やまぼうしハイキングの案内と記録

兵庫県南部のハイキング仲間です。中高年を中心に、毎月第4日曜日、関西地方低山の山歩きを楽しんでいます。

2月 例会報告 高安山(参加者5名)

2016-02-29 | 日記
 近鉄服部川駅スタートは9時40分。八尾市役所高安出張所前で登山ルートを確認し
水越の集落を抜け両側に古い屋敷が並ぶ神立の緩やかな坂道を行くと約40分で
玉祖(たまおや)神社に着く。参道石段の脇に見事な楠木の大木が生えている。
参拝後、少し北寄りに行き手書きの標識を見て十三峠を目指して登山道に入る。
古さを感じさせる石積みの水路脇を登れば山からの清水とたっぷりと湿り気を含んだ
落ち葉の匂いが一体となって心地よい涼やかさを覚える。
堰堤を過ぎ右手に迂回して次々に現れる石仏群に眼を留めながらやぶ椿の下を
歩くこと40分で神立園地の遊歩道に入る。椿の蜜を求めてメジロ達のさえずりが
聞こえてくる。遊歩道とはいえしばらく行くと急な登りになり足の運びをゆっくりと
小幅にと意識を集中して登れば11時20分、水呑地蔵尊に着く。
下見の時にはここから大阪平野の広がりが一望出来、息をのむ程の体験をしたのに
春霞が濃くかかっていて遠くの六甲連山も空と一体になってまったく見えない。
しかし、西に向かって立ち並ぶビル群の茫洋とした遠景も心地よかった。
昼食は十三峠でと決め、桜と椿の続く登山道を行き信貴生駒スカイラインを横切って
十三峠に着いたのは11時50分。
登りでは風を感じなかったが峠の灌木が風に揺れて汗ばんだ身体に少し寒さを感じ
陽だまりを探して先ず、温かいコーンスープを作る。冬の一日、山上で飲む温かい
スープは何よりも御馳走だ。
十三峠出発は12時30分。近畿自然歩道を軽い登り下りを幾度か繰り返し一元の宮の
桜並木を通って高安山倉庫跡の遺構との分岐を右手に取り切り通しを右に登り
高安山へは13時40分到着。眺望はまったくないが登りきった喜びは大きい。
気象レーダー脇からケーブル駅に向かい開運橋の下を回り込んでおおみちハイキング
ロードを下る。紅い実をつけたあおきの群生の急坂と落ち葉に足を取られながら
約1時間、信貴山口に着く。春の気配を感じたこの日、信貴山の里では梅がほころんで
来るべく春の陽気がもうすぐと感じさせるいい一日だった。
皆さんお疲れさんでした。{/face_warai


2月 例会案内

2016-02-09 | 日記
「やまぼうし」2月例会は高安山(487m)です

  日付:2月28日
  集合場所・時間:JR大阪駅中央改札前の緑の窓口前、9時。
          (9時16分発の電車に乗ります)
  電車ルート:大阪駅(9時16分)→近鉄鶴橋(9時41分)→河内山本(9時56分)→服部川(9時59分着)
  歩行ルート:服部川10時スタート→玉祖神社10時30分→水呑地蔵尊11時45分(昼食)→
        十三峠13時→高安山14時→近鉄信貴山口15時

  玉祖神社辺りから大阪平野が一望でき上がるに従って阿倍野ハルカスは無論、梅田のビル群や遠く
  六甲山系までのパノラマ景色は絶景です。

1月例会報告 妙見山 参加者9名

2016-02-01 | 日記
 能勢の里は思いの外寒くも無く能勢口駅10時スタート時の気温は7度。
駅から右手への道を進み最初の信号を横切って集落の途切れた辺りから
初谷渓谷に入る。頬を撫でる風に少し冷たさを感じるがそれも束の間、
一昨日の雨で普段より水量も多く清流の水音が渓谷美に溶け込んで冬なのに
清涼感さえ感じる。30分も歩けば少し汗ばんできて上着を脱いで簡単な
準備体操を行う。ここの広場では二張りのテントが張ってあり若い人達が
キャンプをしている様だ。
11時20分、6回目の沢渡りを前にして休息タイム。
極力発汗を抑える為、上着を脱ぎ、この時点でネルシャツ1枚の軽装に。
流れが段々と細くなり頭上には杉林が覆いかぶさるように陽光を遮る。
沢渡りを右に左に14回繰り返しながら12時20分、初谷出会の車道に出る。
ここから5分程車道を行き標識を頼りに左手を山道に入る。軽い登りがあり
再び車道を横切ってほぼ一直線に妙見山を目指す。ここの登りは少しきつく
鳥居までは約15分程を要した。
能勢妙見山本殿にお参り後、階段を登り信徒会館前のテラスからは遥か遠く
大阪湾の景色まで一望出来る。遠景を楽しみながらアキレス腱を延ばせば
心地よい刺激が新しい血流を生んで筋肉がリフレッシュするのを実感する。
日当たりの良い場所を選んで12時40分、少し遅めの昼飯とする。
木陰に置いた温度計を見れば気温11度。これまでの登りで温まった身体には
十分すぎる程の暖かさだ。
今後の会の方針等を話し合い13時40分、そろそろ肌寒さを感じてきたし
下山を開始。今回は新滝道コースを下りる事に決め案内板の横から急な石段を
下りる。昔の参拝道だった様で石段に沿って何軒かの廃屋や屋敷跡と思われる
崩れ落ちた石垣等があり往時の賑わいが偲ばれる。又、この道沿いには紅葉の
大木が立ち並んでいて春の新緑、秋の紅葉はさぞや眼を楽しませてくれそうだ。
石ころの多い坂道を足元を気にしながらケーブル黒川駅に着いたのは3時10分。
今回は先導役のKUNIさんが得意の知識を生かして植物の名前を指さしてくれた。
蛇結いばら」を教えて頂きありがとうございます。
今回は当初予定の24日が悪天候予想だった為、1週間の延期が吉と出た様で
この時期、この場所での気温としては最高の一日だった。
いつもの如く私達4名は宝塚で一杯やって帰りました。
次回は「高安山」です