
旅日記:「新疆ウイグル自治区を行く」 ⑮新疆時間 後編
写真㊤:イギリスのグリニッジ天文台
画像元URL http://www.kodomo-seiko.com/classroom/class/chiri/chiri0006.html
★注:「旅程表&新疆ウイグル自治区・地図」
(⑭からの続き)
いずれにしろ面倒なことである。
実際、新疆時間を使わないと、体内時計とマッチせず甚だ奇妙なことになり、塩梅が悪い。
夜は何時までも明るいかわり、朝は何時までも暗い。私が当地を訪問したのは7月であるにもかかわらず、朝7時になってもやや薄暗かった。
従って当地の朝は立ち上がりが遅めである。北京時間の朝7時にホテルの食堂に行っても、未だCLOSEDであることは、常態であると言っても過言ではない。
会社なども特定のものを除けば、朝10時が実質のOPENではないか。
そのかわり、昼食は北京時間の13時30分から14時30分の間くらいに始まる。当然、夕食も同様にズレてくる。仮に北京時間の20時ころ(新疆時間 17時20分)から夕食をとりはじめたとして、空には太陽がギンギンに照っている。

けれど、随分不合理であることは事実である。
私は1泊目の朝、ちょっとした失敗をした。ヨーロッパのように日本からの時差が大きければチャンと時計を修正するのだが、たった1時間(北京時間)であったため時計を直さなかった。
2日目の朝は6時モーニングコールが言い渡されていたため、朝丁度6時に目を覚ました私は、腕時計を見て家内を叩き起こした。
http://www.kodomo-seiko.com/classroom/class/chiri/chiri0009.html
東京時間の6時=北京時間の5時=新疆時間の(夜)2時20分という勘定になる。
家内の怒るまいことか! その日は一日中ご機嫌麗しくなかったように感じたのは、私の僻目か?

大きな大きな中国では、日本では全く問題にならないことが問題になる。
愉快だねえ!
05.10.19
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