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偉大なる父“霜降り紋次郎”

2006-06-12 21:59:24 | 旅・鉄道・グルメ…

 

偉大なる父“霜降り紋次郎”  

 競走馬の世界で血統が重視されるのはよく知られているが、実は家畜牛の世界にもサラブレッドが存在するのだ。

 日本を代表する高級和牛「黒毛和種(写真㊦)は、サシ(脂肪交雑)が実にきれいに入った最高位の牛肉である。 

     
         黒毛和種 
 

                 
                     サシ(脂肪交雑)
          http://www.green.pref.tokushima.jp/chikusan/file(it.bunsho)/nikuushi.htm

  この黒毛和牛の中でも、とくに優れた血統がある。さらにこの血統のなかでも、ひときわ優秀な種牛は、「紋次郎」と呼ばれる伝説の種牛である。 

                木枯し紋次郎 DVD-BOX II 木枯し紋次郎 市川崑劇場 木枯し紋次郎編 

 

 紋次郎は、兵庫県美方郡(みかたぐん)で生まれた但馬牛であるが、後に上州で飼育され、土地(ところ)ゆかりの「紋次郎」という命名がなされた。

 その生涯に残した子牛は、なんトッ! 14万頭とうから凄い。このような記録的な数字を残せたのは、ひとえに人工授精のたまものとか。

 一般の黒毛和種の場合、この精液入りストローが、1本1000円~3000円で取引されるそうだが“偉大なる父”紋次郎の精液は、1本10万円まで値が上がったことがあるそうだ  

 この業者は、きっと「ウシ、ウシ、ウシシシ……」とほくそ笑んだにちがいない。 

06.06.12

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