シーカヤック釣り 海をてくてく

カヤックフィッシングとハイキング
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六甲全山縦走をてくてく

2012年11月24日 | 山歩き

本日は六甲全山縦走大会。

出発は5時。 大阪に住んでるけど始発にのっても間に合わない。

4時発の送迎バス付きの元町ポートタワーホテルのシングルに泊まる。

参加費3000円とホテル12000円、計15000円使って、行くのは六甲・・・。

バスが4時半に到着。 駐車場入り口の20m程下に並ぶ。

5時ぐらいに到着した会社の同僚達と健闘を誓って各々待機。

チェック・スタートの時間は、後で万歩計を見ると6時前ぐらいか。

4時半に並べたのが、以降、すべてにおいてベストであることが後々わかる。

いきなり階段をハイペース。雨がざんざん降ってる中、じっと並んでも寒くない服装があだになって、いきなり汗だく。 フリースをトイレで脱いでドライTシャツにカッパ。

渋滞で体が冷えたのは、須磨アルプスの手前だけ。 

平地ではバラけて追い越す人もいるけど、自分はそんなに早歩きできません。

登りになると数珠つなぎ。 でも、自分のペースを基準とすると渋滞はなっしんぐ。 

速い話、得意の言い訳ネタがないのでありますよ。

たまに、脚の置き場を考える程度の数秒の停止が随所にあり、それがとってもありがたい。

吐きだす呼吸をガンガンして、息が上がらないことを意識する。

でも、10mも前との距離をあけてしまうと、「遅いんだよ」 って感じで、さっと抜かされます。

しんどくて一時列から離脱するか、列に残るか。

自分との闘いでありました。

猪君がコンビニ袋を大事そうに持って山の中へ。 ちょっとほっこり。

高取山~市ヶ原までは、練習できなかった未知の区間。やっぱり知らない分長く感じました。

菊水山、かなり堪えましたが、下りになるとちょっち回復。 11時通過。

菊星台、14時15分通過。 ここで勝手に勘違いして、15時50分の制限時間を15時ちょうどと思ってました。 ヤバイ、貯金45分しかない・・・。 

ホットレモンのサービスが最高。 汗をかいても、温かい飲み物がありがたい季節。

ペットボトルに詰めてもらって準備完了。 

(すぐ冷えるので保温ケースがあったほうが良いかも) 

ここで、だいぶ後ろに並んでいた会社の同僚に携帯で確認。 「今、市ヶ原・・・」

待っても1時間そこらで来れる距離ではないし、登りはドライTシャツ1枚で通したので汗で急速に冷える。

とにかくスタート。(ここで自分以外全員リタイヤと早合点。 俺一人かよ・・・。) 

 

菊星台まできたら登りはすべてこなした感じですが、太ももの前の筋肉がひくひくとつる予兆。

緩いのぼりで、キリリッと始まりそうなのをなだめていると、ベースアップして追い抜く方が、「もうしんどいところは終わったんですよ、さぁ、頑張りましょう!」 と手を叩いてベースアップを促してくれる。

嬉しいけど、ちょっとタンマ・・・。 体温キープの為にカッパを来て、ぐびぐび水分補給してチョコレートをかじる。 

すると上手いことに予兆が消えてしまいました。 水分は筋肉の潤滑剤らしく、夏場のカヤックでもおしっこの色が濃くならないペースで飲むことにしてます。

 

ドライブウェイに出ると、つい小さくなる前の背中ばっかり見てましたが、はっとするような赤がたまに目に飛び込む。

ちょっとは紅葉を楽しまないと・・・。 

 

休憩らしい休憩は、ホテルからの引換券で食う弁当にトン汁、甘酒をオヨバレする時だけ。

ボランティアの甘酒にトン汁、生き返りました・・・。

甘酒を頂くときにイスに座りましたが、脚のジンジンに意識が向いて仕方がない。

こりゃあ、あかんわ。 関節が痛いわけでもないのに弱気に繋がる・・・。

とにかく歩く・・・。 遅い自分に出来る唯一の作戦。 

走って抜かす同一人物を4回も見かけたので、この戦法、まんざらでもないみたいです。

最後のチェックポイントで通過証明に、確か992番の通し番号がホチキス止めされる。

速いんだか遅いんだか微妙・・・。周囲の人が下りで渋滞が始まるか、微妙な時間帯と話していました。 ここでもやっぱり余裕なっしんぐ。

山頂から宝塚後12kmの山道に入るところで、ヘッドライトとカッパの下にフリース追加。

ここからは、自分が遅いのか、常に列の先頭になってしまいます・・・。

釣り用のLEDランプで範囲が狭く、足元、きっちり切り取ったみたいな40cmの丸以外は真っ暗。 雨と頭痛を気にして首にライトを付けたので、体を微妙に振っては周辺をリサーチします。

普通の電球のほうが光が拡散して良いかも・・・。

眼鏡が自分の水蒸気で曇るわ、霧まで出て見通しの悪い中、えらいプレッシャーでした。

ヌルヌルの下りでこけること4回。 ズボンドロドロ。 

そうそうに脱いだカッパが綺麗なので、電車はそれで乗ります・・。

最初にこけてから、実は気が楽になりペースアップのつもり。 バランス崩しそうになると下手にジタバタせず、へちょっと腰を落としてましたが、後ろから見るとあらあらって感じでしょう。 

太平山のアスファルト道に出た時点で18時。 ガードレールに持たれてチョコと水分補給。

アスファルト道からまた山道に入るところで、自分より広く明かりが届く高性能ヘッドライトを付けてる定年過ぎらしき方に先を譲ろうと、「どうぞ」とやると、「どうぞどうぞ」と帰ってきました。

こんな真っ暗な山道で、知らんオッチャンとダチョウ倶楽部ごっこをして、自分は上島竜兵役でございます。 まぁ、後輩ですからしょうがない。

塩尾寺の手前で、なんと、前の集団に追いつきました。 

ふぃーっ。 山道の下り、最後までブレーキ役で通したわけでなかった・・・。

ここで初めて自分を褒めたいと思いました。

ようやく出てきた展望。

宝塚は、ニア・サード・インパクトの始まり。 

「シンジさん、エバにだけは乗らんで下さいよ・・。」 って、映画で頼んでましたやん。

ちょっと、ココロが遊ぶ余裕が出来ました。

19時56分。 ゴールであります。

11日の大会に参加した連れが、今回より雨続きで酷い条件の悪い中、20時45分にゴールしてました。

初めてですけど、一緒に練習した連れの参考タイムがあることが、大きな励ましになりました。

連れや嫁さんにゴールの報告をして、会社の同僚に電話するも、電波届かず・・・。 

待つと途端に冷えてくるので、餃子サービスのラーメン屋で寂しく一人〆る。

ボランティアの皆さん、ほんとにありがとうございました。

参加した皆さんも、言葉で励ましたくれたり、背中で語ってくれたり・・。

本来へたれなのに、グズグズにならないで済みました。

会社の同僚5人、てっきりリタイヤして温泉・宴会にもつれ込み、まずいから携帯の電源を切ってると思ってましたが、なんと22時半頃、赤鬼と抜きつ抜かれつしてゴールしてたとのこと。

若いけどろくに練習もせず、結構ダメダメだろうと思ってましたが、鬼を2度抜き返したことで私の中ではややカブが上がっています。 仕事とは関係ないけど・・。

自分だったら一回抜かれたらプツンと切れるな、たぶん・・・。 

 

貰った記念品。

サイズが小さいのでテレビの前にでも置いておけます。 証明書は保管にやや困ってます。

摂取した水分は、凄い汗っかきなんで、持参ペットボトル500ml×3本、途中購入500mlを4本、ホットレモン500ml。 他ホットレモン、トン汁、甘酒で約500ml、ビール中ビン500ml。

大体5リットル。 で、おしっこはほんの少しを2回だけ・・・。

本日、前半山登り、後半泥んこ遊びの46km(携帯万歩計)、74000歩のてくてくでした。

最後に、朝早くから申し込みに並んでくれた、同僚夫妻に感謝。


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