ちびチャロの呟き（２６）

このところ僕は快調だ！
よく眠れるし、
食欲もある。
バリバリだ！




ボビーは相変わらずだな…
やつは能天気で、
しかも要領が悪い、

僕なんぞ、
この間、
干してある掻き餅をこっそり失敬したよ、
まだ干し始めの軟らかいやつをだ、
塩気があっておいしかったよ。
これまだ誰も気づいてないよ。
怒られそうなことはこっそりとやる、
それが知恵というものさ！

間の悪いことばかりやってないで、
少しは僕を見習え…

叱られボビーの泣き笑い（２）

僕は不満だ！

いつも僕だけが叱られる、
チャロにはお構いなしだ、
なんで僕だけ？

ご飯が足りない、
お腹がすく、
いつも腹ペコだ、
から食卓のテーブルを覗き込む、
そしたら叱られる、
叱られること何もしてない、
ただ覗いているだけ、
なんでしかられるの？

散歩、もう少し歩きたい、
いつも足りない。
だから家の中で走りの廻る、
そしたら、





となる。
これ何で？

時々うんち漏らす、
だって散歩足りないから…
なのに漏らすと、





こうなる。

不満だ！、 不満だ！、僕は不満だ！

何とかしろ、
老いぼれ！

老いぼれ烏有のぐち綴り（２５）

ほっとしました。
我が家のチャロ、





入院したのは昨年の夏でした。
胆嚢を取る開腹手術を受けました。
肝機能の低下もあって少し退院が長引きました。
でも最近はすっかり元気になりました。
お腹に縦一文字の手術痕、
それも本人はまったく気にしていません。

片やボビー、





相変わらず家中を走り回っていたずらをします。
叱られると返って元気になるのです。
収まりがつきません。
いたって能天気なのです。

チャロとの仲も相変わらず、
あまり芳しくないのです。

あまり悪さが過ぎると、
飼い主の母さんが、
たまりかね、
逮捕！…





と、なってしまいます。

もうすぐ２歳の誕生日という今年の冬なのです。

ちびチャロの呟き（２５）

どうなってるんだろ、一体…
この頃ずっと頭に変な物つけられて、





気分悪いよ、僕…、
取って欲しいよ。

老いぼれ！

お前だろ、
僕の頭に変な物つけたの…

早く何とかしろ！

老いぼれ烏有のぐち綴り（２４）

びっくりしました。
あのちびのチャロが、





病気になったのです。

少し元気がないな、
と思っていたら、
何度も食べたものを吐き、
やがて食べなくなりました。

病院で検査して貰いました。
胆嚢に問題があり、
手術が必要だ、
というのです。
そして、昨夜、開腹手術を受けたのです。

チビだ、チビだと思っていたチャロも、
思えば、
人年齢にすればもう結構な中年なのです。

犬も人間も共に輪廻のこの世に生を授かる有情です。
今は犬の姿をしていてもいつの世か人間界へ輪廻しないとも限りません。
人間として生を受けた私たちもいつの世か犬の世界へと転生しないともかぎらないのです。
人も犬も同じ輪廻のこの世で迷いの命を生きる仲間なのです。
チャロの病気は決して他人ごとではありません。

まだ、退院の日は未定です。
早く良くなって以前のように、





元気な姿を見せて欲しいものです。

いつも元気に暴れ廻るボビーも、





チャロの姿が見えなくて、
心なしか、
淋しそうです。

叱られボビーの泣き笑い（１）

僕、ボビーだ
芸無しだが元気なところが取り柄だ
それによく食べる





僕はいつも叱られる
母さんにだ！





何故か母さん、
チャロは叱らずに僕だけお目玉、
同じように騒いでいるのにだ
これ、どうして？


チャロをいじめたといっては叱られ、
家の中で吠えたといっては叱られ、
絨毯を噛んだといっては叱られる

僕、チャロをいじめてない
いつも纏わり付くのは遊んで欲しいから、
なのにチャロはいつも冷淡だ、
そして僕が叱られる
悲しいよ

お母さん、優しいけど、
怒ると怖いよ！
時にはぶったりもする
僕、泣く


熊の父さん





優しいけど、
お酒飲んだ時、僕をおもちゃにする
宙づりにしたり、
エビ固めしたり、
僕逃げ回る
そして、熊、母さんに叱られる
僕、笑ってやる

この家、老いぼれがいる





惚けてるのかな？
もうそろそろだろうな


面白いから時々吠えて嚇かしてやる
愉快だよ！

（イラストはがくげい）

ちびチャロの呟き（２４）

チャロです





僕はこのごろ憂鬱だ
もう何もかも嫌になる時さえある

すべては、





の精だ…

僕が居眠りしたいときも
ボビーがそばに来て僕の眠りの邪魔をする

静かに安らぎたいときも、
ボビーが暴れまわって神経が休まるときがない

おかげで僕はいつもストレス満タンだ！
それに僕は近頃ときどきお腹が痛む


それもボビーが僕にストレスを与える精だと思う


老いぼれ！





早く何とかしろ、
この鬱陶しいボビーを！

　　　　　（イラストはがくげい）

おいぼれ烏有のぐち綴り（２３）

烏有です。

このところチャロがご機嫌ななめです。
病気ではありません。

原因は我が家にやってきたボビーなのです。

このボビー、よそのお家で飼われていたのですが、
事情があって飼えなくなり、うちで引き取ったのです。
まだ一歳になって間がないチワワですが、
身体はもうチャロの倍ほどあり、
きかん坊で、淋しがり屋、
家中の中を走り回ります。
じゃれ過ぎるところがあって、時々、チャロを激しく怒らせます。



でも、トンと効き目がありません。
たまりかねてチャロは緊急避難、
その繰り返しで、
最近ではボビーを避けるようになりました。



家族が食事中も、テーブルの周りを走り回り、
家族に落ち着いて食事をさてくれません。

しかたなく、家族の食事中は、



ということになりました。

この先、チャロとボビーが本気で喧嘩するようにならなければ良いが、
と心配しています。

人間の社会ではシリア、イラク、ナイジェリア、そしてウクライナなど、
人と人とが争い、殺し合う血なまぐさい紛争がつづきます。
どうかペットだけは愚かな人間のまねしないで欲しいものです。

ちびチャロの呟き（２３）

チャロです。

　　

最近、我が家に妙な奴がやってきたよ。

　　


名前は「ボビー」というだそうだ。
僕と同じでチワワで、僕よりずっと後から生まれた奴らしい。
ところが、こやつ、とても力が強くて横着だ。
喧嘩したって僕は適いそうもない。
だから、このごろ僕はいつも隅の方で小さくなってる。
それを良いことに、こやつは僕のご飯を横取りしたりする。
けしからん。
遠慮というものを知らない。

それにだ…
家の中でしっこをたれたり、うんちをしたりと、
もう、もう、とても我慢ならない…！

老いぼれ！
なんとかせい、こやつを‼
　　

おいぼれ烏有のぐち綴り（２２）

ち っ ち ゃ な 相 棒



我が家で飼っているチワワです
　２００８年生まれの♂
とてもわがままです

　飼い主は息子夫婦で、私ではありません
飼い主が忙しいため私が散歩をさせているうち
　気がつけば今は相棒…

　相棒からすると
　家族の中の私の格付けは自分の下
　つまり最下位の生き物になるもののようです。

　だから
　吹けば飛ぶよな
　ちっちゃや生き物のくせして
　私に対してはとても暴君で
　気に入らないと
　すぐ噛みつきます
難儀な相棒です