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文学や史跡で登場するマチを旅しながら、折々、紹介することを心がけています。

「折り合い」がポイント? 戦時一枚のチョコ=飢餓で没した裁判官家族「瞬時、皆の笑顔」240614

2024年06月18日 09時36分38秒 | 季節
 「折り合い」がポイント? 戦時一枚のチョコ=飢餓で没した裁判官家族「瞬時、皆の笑顔」240614

 実話かどうかは定かならずとも。
 「新設することになった東京家庭裁判所の事務所には、チョコレートを分け合う親子の手を描いた花岡の妻・奈津子の描いた絵を飾ることに」。
 確かにドラマでは、主役の女性が、東京地裁で「食糧管理違反事件を担当する判事に、GHQから給されたチョコレートを半折し贈る」シーンが。

 掲げた絵について、最高裁家庭局長が一言する。
 「法律っちゅうもんはな、縛られて死ぬためにあるんじゃない」。「人が幸せになるためにあるんだよ」
 「幸せになることをあきらめた時点で矛盾が生じる」。「彼がどんなに立派だろうが、法を司る我々は彼の死を非難して怒り続けねばならん」。
 「その戒めにこの絵を飾るんだ」などと発言。その場に集った<一同の心>を動かす。

 ネットの反応・
 「(最高裁家庭局長)多岐川のような強い信念を持った人が、この時代には必要だったのだろう」
 「花岡家にも確かにあった小さな幸せ。それを描いた絵を見て涙が止まらない」など、など。

 6月18日 火曜日の場面でも「容疑者が判事補宅で泊めてもらう」展開。筋論では<ありえなく>とも、戦後新制度発足で生じていた混乱。
 <折り合い>で<シノグ>の場面も少なからず、や。

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「釧路観光の枠組み」(FMくしろ76.1 POD CAST 181,203)

2024年06月17日 14時03分45秒 | 季節
 「釧路観光の枠組み」(FMくしろ76.1  POD CAST 181,203)

 現在も「地域コミュニティ放送 FMくしろ76.1 」さんの公式ホームページで、「釧路歴史探訪」を聴くことができる。
 「釧路歴史探訪 on PODCAST」=https://fm946.com/broadcast/category/podcast05/ で2018年12月3日 第596話から、21年3月29日の放送最終回まで音声が搭載されています。
 
 14年間続きました。最初の13回。放送「1クール」=3か月も続けるとよいのか。
 そう考えながら始めたモノの、712話まで到達したハズです。
 「釧路観光の枠組み」。その概略は。

 「9月25日から釧路地方職業能力開発協会の訓練プログラムで、観光コース科の講座を担当させてもらいました」。
 当時、「くしろ検定」が実施されており、北海道の提案で職業訓練コースの一つに「観光コース」で20回の講座を担当していました。

 以下のURLからアクセスできます。
 https://fm946.com/broadcast/podcast05/2018/12/post-68/  「第595話 釧路観光の枠組み」181203
 https://fm946.com/broadcast/category/podcast05/ 「釧路歴史探訪 FMくしろ76.1 POD CAST」


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事態を「我が事」で向き合わないと 熊本県水俣の教訓=地域再興の市民自治199107

2024年06月12日 14時23分29秒 | 季節
 二つの文脈で構成されている。
 「下手でもいいから自分たちで調べ」の前段が、「自治する力」「持続的な取り組みは不可能」とする後段に受けつがれる。
 そこには地域に広まる根深い偏見・中傷・差別による対立。そこを修復する営為であった。

一九九一年七月 「寄ろ会みなまた」を立ち上げられた。
 熊本県&水俣市に市民が一体になって動き出した自治的組織に、水俣病患者や被害支援団体も参加。自分たちで足元の環境を調べてみることにした。

「地域資源マップ」をつくり、「あるモノをみつけて組み合わす」。新しい価値を創る組み立ての原点であった。


 事態を「我が事」で向き合わないと 熊本県水俣の教訓=地域再興の市民自治199107
 一九九七年七月 県知事の「安全宣言」があるも、市中の対立、域外の偏見・中傷は消えなかった。

(以下の年譜を逆順で記載するに)
 一九七四年 汚染防止の仕切り網設置、同七七年から公害防止事業実施。
 一九九〇年三月 四八五億円投じて公害防止事業を実施、

 一九五六年五月 五歳&二歳の姉妹、歩行困難、舌がもつれ、手が動かずに医師の元に。
 「移る病気」と警戒、患者&家族は周囲から口をきいてもらえず、家からでられなくなった。
 一九五四年六月 ネコが狂い死にした報道。


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戦没者供養、戦災復興祈願を支え70年 ≪くしろ北海盆歌保存会≫に釧根郷土芸能振興基金が助成240320 

2024年06月03日 16時40分23秒 | 季節
 釧根郷土芸能振興基金の第32回 活動助成金贈呈式。釧路市域で贈呈されたのは「くしろ北海盆歌保存会」であった。

 戦没者供養、戦災復興祈願に起源をもつ「くしろ市民北海盆踊り」を令和6年で70年にわたり支え続けてきた。
 ところがこの盆踊り歌保存会。32回の贈呈記録のなかで初の贈呈対象に選ばれた。それが紹介する筆者の思いなのだ。
 贈呈式では恒例のこれまでの助成団体一覧が掲載されている。しかし、その記載内容には目をこらしてみたが、見当たらないのだ。

 同保存会の発足は昭和30年。戦後10年を期して、釧路市中心街に位置する歓楽街の有志は、企画した。
 ハード事業で戦災復興碑を建立するとあわせて、ソフト罷業で「くしろ市民北海盆踊り」を立ち上げたのっだ。
 どちらにも笛園社長の石田栄一翁の志が尊い。

 しかし、同氏が立ち上げた北海道くしろ蝦夷太鼓保存会や釧根郷土芸能振興基金とは、くしろ北海盆歌保存会は縁遠い位置にあったことになる。
 なぜか。助成団体の申請にはお目にかかっていた記憶がある。と言っても筆者が振興基金と関わるようになったのは平成22年度=第19回助成金贈呈からのことだ、
 申請ごとに僅差で助成をうけることが遠のいたが、いくつかの審査項目で優先度が高まらなかったと記憶している。

 1)確かに年一度のくしろ市民北海盆踊りを支える存在として不可欠な貴重な役割を積み重ねてきた。しかし、日常の鍛錬・研磨、加えて戦没者、加えて戦災犠牲者を慰霊する営為が不明確であった。
 2)基金発起人代表の石田栄一翁が口癖にしていたのは、「太鼓は神々を悦ばせる」。対比するに盆踊り歌保存会には戦没者、加えて戦災犠牲者を自らに、かつ市民に引き寄せる日常がうかがえなかった。
 3)地域団体としての地域コミュニティへの関わり、また、最近では学校教育のなかで地域教育教材として次世代への継承に努める動き、また、地域コミュニティ結集の吸引力してとしての機能も、強くは感じられなかった。

 つまり、他団体との活動歴や活動実績で後塵を浴びる評価が示されていたように個人的見解として思いえがく点なのだ。
 とは言いながら、令和5年は「くしろ市民北海盆踊り」も古希をむかえる節目にあった。
 70年支えつづけ、世代交代を積み重ねてきた偉業を、多くの市民が称賛する。永年の功績が評価された。

 そこは「くしろ北海盆歌保存会」の輝かしい栄誉としてこれからも顕彰されて当然と考える。
 戦没者供養、戦災復興祈願を支え70年 ≪くしろ北海盆歌保存会≫に釧根郷土芸能振興基金が助成240320 
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「政治哲学」=「国民目線で大局観のある、真の国益を追求する人物」 自身の票田培養に国税を使う政治家。

2024年05月29日 05時38分57秒 | 季節
 近隣の児童公園。5月18日、タンポポが満開であった。
 一面のタンポポの主は「セイヨウタンポポ」。「二ホンタンポポ」は勢いに押されて駆逐してしまった。
 株高円安。「東南アジア諸国など開発途上国並みの水準」。そう揶揄されている日本経済。

 その株高円安要因は「外国人投資家のドル買い円売りにある」とも。
 他方で国内企業には自社株がなんのメッリトも受けていない、空虚感が社員たちを覆っている。
 公園のグリーンを埋め尽くすセイヨウタンポポは、日本の株式市場を席巻する外国人投資家に象徴される。

 大相撲で大の里の活躍。
 「政治の世界にも筋の通った欧米型とは申さずとも、政治哲学を身に着けた若者が現れて欲しい」。斯く記載した。
 返答があって、曰く。「政治に新しい風がほしい」「国民目線で大局観のある、真の国益を追求する人物が出てほしい」と。

 見事、「政治哲学」=「国民目線で大局観のある、真の国益を追求する人物」と返答。
 省エネ・省資源でとどまり、脱炭素・非製造物主義に至らず。成長・技術革新・品質管理が劣化。税制の大いなる歪みと理念の不足。1300兆円の赤字国債と財政規律の未成熟。
 おまけに男女共同参画の遅れ、教育費、GDP加盟国最下位。政治家は自身の票田培養に国税を使わず、自身を政治的緊張の元で自身を鍛えよ。

 「政治哲学」=「国民目線で大局観のある、真の国益を追求する人物」 自身の票田培養に国税を使う政治家。
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買い物は夫、こども不在の時間帯に 物価高=自衛でささやかれているネット上の話題230127

2024年05月25日 08時36分00秒 | 季節
 買い物は夫、こども不在の時間帯に 物価高=自衛でささやかれているネット上の話題230127

「物価上昇2%」。政権と中央銀行総裁が掲げた国家目標。
 1960年代に「所得倍増計画」のあったことを知る年代には、「なんて、バカな!!」。
 政権も中央銀行も、大手企業と株式取引者のための政治&国際金融と気づいたモノは少なくなかったハズ、ながら。

 ロシアのウクライナ侵攻が始まり、物価は「2%」ではなく、「20%、30%」と上昇した。
 「おかしい」「たまらん」。主婦たちは自衛の策を考えはじめた。そして記載した。
 曰く。「スーパーでの『夫の買い物』にイラッ!妻たちに聞いた、許せないポイントまとめ」。
 ●買う量が多すぎる
 ●予算オーバーの買い物をする
 ●安売りのものを考えずに買う

 最近、拙宅では「上手な買い物の仕方」を来だすように求められたらしい。
 最後の10項目に加えておいた。
 「10)夫や子どもなど、「チョイ買い物」をして、予定外の商品を買わないように不在の時を選び、買い物してはいかが」。


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泥炭地は緑野、生乳生産量増 祭典終止符240523

2024年05月23日 10時03分14秒 | 季節
 泥炭地は緑野、生乳生産量増 祭典終止符240523

 22年8月31日と記憶するが実家のある集落にもどり鎮守社を訪ねてみた。
 整備がすすみ、整然としたたたずまいに一枚の写真を撮影。その後は母校跡に向かったのであるが。
 春は4月26日開村記念日、夏は7月22、23日に例大祭が営まれていた。

 その太鼓の音が途絶えた。そう聴かされて10年超の星霜を数えている。
 1965年を境に<地域のたたずまい>は、大きく変貌をとげた。
 いたる処の地に広がっていた泥炭湿地は、緑野に転じた。120有余世帯あった生乳生産農家は20軒を切る数値で表現されている。

 屋並みを連ねた住家も付属の作業小屋も、牧場の一角に集約されて広々とした牧野の景観となった。
 集落をうねった河川は直線化され、洪水防止で掘削された分水は健在。
 しかし川幅は狭くなり、水量は激減し、水面は確かに低下した。<ホリの深い>河川に転じている。

 「水量、減った、減った」「上流で森林を伐採、トラックで運ぶ」「こうしているうちに、降った雨はそのまま海に流れ込むことになった」。
 川を横切り、小学校入学から郵便局を定年退職して今も、実家に住まいする住民は嘆息する。

 子どものころ、大人たちに聴かされた。
 「仏ほっとけ神構うな」と言われるのに、「お前ん家は、良い商売だな」。
 そう申した大人はすでに隠れた。祭典休止。その決断はその二世、三世の判断。

 家畜千頭余の飼育と暫時出産。下流口には厚岸湖の牡蠣、分水口には厚岸湾の牡蠣。
 「牡蠣の旨味は水がきめて」の今、植物プランクトンを豊富に期待される流域で、これまでにない変化が起きている。


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 「やさしさカケラもなし」「地域家族」「保育めぐる北海道&本州」 一つの書き込み「ちょいボラ3年」240503

2024年05月22日 08時58分12秒 | 季節
 「やさしさカケラもなし」「地域家族」「保育めぐる北海道&本州」 一つの書き込み「ちょいボラ3年」240503

 「ちょいボラ」=ちょいとだけボランティアをはじめて三年以上。近所の人たちは、認知症の人にはやさしさのカケラもない、です。
 市も、支援センターも、です。
 長生きも考えものだと思う今日、この頃です。(70歳台 女性)。

 憲法発布記念日、その日の書き始めで、封書にそえられた一葉箋に記載の内容。
 2009年12月6日に配達の道内配布紙の企画記事を思い出した。
 金子勇教授の談話で「地域家族」。その要旨を思い出すに、次の諸点ではなかったか。

 北海道では<核家族の快適な生活に始まっており、地域家族の成熟に及んでいない>。
 そうした趣旨ではなかったか。そこで遠い日の公共放送の番組を思い出した。
 ポイントは、本州の稲作地帯ならではの<暮らしの知恵と申すか、コミュニティ力の高さ>にある。

 地域の水利を維持する作業分担。本州の庶民住宅街で一人の<赤子を背負った女性が老女宅に現れた>。
 「私、水路維持の<作業当番>にあたって、居るの」。老婦人はすかさず、申した。
 「それはたいへん、私、赤ちゃんをあずかっているわ」。「行ってらっやしゃーい!!」。

 北海道ではどうか。マチなかを通過する水路清掃作業がないわけではな、ない。しかし、そこは北海道。一小流の水路が水田を潤す水路とは考えない。
 同じケースの申し出に、相談をうけた住民は答えるであろう。「それなら責任者に、『子供を守りせねば、預かってくれるヒトが居ないから」と断ると良い!!」。
 それが通る北海道と通りそうもない本州。

 他方で、「子をあずかる、預けても心配がない」の人間関係もまた、代々で築かれた本州&まだ未形成の北海道」。そうなるのでは、ないか。


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越後国出身者の鮭漁場に起源と・・・・・ 御得稲荷神社由緒240519

2024年05月19日 10時33分08秒 | 季節
   越後国出身者の鮭漁場に起源と・・・・・ 御得稲荷神社由緒240519

 「繁栄」の対語は、「衰微」「衰退」ではあろうが、「中心街の繁栄」の対語となれば「中心街支持力の喪失」。
 農漁村集落に無人社が増えて、神職の兼任が増加している。そうした指摘の後には、祭祀奉納をしなくなった、出来なくなったの状況。
 ここへ来て、繁栄を支えたはずの神々に「神社仕舞い」の知らせを聴かされている。

 2022年4月20日 水曜日には「日枝神社 4月で閉鎖 旭町、老朽化や高齢化などで」と報じられた。
 https://kushironews.jp/2022/04/20/334499/#google_vignette
 「大正時代から新潟県出身者の心のよりどころとして建立された日(ひ)枝(えい)神社(釧路市旭町9、田村某・・・」とされる。

 「手繰網漁業に用いられる『川崎船』という帆船が釧路に進出し、タラ、スケトウダラ、カレイなどの沖合漁業に従事した記録」
 「川崎船に乗ってやってきた越後の漁民は、現在の釧路市旭町、川上町に定住し、この辺りは漁師町として繁栄しましたが、昭和2年(1927年)、新潟県北蒲原郡次第浜(現:北蒲原郡聖籠町次第浜)出身の漁師たちが、地元にある『日枝神社』から分霊勧請してできたのが、現在のこの神社」とも。 
  https://blog.goo.ne.jp/five-colors1213/e/f3f25054af6c8bc1f30f1fdaca27b65b

 越後漁業者の釧路沖合出漁と申すと「タラ、スケトウダラ、カレイ」と心得ていた。
 が、釧路市寿町一丁目の御得稲荷神社」は「トンケシ浜に開設、鮭漁場に設置の小祠が起源」と。
 思うに次第浜=旭町の中越に対して、下越と申すか村上市あたりの出身者の創建になる、かと。

 二代目から伊藤家が神職を務めてこられた。三代目 律師が2014年に亡くなられ、17年に「釧路国壱ノ宮 厳島神社に合祀」された。
 跡地に「由緒碑」が設置され、その碑文を記載してみておく。


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郷土伝統芸能と両輪の農山漁村&都市間交流に重要な枠組みを蓄積 釧根郷土芸能基金(釧路市)240517

2024年05月18日 16時15分16秒 | 季節
 郷土伝統芸能と両輪の農山漁村&都市間交流に重要な枠組みを蓄積 釧根郷土芸能基金(釧路市)240517

 釧根郷土芸能振興基金では、第32回目にあたる令和5年度活動助成金を根室国で活動する3団体、釧路市に拠点を置く3団体に贈呈した。同基金では平成4年度から毎年3~6団体に助成金を贈っている。
 根室国の3団体は、漁村で活動する「しべつとどわら太鼓保存会」と「野付竜神太鼓保存会」で、もう一つの団体「美原子童太鼓保存会」は別海町中春別地区近郊の酪農村に誕生した。

 いずれも太鼓演奏に取り組む。漁村で活動する二団体はすでに半世紀以上のキャリアをもち、児童中心の「美原子童太鼓保存会」も30年を超える年輪を積み重ねている。近年、保存伝承がたいへん困難な経済環境にあるなか、いずれもいすれも健闘しているのだ。

 2020年2月のCOVID-19発生前後から、漁村は気候変動による漁業環境の変化が少なからず現れているようだ。酪農村はウクライナ戦後、空前の経営危機に包まれる。1)海外からの輸入飼料高騰、2)牛肉・生乳消費量の低迷に加え3)肉牛引き取り価格の暴落。郷土芸能を保存・伝承する環境はいっそうの厳しさを増しているようだ。

 ここに来て釧根郷土芸能振興基金がすすめる助成金贈呈の意義も、新たな理念を意識しなければいけない局面と、受け止めた。贈呈式後の茶話会に席を連ね、活動団体代表の活動発表を聴かせてもらいながら、想いめぐらした点である。

 基金開設期前後の保存伝承活動助成・発表会等参加助成に期待された点は、装備の多様化・演奏機材の補てんに頼られる点が少なからずあったのかも知れない。
 しかし今日に至り<そもそも活動継続と支持基盤拡充>に資するとされる、努めて「メンタルな側面での支援」。この点が極めて、重視されるレベルに達している観が深い。

 北海道では育ちにくかった郷土伝統芸能。半世紀の蓄積を記録する団体数の増加にあわせ、留意しておきたい点がある。それは釧路市に誕生した釧根郷土芸能基金が、農山漁村と都市間の文化交流に重要な枠組みを蓄積してきたことにあるのでは。
 5月17日、一般財団法人 釧根郷土芸能振興基金が開いた理事会・評議員会議の末席にかけつけ、思いめぐらした点だ。


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サクラ開花期早まり、漁況に資源異常、阿寒湖のマリモも危機 季節のズレに注目240505

2024年05月16日 11時26分18秒 | 季節
 サクラ開花期早まり、漁況に資源異常、阿寒湖のマリモも危機 季節のズレに注目240505

 掲載写真は通称「春日ヴィレッジ」と呼ばれる北海道営の公営住宅街。
 色合いの鮮やかさから手前のエゾムラサキツツジが、大いに目立つ。
 間に通路の屋根を挟んではいるも、その背景にはエゾヤマザクラがすでに開花。

 ●エゾムラサキツツジ (蝦夷紫躑躅) ツツジ科 【学名】 Rhododendron dauricum 【花期】 4~5月
 ●オオヤマザクラ (大山桜) バラ科 学名: Cerasus sargentii var. sargentii 花期 十勝=連続休日、根釧=2000年頃5月第4週、2020年=5月第2週、2024年=5月3-5日 別名 エゾヤマザクラ

 写真の撮影は5月5日のことで、ツツジとサクラが同時に開花は珍重でもある。
 報道を通じて伝えられる、「漁況に資源異常、阿寒湖のマリモも危機」。
 そこと重なることになるはず、 ツツジとサクラの同時開花。

 意外に深刻な「次」への表現ではないのか。


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市中に芽生える「手づくり観光プログラム」 観光=ヒトではないか240512

2024年05月15日 12時54分45秒 | 季節
 市中に芽生える「手づくり観光プログラム」 観光=ヒトではないか240512

 「蜻蛉の碑」「与謝野晶子歌碑」「宇治市源氏物語ミュージアム」「宇治市観光センター」「宇治市営茶室『対鳳庵』」。
 投資対象施設は、この五カ所。「宇治市内に点在する源氏物語「宇治十帖」の古跡を巡るコース散策」。
 所要時間 約4時間(移動時間のみ)(宇治市の観光スポット巡り日帰り1日観光コース) 距離:約6.9km。

 いかがでしょうか。観光客のみならず、居住する市民とて生涯学習資源で、一日、愉しむことができるではないですか。
 お待たせしました。そのコースを転記載させてもらいましょう。
 https://narasen.mi-ktt.ne.jp/kankou_couse/uji-city/genji-koseki_couse/ 240515 10:45閲覧。

 ①JR奈良線JR宇治駅・京阪宇治駅
 ②→橋姫神社
 ③→夢浮橋
 ④→東屋
 ⑤→椎本
 ⑥→手習
 ⑦→浮舟(三室戸寺)
 ⑧→蜻蛉の碑
 ⑨→宇治市源氏物語ミュージアム
 ⓾→総角
 ⑪→与謝野晶子歌碑
 ⑫→宇治上神社
 ⑬→早蕨
 ⑭→宇治十帖モニュメント
 ⑮→宿木の古跡
 ⑯→宇治市観光センター
 ⑰→宇治市営茶室「対鳳庵」
 ⑱→JR奈良線JR宇治駅・京阪宇治駅

 「観光は、魂を揺するような『出会い』と『おもてなし』」。
 「自然景観であっても、見方&見せ方の<物語>が不可欠」。
 「観光とは、結局、ヒトではないか」。

 今、その「ヒト」が大成を目指しつつある。
 数多く印刷配布されている観光案内MAP&文学散歩図を「市民が読み、自身で活用したい」。
 2022年7月にたちあげた「遊ぶ=『ぶ』、学ぶ=『ぶ』、(自身を)褒める=『る』」を模した「ぶぶる1st~12th」に参加している女性たちが、めざしている。 

 掲載写真は「牛車(復元)」。宇治市源氏物語ミュージアム常設展示品。図録を持っていたが。
 「源氏物語宇治十帖古跡日帰りで巡るハイキング観光モデルコース」に匹敵するプログラム開発。期待することにしょうでは、ないか。



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若者対応は京・宇治の対応で 240512「復刻『阿寒国立公園の三恩人+プラス』を語る」の鼎談第二弾。

2024年05月14日 11時35分15秒 | 季節
 話はふられて、第二弾。それは修学旅行生を迎えるにはどうする、か。
またまた発言順は「18年間阿寒湖支所で観光行政実務一筋から社会教育機関の長」についで、二番目に。

 「そうですねー、京都府宇治市の訪問客受け入れ基盤=『ストーリー・源氏物語』ということを考えませんか」。
 「宇治市はですねー、駅を降りたらすぐに『茶壺型の郵便ポスト』があって、1)『宇治の銘茶』産地と、訴えています」。
 観光客は急いで「2)平等院鳳凰堂に向かっていそぎますよねー」。高校生も、迎える市民も、鳳凰堂が極楽浄土を今に再現、藤原頼通建立とは承知しています。

 「しかし、どうして鳳凰堂が宇治に、また宇治が茶の産地であるのか、訪問する人のなかにはまだ知っていない人が相当におるのですよ」。
 「答えは、『宇治が京の貴族たちの別邸』、つまり別荘地だったから」。
 「もうひとつ、宇治の市民も訪問する人も、宇治川こそ『源氏物語』むすびの十帖に配された『宇治十帖』の舞台」と、知っているわけですよ」

 「それだもの、岸辺から宇治川の川面を眺めて、『入水した女性を、端正な顔立ちの若き僧が救い」あげて、そこに『女人成仏の必然」を思いえがく」。
 特に「女人成仏の必然」は、瀬戸内寂聴師あたりの訳本から示されているようにおもうので、宇治川の岸辺、宇治川の川面に、「新たなる物語」が創造されたのかも。
 ただ、ここまで。それでは、釧路湿原国立公園や阿寒摩周国立公園に修学旅行生をうけいれる「積極的なムーブメント」は起案されないのだろう」。

 その一は「アイヌ民族の伝承説話」かも知れないし、二には「アイヌ民族社会の<限りない未来永劫の持続性>」かも。
 あるいはその三に「壮大な生物界の、生態系・生物多様性・食物連鎖や光合成のダイナミズム」なのかも。
 そこには「蓄積された想像力に裏打ちされた<イメージ世界の具現化=物語創造>が不可欠」ではないか、と。そこの点を、コーディネーターに強く期待した点でもあったのだ。

 元はと申すに、「観光とは=魂を揺るがす<出会い>&<おもてなし>」と括ってみることにした。
 余計なことを「追々、ヒトは孤独になる、そのときに<良い人生であった>と思える記憶、出会い、体験が<観光の醍醐味>では?」など、余分なことを申し上げた。
 そこを「高齢者向き」と受け止められたか、かえす刀で「修学旅行生=若者」吸引で、切り返されたのかも。

 若者対応は京・宇治の対応で 240512「復刻『阿寒国立公園の三恩人+プラス』を語る」の鼎談第二弾。


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阿寒摩周の自然が生み出す可能性、その共生のHow To 復刻『阿寒国立公園の三恩人+プラス』出版記念鼎談240512

2024年05月13日 14時52分20秒 | 季節
●18年間阿寒湖支所で観光行政実務一筋から社会教育機関の長
 「観光とはなにかと言えば、通年・滞在・体験型と言われて久しい」。
 けれども「現在では国際性ということを加えた方が良いのではないか」。

●「観光とはなにか」を承けて、城山モシリヤ学コミッション調査役。
 「それって、<魂をゆさぶる>ような出会い&モノ・コト・オトではないか」
 専門の観光ガイドは申す。「どんな観光ガイドブックをみてもらっても、観光地の現在を書いてある本は一冊もない」
 「それゆえ、ヒトは大なり小なり孤独に向かう」「生きていて良かったと思える景観・物語・おもてなしを数多く記憶してもらいたい」

●秀和人文科学研究所代表
 種市さんは常々、「北海道は略奪の経済でなりたってきた」。それゆえ「これからは価値を作っていくことが必要だ」と申していた。

●凸凹出版舎代表
 「確かに地元利用よりも海外から、この地の自然にあこがれる観光客は増えている」「それにむけての受け皿基盤って、とても重要ではないか」。

 2024年5月12日午後、「国立公園誕生90年・阿寒摩周国立公園指定90年~ 今、よみがえる『阿寒国立公園の三恩人』の世界~」の第二部
 「鼎談 復刻『阿寒国立公園の三恩人+プラス』を語る」で展開された、トークの序盤。 「これからの観光を考える」で15時05分から50分の設営。

 阿寒摩周の自然が生み出す可能性、その共生のHow To 復刻『阿寒国立公園の三恩人+プラス』出版記念鼎談240512


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法曹界に女性、祝賀会のスピーチセリフが聴かせる 「"法服”を彩る三紅点」381102

2024年05月13日 04時04分35秒 | 季節
 法曹界に女性、祝賀会のスピーチセリフが聴かせる  「"法服”を彩る三紅点」381102

 記者から「日本で一番優秀なご婦人方だ」「謙虚でいらっしゃる」と言われ、寅子は本音をぶちまけた。
 →240510「NHK朝のドラマ 『虎に翼―女の一念、、岩をも通す?』」。

 「昔から私は自信過剰、負けず嫌い、一言多いと言われてきましたが…」。
 「この場に私が立っているのは、私が死ぬほど努力を重ねたから。でも、高等試験に合格しただけで、自分が女性の中で一番なんて、口が裂けても言えません」。
 「志半ばで諦めた友、そもそも学ぶことができなかった、その選択肢があることすら知らなかったご婦人方がいることを、私は知っているのですから」。
 「でも今、合格してからずっとモヤモヤとしていたものの答えが分かりました」

 「私たち凄く怒っているんです」。「ですよね」。
 「法改正がなされても、結局、女は不利なまま」。「女は弁護士にはなれても、裁判官や検事にはなれない」。
 「男性と同じ試験を受けているのにですよ」。「女ってだけで、できないことばっかり」。

 「ま、そもそもがおかしいんですよ」。「元々の法律が、私たちを虐げているのですから」。
 「生い立ちや、信念や、格好で切り捨てられたりしない、男か女かでふるいにかけられない社会になることを、私は心から願います」。「いや、みんなでしませんか?」「しましょうよ」。
 「私はそんな社会で、何かの一番になりたい」。「そのために、良き弁護士になるよう、尽力します」。「困っている方を救い続けます」。「男女関係なく!」

 会場はしらける。桂場等一郎(松山ケンイチ)は笑いがこみ上げ「失敬」。穂高重親(小林薫)は「素晴らしい演説だ」と拍手。竹中次郎(高橋努)だけが寅子を記事にした。
(写真は https://president.jp/articles/-/81259?page=2 PRESDENT WOMAN 240513 03:45)
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