BS-TBSの報道1930を見ていたら、アメリカ大統領選挙で「ハリス旋風」が吹いていると云ってました。
日本にも大きく影響があるアメリカ大統領が誰になるかですが、報道で見る限り政策論争よりもお互いの非難の応酬で、政策は兎も角どうやったら当選するかが重要な日本の選挙と似ている気がして、あまり興味が湧きませんでした。(それともその部分だけを切り取る日本のマスコミのレベルの低さなのかもしれないのですが・・・)
それにしても、トランプ候補の態度の豹変ぶりが何ともいえません。
公開討論会でバイデン大統領の老化が問題となり、トランプ氏暗殺未遂事件の後支持率が上がった直後には、ゆとりの笑顔と温和な発言を繰り返していました。・・・一瞬ですが。
それが、ハリス氏が優位に転じたと見るや、過激な発言のオンパレード。
やはりアメリカの選挙も、『 政策 < 当選 』なのでしょうか。
ま、わかりやすい(失礼な言い方をすれば単純な)性格の方なのかもしれません。
しかし、こんなにも失礼な言葉を公の場で発してもよいのかと、アメリカの言論文化が理解できないほどでした。
転じて日本では、自民党総裁選挙の報道が盛んになりました。
ニュースを見るにつけ、「後出しジャンケンで優位に立つ」など、ガッカリするばかりです。
(後出しジャンケンを好むのは、根回しに時間がかかるからではなく、話題の独占とマスコミなどに政策等を突っ込まれなくて済むから・・・だと思ってます)
自民党総裁が誰になっても、必ずしも<自民党総裁=日本国総理大臣>とならなければ、政策についての話題が増えるのかなと思うのです。
「ハリス旋風」・・・この言葉で、ちばてつや氏の『ハリスの旋風』を思い出しました。
石田国松のような、破天荒ではあっても心があり、「弱い者の見方」という人材が政界にも必要なのかもしれません。