やまぼうしハイキングの案内と記録

兵庫県南部のハイキング仲間です。中高年を中心に、毎月第4日曜日、関西地方低山の山歩きを楽しんでいます。

「やまぼうし」9月例会報告 大仏鉄道遺構巡り(参加者15名)

2018-09-24 | 日記
 昨日とは打って変わり絶好のハイキング日和に感謝しながらJR加茂駅を10時50分スタート。
すぐに赤いレンガのランプ小屋に行きつく。さらに線路際を行くと昭和12年製のSL「C57」
が展示されている。気品ある姿は当時、貴婦人の名で親しまれたそうです。
関西線を渡り田園地帯に入っていく。四方を低山に囲まれた山城盆地(?)の空は高く収穫前
の黄金色の稲穂と畦道に咲く赤い彼岸花のコントラストが田舎景色を艶やかに彩っている。
田園地帯を抜け3番目の遺構、観音寺橋台に、ここからは竹林の道もある心地よい里山歩き
となる。道端に咲く紫色の花を「葛の花」だとOKAさんが教えてくれる、ムラサキツユクサや
可憐に咲いているのは秋海棠 (しゅうかいどう)だとYAMAさんに教えてもらったりしながら
次の梶ケ谷隧道までは約20分。赤橋をくぐる。
ここまで5ヶ所の遺構を巡ってきたがその全てが精緻に造られた石積みであり明治の職人さん
達の凄腕に頭が下がる思いであった。12時10分城山台公園に、この時期にしては日差しは強く
わずかな木陰を探しての昼食タイムとする。
13時、次の梅谷カフェに向かうが日曜日は休みの様でティータイムを取ることなく歩を進める。
梅谷隧道は雑草に隠れて通行できないようなのでここはパス。
梅美台の住宅街から松谷川沿いに田畑の中を行くと松谷川隧道に着く。
レトロ感一杯のレンガ造りトンネルをバックに今日の記念写真を撮ることに。
農道から階段を登り府道44号線に出る。右手にバベルの塔の様な木津南配水道の偉容をみて
県境を過ぎるとここからは奈良だ。梅谷口を右折して農道に入る。沢の川沿いに進むと
休耕田の所々にコスモスが咲き秋の風情をより一層醸し出している。
強い日差しに平地歩き故、余り休息タイムも取らなかった事もありこの辺りから皆さん
疲れ気味の様だ。ならやま大通りをくぐり田畑の中を歩く、左手の森は「プリンの森」と
言うようだ。元正天皇陵墓を過ぎようやく公園に行きつき休息とする。
かなり汗ばんだ体には木陰からの秋風が心地よい。たっぷりと休んだ後は再び44号線に出て
黒髪山トンネル後を過ぎさて、ここからのコース取りはメンバーの疲労度も考え近鉄奈良に
直行する事に。駅到着は3時20分。
明治31年4月開業後、急速に進む技術の近代化に押し退けられるようにわずか9年で廃線と
なった今は幻の大仏鉄道遺構を巡った一日は郷愁をたっぷりと感じた一日だった。
歩数を確認すると各人2200歩~25000歩だったようで皆さんお疲れ様でした。

大仏鉄道遺構巡り

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