忍山 諦の

写真で綴る趣味のブログ

今日の暦-処暑

2018年08月23日 | 今日の暦
今日は処暑。
処暑は旧暦7月の中気で、太陽が黄径150°を通過する時(13時09分)です。
処は「止まる」という意味で、処暑は暑さが止まるという趣旨です。
しかし、立秋を過ぎて既に16日、約1ヶ月後には秋分を迎えようというこの時期でも、日本列島ままだまだ猛暑続きで、台風の季節でもある。





この節の七十二候は、

初候が「綿柎開(わたのはなしべひらく)」で、綿のはなしべ、つまり萼が開くという意味。

次候が「天地始粛(てんちはじめてしじむ)」で、ようやく天地の暑さが収まるという意味。

末候が「禾乃登(かすなわちみのる)」で、禾は芒のある科本科の植物、つまり稲などの穀物が実るという意味。

です。





今の時季は昼間の暑さこそ真夏と変わりませんが、よく観察すると朝夕の空は真夏の頃と違い空は蒼く高く、秋の気配が感じられます。
また、耳の鼓膜が破れはしないかと思うほど喧しかったあのアブラゼミやクマゼミの鳴き声はピタリと収まり、木々には夥しい数の空蝉が残されています。
また、夕方になると何処からともなくヒグラシのカナカナかなという涼やかな鳴き声が届きます。
秋は一日一日確実に深まりつつあるのです。





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