって「目の不自由な人」である。アメリカでは黒人の事には非常な神経を使っているが、その他のことには無頓着であるように思える。我々アジア人を有色人種とか黄色人種と云っている。「アジアに住んでいる人たち」との表現は聞いたことがない。盲人の事は単に「blind」或いは「blind person」と呼んでいる。また「ブラインド・メイド」と云うブランド名のホウキが売られている。盲人が自立のために作ったホウキである。決して「目の不自由な人が作ったホウキ」とは云わない。
電車やバスに「お年寄りや身体の不自由な方に席をお譲り下さい」と云うことが書かれ、松葉杖や妊婦のイラストが描かれている。この席に若者が堂々と足を広げて座っている。その前に杖をついているお年寄りが立っていても知らん顔である。このような情景を見ていると「頭の不自由な人もどうぞ!」と云う張り紙をしたくなる。
香港から夏休みに、当時小学校一年の孫娘が一人で日本に遊びに来たことがあった。電車の座席に座った途端に足を組んだ。「電車で足なんか組むんじゃない!」と孫娘を叱ると、隣に座っていたお嬢さんまで「すみません」と足を組むのをよした。アメリカやヨーロッパから来る観光客の一部は平気で足を組む。彼等の国で乗っている電車は日本のような狭軌ではなく、広軌であるので車体の幅が広い。従って車内で足を組んでもそれほど他人の迷惑になることはない。だが、良識のある人は隣の人の迷惑を考え、決してこのようなことはしない。
苦手な花を懲りずに撮ってみた。花を撮る場合、皆様は当然ご存じであろうが、マクロレンズを使うのに適した花と、望遠レンズを使うのに適した花がある。以下の花は全て70-200ミリの明るいレンズで撮ったものである。






以下の写真は、7月29日(水)に撮ったカルガモ親子の写真である。水上が6割、丘の上の生活が4割ほどになっていた。子ガモたちは8羽とも無事だった。

池から上がり、対岸の草地に行くにはどうしても渡らなくてはならない道がある。母ガモは交通整理の警官のように左右を見渡していた。

子ガモたちが土の中の虫を探している間も、母ガモは注意を怠っていなかった。私からは2メートルと離れていなかったが、安全を確認したのか逃げる様子はなかった。
本文のJamcoさんのご意見に全面的に賛成です。
カルガモ親子の成長を、旅立つまで見守っていきたいと考えています。
日本をよく知らないアメリカ人は、一般的に日本人に対して冷たい態度で接します。それが「盗聴」に結びつくのではないでしょうか。