やまぼうしハイキングの案内と記録

兵庫県南部のハイキング仲間です。中高年を中心に、毎月第4日曜日、関西地方低山の山歩きを楽しんでいます。

6月番外編 宝塚西谷の森公園

2015-06-20 | 日記
 小雨空にもめげず、天気の回復を信じて集まった面々は6名。
宝塚駅前10時発の阪急田園バスで西谷公園前迄、約30分。
東の谷管理棟で公園案内マップをもらいいざ出発。
田植えの終わった水田にはツバメが飛び交い、オタマジャクシを狙っているのか
サギも2~3羽。田園風景を横目に歩くこと15分、西の尾根道入口に着く。
軽い負荷のかかる尾根道を歩き保余谷池から六角東屋に、この周辺は果樹園ゾーン
の様でカリン・クルミ・グミ・ザクロ・山椒などが植えられている。
昼食後、小さな湿原を目指してクマ笹の茂る小道を分け入っていくとササユリの群生だ。
笹の茂みの中でともすれば隠れるように一輪、一輪そっと咲いているその姿に何人かが
「清楚やわ」って思わず口に出していた。近頃聞きなれない言葉だけにすごく新鮮に
聞こえた。「うつむいて何を思案の百合の花」子規の句を思い出す。
湿原にはこの他にもカキランや野花菖蒲も目を楽しませてくれる。
終点を左に急坂を登れば間もなく布見ヶ岳に着く。山頂からはわずかに千刈水源地の
一部が見えるだけで展望はよくない。
湿った落ち葉に足をすくわれながら一歩一歩と注意深く下山。
展望台まで880mの標識をみてよく整備された山道を行けば思わず手で触れて見たくなる
白い花をつけた「しらいと草」などの山野草が可憐な姿で咲いている。
梅雨の湿気を十分に含んだ清涼な空気を肺いっぱいに吸い込みながら歩くこと30分
350mの展望台に着く。
展望は素晴らしく近くの山々は小雨の中緑を一段と濃くし遠くには小雨に煙って丹波・北摂の
峰々が続いている。
記念写真、小休止の後、東の谷管理棟に下山を開始。
濡れた岩場の馬の背を避けて無難に東の谷尾根道をたどる。
広葉樹林から吹き抜ける風は汗ばんだ身体には心地よく心なしか角の取れたよな柔らかさを感じつつ
下ること30分で終着点に着く。
小雨にもかかわらず決行したが適度の負荷と心地よい疲労感、そして少人数故の笑い声の絶えない
山歩きの一日だった。

宝塚到着後はご足労を願った2名のメンバーも加わりお好み焼きで一杯。
みなさんお疲れ様でした。


宝塚西谷の森公園