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そとっこ 副店長 blog

ちいさな冒険家たちのアウトドアショップ・そとっこ副店長が、お店のことや子育てのこと、南信州での暮らしを綴っています。

朝霧

2008-10-21 | ここのコト
朝霧の季節がやってきました。

このところ、毎朝、かなり冷え込み、
あたりは濃霧に包まれます。

子どもたちは、
霧の中へと消えながら登校して行きます。

東京からここへ引っ越してきた最初の年、
この秋の朝霧が神秘的で、
心の底から感動したのを思い出します。

驚くのは、
それまで、霧と言えば高地に湧くもの、
というイメージがあったのに、
ここでは、谷の一番低いところにある天竜川から
霧が湧き立つので、
下れば下るほど、霧が濃く、
山を上がるとすっと晴れ渡っていたりすることです。

そして、谷を永遠に覆うかのようなこの濃霧も、
9時10時になれば必ずどこかに消え、
真っ青な空が迎えてくれるのです。

農家の方々は、この時期、
いつ霜が降りてくるか、ヒヤヒヤしながら、
農作業を進めています。
夏から秋にかけて収穫してきた暖かい時期の作物は、
霜が降りると途端に終焉を迎えてしまうからです。

「冬がやって来るね。」
今朝、玄関を出た息子がつぶやいていました。



子ども専門アウトドアウェア&グッズのお店【そとっこ】










山小屋

2008-10-19 | ここのコト
山の余韻は続きます。

これは、私たちが登った池山の山頂付近にある山小屋。
ログハウス風で、とても素敵でしょ♪
山の真っただ中なのに、太陽光発電で、電気もバッチリ。
管理人さんはいませんが、とても快適に泊まれそうな山小屋です。

当日は、寝袋もってここで泊まる登山者の方にも会いましたが、
なかなかこんなきれいな小屋はない、って絶賛されていました。

次回は是非私たちも、
寝袋持参でここに泊まりたいっ

今年は子連れではもう寒そうなので、来年。
今から楽しみです


子ども専門アウトドアウェア&グッズのお店【そとっこ】



カボチャを背負ったクモ

2008-10-18 | ここのコト
先日の山歩きで見つけたクモ。

一番最初に発見した次男、
「カボチャを背負ったクモがいる!」
と叫んでいました。

1~2cmの小ささで、
絶対にカボチャのわけなんかないのに、
思わずとっさにそう叫ぶ子どもの発想って、
オモシロイ。

しかし、奇妙なクモでした。
ちゃんと人間の雰囲気を察して、
足を隠して丸まって、死んだフリ(?)をするのです。
で、しばらくするとまたトコトコ歩き出す。

大きさや色からして、
キノコのふりをしているのかな、とも思って、
いろいろ調べてみるのですが、
いまだに、何と言うクモだか分からずじまい。

ちょっと似ているのに、
オオトリノフンダマシ
ってのがあるようですが、
どうもこれとも違うような・・

でも、↑このクモもこの名前、
面白いです。
鳥の糞に化けてるって訳だな、きっと。

うーむ、クモの世界も奥深そうだ。


子ども専門アウトドアウェア&グッズのお店【そとっこ】

長野の子

2008-10-03 | ここのコト
長女が学校の遠足で、
この町の裏山とも言える山、本高森山(1890m)に登ってきました。
春の風越山(1535m)に続き、
高学年は登山によくチャレンジします。

普段の生活を見ていると、
みんなDSに夢中だし、
外では遊ばないし、
ゲームセンターにはいつも人だかりだし、

都会も地方も子どもの暮らしは変わらなくなっちゃったなあ、
って、思うのですが、

こうやって、ひょいと2000m近い「裏山」に登っちゃったりするのを見ると、
やっぱり山に囲まれた長野県の子たちだな、と実感。

子どもの毎日の通学路にも、実は当たり前の様に
坂道があって(それも結構ハードな)、
遊びは都会と似通っていても、
そんな山坂のある生活に、
実は結構鍛えられているのかな、
と思ったりします。

今の家からはとにかく夕焼けの景色が素晴らしい。

こんな景色も子どもらのココロのどこかに焼き付いて、
いつか、都会の真ん中で、思い出す時が来るのかな。

来週は家族でも登山計画中。


子ども専門アウトドアウェア&グッズのお店【そとっこ】

住所:ベランダ

2008-09-22 | ここのコト
すっかり涼しい風が吹く今日この頃ですが、
まだまだカエルは元気です。

このところ、オフィスで仕事をしていると、
毎晩おんなじカエルの鳴き声がするなあ、と思っていたら、

いたいた。

ベランダの壁に。

保護色のおかげで見つからないと思い込んでいるのか、
夜になると虫が集まるこのベランダが気に入ってしまい、
すっかり居座っている模様。


子ども専門アウトドアウェア&グッズのお店【そとっこ】

空が割れる

2008-08-29 | ここのコト
さっきまで、
お日様が愉快に笑っていたのに。

空が見る見るうちに暗くなり、
ゴロゴロと始まった雷の音。
窓に叩き付けるような雨。

バリバリ、と
空が割れて、
地響き。

雨に混じって、
パラパラと鳴るのは、
小石?

なんとヒョウです。

ほんの数分間でしたが、
恐ろしかった。

今は梨の収穫期。
このあとリンゴも控えてる。

ご近所の農家の果物は大丈夫だったでしょうか。
心配です。


田舎だから・・

2008-08-27 | ここのコト
やっぱり田舎だから、
虫が多いです。

虫が多いと言うことは、
カエルも多いです。

夜中に、せっせとHPのページ制作に取り組んでいると、
窓と網戸の隙間に、
ぴょんぴょん跳ねるモノが。

ここでじっと待っていると、
部屋の明るい光に誘われた小さな虫たちが、
沢山飛んでくるので、

カエルくんは居ながらにして、
食べ放題のバイキング状態。

とってもリアルな自然界が、
部屋の中から観察できます。

このカエルくんも、
明日の朝あたり、
満腹気分で外をふらつき、
今度はヘビくんにぱっくり、
やられちゃうのかな。

クルマユリ

2008-08-24 | ここのコト
ふたたび、
先日の千畳敷で見かけたお花。

真緑の草むらに映えるこのオレンジをどう表現したら良いのでしょう。

ものすごい生命力を感じました。
お花を見てこんなに感動したのも初めてかも。

登山や高山植物というと、
日本ではどうも、中高年の方々が中心に楽しむもののようなイメージがあるけど、
貴重な植物や、変化に富んだ景色がふんだんに見られるのって、
この国に生まれた特権のような気がする。

以前東京から長野に向かう高速バスに乗っていたら、
近くに座っていた外国人のバックパッカーのグループが、
中央アルプスの山々を見て興奮していた。

「ねえねえ、日本って、こういうイメージなかったよね。
 東京とか、京都とか、大都市ばかり楽しむ気で来たけど、
 こんな自然があるなんて、驚いたね。」って。

富士山も最近は外国人登山者がとっても多いって話を聞きましたよ。

もっともっと、日本の若い人や子どもたちも、
楽しんでもいいんじゃないかな、
この国の自然。

稚児車

2008-08-22 | ここのコト
先日の千畳敷で見かけた高山植物、チングルマ(稚児車)。
背丈10cmほどの小さな花ですが、
茎を一生懸命のばし、可憐に咲き誇る姿が印象的でした。

高山に咲く花はその多くが小さくてとても華奢。
でも、森林限界を越えたところに咲いているので、
周りには大きな木が全然なく、
小さなこの花たちは、まるで太陽を独り占めして喜んでいるかのようです。

どうぞ短い夏を満喫してね、
思わず話しかけたくなっちゃいました。