おうえんの森スタッフブログ

故郷グルメガイドを企画運営する「おうえんの森」のスタッフブログです。
海外・国内旅行とグルメ等がテーマです。

LGBTのレインボーフラッグを見かけました

2023年07月07日 | 旅行

 6月13日から2週間欧州を旅行しましたが、その間に日本では、性的マイノリティに対する理解を広めるための「LGBT理解増進法」が成立し6月23日に施行されました。

 実は、最初に訪問したドイツ・ミュンヘンで宿泊したGREFISホテルの玄関に3本の旗が掲揚されていました。ホテルの方に尋ねると、写真①左から青と白のバイエルン州旗(ミュンヘンは州都)、EU旗、そしてプライド旗とのことで、いろいろ説明をしてくれました。

写真①:ミュンヘン・GREFISホテルの玄関に3本の旗

 

 プライド旗は1978年にデザインされ、赤、オレンジ、黄色、緑、青、紫の6色でレインボーフラッグとも呼ばれています。LGBTQ+(※Q+はQuestioning(クエスチョニング)といって、自身の性のあり方がまだわからない・決めていない・あえて決めない人)の人々が自分たちのアイデンティティを誇りに思い、表現するための運動の象徴です。毎年6月はプライド月間として、世界中でキャンペーンやイベント等の取り組みが行われます。ホテルでは運動を理解し、LGBTQ+のお客も受け入れていますという意味合いだということです。確かに、世界中どこにでもまだLGBTQ+に反感や不安、違和感を持つ人はいますからこうした明示は、LGBTQ+の人にも、そうでない人にも皆に親切です。

 そんなわけで、それまでLGBTには他人事としてほとんど関心がありませんでしたが、その後はレインボーフラッグが気になりました。旅行中に人気の観光スポットで見かけたいくつかをご紹介します。

写真②:ミュンヘン・マリエン広場

 写真②は、観光客ならほぼ100%訪れる有名なマリエン広場から見た市庁舎の写真中央やや左側の下に小さくプライド旗が見えます。

写真③:ヘルシンキのストックマン百貨店

 写真③は、ヘルシンキ中央駅近くにあるフィンランドで最大級の有名百貨店ストックマンの正面入り口です。四方どの入り口にも旗が掲揚されていました。

写真④:ストックホルム・ガムラスタンの市場

 写真④は、ストックホルムの中心街である観光名所のガムラスタン(旧市街)にある港の広場にたくさんのテントが並ぶ市場です。

 さてさて、LGBTに関して、あなたはどう思っていますか・・・。以上

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海外旅行先で日本語が消え始めている!?

2023年07月05日 | 旅行

 2022年10月の入国制限緩和以降、訪日客数は増加し続けています。日本政府観光局の推計によると2023年1月~5月の訪日客数は約864万人で、コロナ禍前の2019年同期間比では約7割ですが着実な回復が続いています。トップ5は韓国、台湾、米国、香港、タイで、2019年にトップだった中国本土からは1割程度でまだまだ回復していません。
 一方、2023年1月~4月の日本人の出国者数は、韓国、ハワイを含むアメリカ、台湾等の訪日者数の多い国・地域が出国数でも上位で、約224万人でした。インバウンドが注目される中で、日本人もそれなりには海外旅行へ出かけ始めています。

 そんな状況の中で、筆者は2023年6月にドイツ・フィンランド・スウェーデンを旅行しました。旅行中で気になったのがこのブログの本題です。
 さて、問題です:以下の写真に共通している点は何でしょうか?

◆スウェーデン・ストックホルムにあるバイキング博物館

◆フィンランド・ヘルシンキにある「テンペリアウキオ教会」(岩の教会として有名)

◆ドイツ・ベルリンの市内観光バス(注1)

 

 気になった点とは、欧州の観光産業の目が、その昔リッチだった日本人から今や経済分野で世界を席巻している中国人へシフトしつつあるのではないかということです。3つの写真とも外国人旅行者向けに複数の言語での音声サービスや案内版があります。が、そこに日本語は無く中国語です。テンペリアウキオ教会の方に聞くと、中国人は観光バスで団体客が来訪しますが、日本人はほとんど来ないとのことでした。

 私も旅行中に空港や観光スポット等で中国人の団体ツアーやカップルに多く出会い、これに対し日本人の団体客は皆無で、個人客もほとんど見ませんでした。(中国人か韓国人か日本人かは見た目だけでは100%正確に見分けるのは難しいですが言葉や文字で分かります。言葉や文字が無くても何となく雰囲気で感覚的にわかるものです。)

 国際社会での日本の地位低下は、このところの円安傾向にも象徴されています。観光面でも世界各国において中国人への期待感が高まっているのが現状ではないでしょうか。日本人と中国人のそれぞれの海外旅行者数の実態が明確になればなるほど、日本語と中国語でどちらかを選択しなければならないとしたら、ますます諸外国で中国人への期待と対応が進むと容易に想像します。

(注1)運行されている観光バスは日本語と中国語の両方のサービスがあるものも多く走っています。

以上

 

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ベルリンの壁には「裏」がある

2023年07月02日 | 旅行

  

写真①1km以上連なるベルリンの壁の絵   写真②中には日本をイメージした作品も(ドイツ人が作画)

 

写真③このキス写真には常に人だかりが絶えない  写真④壁の裏側は無名人たちの落書きか   

 ベルリンの壁は1961年から1989年まで、東ドイツ政府によって東ドイツから西ドイツへの脱出を防ぐために建設されました。壁は総延長155キロメートル、高さは3.6メートルで、ベルリンの東西ドイツの境界線に沿って建設されました。1989年11月9日に壁が崩壊し、東西ドイツの再統一の象徴となりました。
 ベルリンの壁は観光スポットとして人気です。その一つ「イーストサイドギャラリー」は1km以上にわたって、21か国118人のアーティストたちのメッセージが込められた絵が壁に描かれています。損傷が進んだため壁崩壊20周年を機に描き直されましたが、現在も無料で公開されています。
 多種多様多彩に、カラフルで芸術性高い、思慮深いあるいは面白く奇抜な絵が連なり見るだけでも軽く1時間は楽しめます(写真①②参照)。その中で一番有名なものが、ソ連の指導者ブレジネフと東ドイツの指導者ホーネッカーのキス写真です(写真③参照)。
 そして、このベルリンの壁には「裏」があります(写真④参照)。誰が描いたかは不明と察しますが、まさに落書きでしょうが、上手です。
 訪問の際には、ぜひ「裏」側もご覧ください。
以上

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