山遊塾With You

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用水路の桝の中でタヌキが死んでいました。

2021年09月05日 | 日記
 犬の散歩に利用する道の脇の用水路の桝の中で今朝(5日)タヌキが死んでいました。この桝は四方から用水路が集まっていて、約1m四方のコンクリート造り。深さが3mほどあります。現在稲の刈り取りが始まっていて水は抜いてあり、底の方に僅か流れている状態です。四方の水門は閉ざされていて逃げ出すことは出来なくなっています。実は3日の夕方そこを通りかかった時、近所のおばさん二人がここにタヌキがいるよと教えてくれました。
 覗いてみるとここ数日降り続いている雨のため、ずぶ濡れになってうずくまっているタヌキがいました。昨日もいたよと言うから、もっと前からここにいたのかも知れません。折悪しく金曜日の午後6時に近い時間であったため、役所とも連絡がとれず、気がかりではあったものの何も出来ずに帰宅しました。
 翌日の朝たまたま昨日のおばさんと顔を合わせたときに、タヌキの様子を聞いたらまだ生きているということでした。それを聞いて多少ホッとしましたが、夕方暗くなる前に現場に出かけて桝を覗いたら、連日降り続く雨の中でまだ生きていました。そこで自宅から以前飼っていた犬用のケージを持って来て、中にソーセージを3本入れてやり、紐をつけて桝の中に降ろしておきました。


 そして今朝5時半に現場へ行って覗いてみたら、ケージの入り口で体半分を水に入れて死んでいました。すぐさまケージに繋いだロープを利用して桝の中に降りて周りを調べてみたところ、昨夜入れおいたソーセージはみんな無くなっており、さらにザリガニの殻が数匹分散らかっていました。
 死体は痩せていて持ち上げてみたら、せいぜい3kgから4kgの重さしかなく、恐らく飢えと寒さに耐えきれなくなって死んだのでしょう。せめてもの慰みは3本のソーセージを全部食べてくれていたことです。


 ロープで縛って引き上げて、近所のおじいさんからビニール袋をもらって入れておきました。可哀そうだけど7日に生ゴミとして出すことになります。
野生の生き物でもこんな不幸な死に方は可哀そうで、今日は気の重い日曜日になってしまいました。。

 

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