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旅日記:「新疆ウイグル自治区を行く」 ③序にかえて(後半)

2005-05-16 22:19:53 | 旅日記 「新疆ウイグル自治区」
旅日記:「新疆ウイグル自治区を行く」 ③序にかえて(後半)

 この環境下で日本の国土の四倍のタリム盆地(新疆ウイグル自治区の中央に位置する非常に大きな部分)と日本全土と同じ大きさのタクラマカン砂漠(タリム盆地に位置する)を車で走り回り、はしゃぎ回るのであるから疲れないわけがない。現に我々と併走していた日本人グループの中国人(漢民族)運転手が激しい下痢に襲われ運転不能になりかけたほどである。







 それどころか、我々のグループの「日本人添乗員」も激しい腹痛に見舞われ、途中二日ほど、戦線を離脱せざるを得なかったのである。添乗員が入院し点滴を受けている間、我々一行三名は中国人スタッフ(漢民族)、現地スタッフ(ウィグル族)、運転手の三名と旅を続けたのである。



 そんな旅に何が面白くて出掛けるのか? おまけに旅費は先進地よりも割高ときている。この点については、おいおいとお話しして行きたい。

 このツアーの最小催行人員は当初六名であった。一旦成立後、三名が土壇場でキャンセル…所謂、ドタキャンをしたため、残り三名で決行された。

 客三名にスタッフ三~五名が添乗することになり、まるで「手作りの旅・個人旅行」といえば聞こえがよいが、「超我がまま旅」とあいなった次第である。

 そのため、その場その場で行く先を勝手に決める「大脱線旅行」になり、個人の家庭に三度(勿論、現地スタッフの知り合い)上がり込みご馳走になり、あげくの果ては結婚式に出席して祝辞を述べる羽目にまで陥ることになったのである。

 この祝辞は誰あろう「この我輩」がウィグル語の通訳を従えて行った次第である。

 この劣悪な条件ばかりの旅にもかかわらず昨二十一日夜遅く、夫婦とも極めて元気に無事帰宅した。

1999(平成11)年7月22日


平成17年5月15日

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