今日、サンデープロジェクトでアメリカ大統領選の特集を組んでいて、民主党の「本命」と目されているヒラリー・クリントンを軸にして番組は進んでいった。
特集を見ていると、熱烈なヒラリー支持者がいる分、それと同じぐらいのアンチヒラリー派がアメリカには数多く存在している事実が見えた。
番組ではヒラリーの生い立ちが紹介されていて、最初は保守の一家で育ち、大学でベトナム戦争の反戦運動やキング牧師やロバート・ケネディの暗殺の影響でリベラル派に転換したことや夫のビル・クリントン氏が大統領の時に行おうとした医療制度改革が潰されたこと、上院議員選で猛烈な誹謗中傷が浴びせられたことなど、まさにヒラリー氏の歴史が『闘う女性』という言葉がピッタリと当てはまるものだ。
ヒラリー氏は現在、オバマ氏と大接戦を展開しているが、それはもともとリベラル(アメリカで有名なラジオパーソナリティーは彼女を「極左」と一刀両断していたが)なヒラリー氏が上院議員になってからは「中道路線」を採り、それが大統領選の本選挙で有利になるという思惑で選挙活動を展開しているようだ。しかし民主党はもともとリベラルな政党であり、「中道」路線を採っているヒラリー氏に懐疑的な党員が多く、それで苦戦してるという見立てだ。
まぁ、確かにヒラリー氏はオバマ氏に一時は20ポイント以上の大差をつけていたのだから、今の接戦はまさにヒラリー氏にしてみれば「大苦戦」であることは間違いない。
現地5日はメガチューズデーが控えており、本来ならばここで事実上の決着をみるわけだが、今回のヒラリー対オバマはどうもここでも決着がつかない可能性もあるらしい。
もしヒラリーが民主党候補に選ばれたとしても、共和党との本選はこれまた苦戦が必至だ。
自分が最も興味深かったのが「民主党候補と共和党候補のどちらに投票するか?」という質問に対して、民主党候補と答えたのが共和党とのそれと比べて15%ほどの差をつけているが、「ヒラリーとマケイン(共和党)ならばどちらに投票するか?」と具体的な名前を出して尋ねたら、僅か1%であるがマケイン氏が上回ったのだ。
これだけでヒラリー氏への「アレルギー」と言ってもいいぐらいの嫌悪感を抱いているアメリカの有権者は数多くいることが分かるし、この女性の嫌われ方は半端ではないとが容易に推察できる。
ただ個人的には世襲制への反発があるような気もする。
というのはアメリカ大統領はブッシュ父→クリントン夫→ブッシュ息子という流れだが、これでヒラリー氏が大統領になればアメリカ大統領は1989年からの少なくとも24年間はブッシュファミリーとクリントンファミリーの2家族の寡占状態になる。
もし自分がアメリカの有権者ならばさすがに(選挙の結果ではあるが)、ブッシュ家とクリントン家の大統領のたらい回しは嫌気が差すし、『チェンジ』をキーワードにしているオバマ氏の方に魅力を感じるし、説得力がある。
更には実家に戻っていた時にアメリカ大統領選のニュースをおふくろと見ていた時に、あるコメンテーターが『女性の敵は女性」という発言に「それは分かるなぁ」とおふくろが妙に納得していたが、やはりアメリカ初の女性大統領誕生に対する女性の期待とともにやっかみというか、複雑な思いを抱いている有権者が多く存在するのかもしれない。
いずれにせよ、「世界の警察官」とか「世界で唯一の超大国」と今でも世界で絶対的な影響力を誇るアメリカのリーダーが交代する選挙。
よその国の話題とは言えども、関心は持ってしまいますね。
特集を見ていると、熱烈なヒラリー支持者がいる分、それと同じぐらいのアンチヒラリー派がアメリカには数多く存在している事実が見えた。
番組ではヒラリーの生い立ちが紹介されていて、最初は保守の一家で育ち、大学でベトナム戦争の反戦運動やキング牧師やロバート・ケネディの暗殺の影響でリベラル派に転換したことや夫のビル・クリントン氏が大統領の時に行おうとした医療制度改革が潰されたこと、上院議員選で猛烈な誹謗中傷が浴びせられたことなど、まさにヒラリー氏の歴史が『闘う女性』という言葉がピッタリと当てはまるものだ。
ヒラリー氏は現在、オバマ氏と大接戦を展開しているが、それはもともとリベラル(アメリカで有名なラジオパーソナリティーは彼女を「極左」と一刀両断していたが)なヒラリー氏が上院議員になってからは「中道路線」を採り、それが大統領選の本選挙で有利になるという思惑で選挙活動を展開しているようだ。しかし民主党はもともとリベラルな政党であり、「中道」路線を採っているヒラリー氏に懐疑的な党員が多く、それで苦戦してるという見立てだ。
まぁ、確かにヒラリー氏はオバマ氏に一時は20ポイント以上の大差をつけていたのだから、今の接戦はまさにヒラリー氏にしてみれば「大苦戦」であることは間違いない。
現地5日はメガチューズデーが控えており、本来ならばここで事実上の決着をみるわけだが、今回のヒラリー対オバマはどうもここでも決着がつかない可能性もあるらしい。
もしヒラリーが民主党候補に選ばれたとしても、共和党との本選はこれまた苦戦が必至だ。
自分が最も興味深かったのが「民主党候補と共和党候補のどちらに投票するか?」という質問に対して、民主党候補と答えたのが共和党とのそれと比べて15%ほどの差をつけているが、「ヒラリーとマケイン(共和党)ならばどちらに投票するか?」と具体的な名前を出して尋ねたら、僅か1%であるがマケイン氏が上回ったのだ。
これだけでヒラリー氏への「アレルギー」と言ってもいいぐらいの嫌悪感を抱いているアメリカの有権者は数多くいることが分かるし、この女性の嫌われ方は半端ではないとが容易に推察できる。
ただ個人的には世襲制への反発があるような気もする。
というのはアメリカ大統領はブッシュ父→クリントン夫→ブッシュ息子という流れだが、これでヒラリー氏が大統領になればアメリカ大統領は1989年からの少なくとも24年間はブッシュファミリーとクリントンファミリーの2家族の寡占状態になる。
もし自分がアメリカの有権者ならばさすがに(選挙の結果ではあるが)、ブッシュ家とクリントン家の大統領のたらい回しは嫌気が差すし、『チェンジ』をキーワードにしているオバマ氏の方に魅力を感じるし、説得力がある。
更には実家に戻っていた時にアメリカ大統領選のニュースをおふくろと見ていた時に、あるコメンテーターが『女性の敵は女性」という発言に「それは分かるなぁ」とおふくろが妙に納得していたが、やはりアメリカ初の女性大統領誕生に対する女性の期待とともにやっかみというか、複雑な思いを抱いている有権者が多く存在するのかもしれない。
いずれにせよ、「世界の警察官」とか「世界で唯一の超大国」と今でも世界で絶対的な影響力を誇るアメリカのリーダーが交代する選挙。
よその国の話題とは言えども、関心は持ってしまいますね。