けいいちの日記

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日本野球は宝の山

2008-02-05 | スポーツ雑記
昨日、NHKスペシャルでMLBの日本戦略の一端を紹介していました。
野茂をパイオニアとしてイチローや松井秀喜に稼頭央、松坂や城島などが活躍し、今年も福留や黒田、小林雅英などがMLBに移籍しますが、その背景には少ない投資で大きなリターンを狙っているフロントや経営陣の思惑があるようです。
番組ではレッドソックスの戦略が取り上げられていましたが、特にオルティーズ岡島の獲得の理由が普段、自分が知っているデータとは異なるデータに基づいて、獲得した当時は目立っていなかった2人していました。
それは打者は「第二の打率」という(塁打数-安打数+四球+盗塁数)÷打席数、投手ならば奪三振数÷与四球数という指標があり、オルティーズと岡島は移籍前当時は打率、防御率は並以下でしたが、上記の計算式に当てこむと平均をはるかに上回る数値を弾き出したのです。
これはなかなか興味深いところでした。

番組では他にも球団経営やMLBの放映権の一括管理などが取り上げられていて、NPBの赤字経営と比較しながらの番組構成でした。
MLBも薬物汚染や人種差別など様々な問題があり、昨日の番組を見ると「MLBは最高、NPBはヤバい」という論調でしたが(BSはMLB中継に力を入れていますからね)、NPBにもMLBと比べていいところがあるとは思いますが、球団経営に関しては断然MLBが上回っている印象は受けました。
レッドソックスの社長は「日本では親会社の宣伝だが、大リーグでは球団としてのビジネスだ」と語っていたのが大変印象的ですが、WBC優勝や最近の日本人選手の活躍などで、選手の質は日本野球はアメリカ野球に接近してるのは間違いありませんが、他の部分(特に経営)についてはまだまだ距離があることを痛感しました。


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