先日来、我輩は歯の治療に通っていた。
本日も午後 指定の時間に病院に行き歯の治療を受けた。
治療時間は思いのほか時間が掛かった。
先日、歯形を取り、被せる歯型を入れるも、どうもよくないようだ。
先生がしきりに処置済の歯に何か偽歯らしき歯を入れたり外したりして調整をされている。
河馬のように大きく開けた我輩の口は正に唇が裂けそうである。
それでも、
「楽にして下さい」
「お口を開けて下さい」
が繰り返される。
どうも先生の満足がいく仕上がりではないような感じだ。
先生から又歯形を作るからと言われ再び歯型を取る。
先生が我輩の傍に立たれての治療(?)がカレコレ90分以上も掛かったのでは・・?
先生から
「今週 申し訳ないけど、もう一度来院して戴けますか?」
と聞かれた。
我輩は毎日が日曜日だが、それでも、何かと予定が入っている。
曰く、囲碁、手話、水泳、パソコン、太極拳、それぞれが週に1回から2回はあるから、週間予定は、ほぼ満杯と言ってよい。
然し、ことは我輩の生死に関する「歯」の問題である。
兎に角、
「金曜日ならいいのですが?」
と一応申し出てみた。
「そうですか、ではそうして戴けますか?」
と大変恐縮されておられた。
治療は終わり
「では、金曜日にお待ちします」
と言うことで待合室に戻る。
待合室で待つこと暫くして我輩は呼ばれた
「○○さ~ん」
と受付の方から呼ばれ
「○○さん40円です」
「なんですって・・40円?」
といわれ渡された
「診療明細請求・領収証」の請求額を見ると 合計欄に 40円と記載されていた。
「あれほど時間をかけて治療をして頂いて40円とは・・・」

我輩は絶句した。
言葉に詰まった。
すると、たまたま、そばに居られた担当の先生から
「本来なら、お金は戴くわけにいかないけれど、これも規定なので勘弁して下さい」
と先生が言われた。
驚いたのは我輩である。
「先生!何をおっしゃいます、アレだけ丁寧に治療して頂き時間も掛かり申し訳ないです」
「そんなことはありませんよ」
我輩は何故か
「すみません」
と禿頭を下げた。
最初に我輩が硬い煎餅を齧っている時に、なにやら硬い米粒大の異物をベロに感じて吐き出すと歯の欠片(カケラ)だった。
舌で歯を調べると奥歯の一部が欠けていた。
急ぎ予約なしで、暫く通院を休んでいた歯科医院に行ったものだ。
その時も欠けた歯の治療のために歯の形を整えるのに2時間も掛かった。
それでも治療費は520円だったと覚えている。
以来この金額を超えたことは無い。
本日の40円には眼を剥いたものだ。
これでやっていけるのかな?と要らぬ心配をする。
帰宅してかみさんに
「おい、これでいいのか?」
と診療明細請求・領収証を見せた。
「私も、そのようなことがあったよ」
「あんたが心配することはないね」
そこには、なんだか我輩には判らぬ割り切ったものを感じた。
あっさりしたものだな~。
感心もするしなにやら判らぬ驚きも感じた。
今日は春闌(ハル、タケナワ)というのに大変寒い日だった。
外気温は13度しかない。
我輩は寒くて久し振りに防寒着を着て外出したものだ。
「我が国の保険制度」に改めて感謝した次第である。
昨年暮れに心臓の血管に「溶剤ステント」を挿入したが手術時間は2時間くらいだった。
入院も7日で5万円足らずだった。
もっとも、その時は単に心臓の検査入院だったが、検査の結果 血管の閉塞状態が非常に悪く、このまま退院すると直ぐに「心筋梗塞」を起こす恐れがあるので、このまま、1日置いて「ステント」の挿入手術をしたほうがよい。
と言うことで「ステントの挿入手術」を行った為に入院期間が長くなったのだった。
おかげで、今も、このようにアチコチと動き廻っている。
然し今日は寒い日だったな~ァ
本日も午後 指定の時間に病院に行き歯の治療を受けた。

治療時間は思いのほか時間が掛かった。
先日、歯形を取り、被せる歯型を入れるも、どうもよくないようだ。

先生がしきりに処置済の歯に何か偽歯らしき歯を入れたり外したりして調整をされている。
河馬のように大きく開けた我輩の口は正に唇が裂けそうである。

それでも、
「楽にして下さい」

「お口を開けて下さい」

どうも先生の満足がいく仕上がりではないような感じだ。
先生から又歯形を作るからと言われ再び歯型を取る。
先生が我輩の傍に立たれての治療(?)がカレコレ90分以上も掛かったのでは・・?
先生から
「今週 申し訳ないけど、もう一度来院して戴けますか?」

我輩は毎日が日曜日だが、それでも、何かと予定が入っている。
曰く、囲碁、手話、水泳、パソコン、太極拳、それぞれが週に1回から2回はあるから、週間予定は、ほぼ満杯と言ってよい。
然し、ことは我輩の生死に関する「歯」の問題である。
兎に角、
「金曜日ならいいのですが?」

「そうですか、ではそうして戴けますか?」

治療は終わり
「では、金曜日にお待ちします」

待合室で待つこと暫くして我輩は呼ばれた
「○○さ~ん」

「○○さん40円です」

「なんですって・・40円?」

「診療明細請求・領収証」の請求額を見ると 合計欄に 40円と記載されていた。
「あれほど時間をかけて治療をして頂いて40円とは・・・」


我輩は絶句した。
言葉に詰まった。

すると、たまたま、そばに居られた担当の先生から
「本来なら、お金は戴くわけにいかないけれど、これも規定なので勘弁して下さい」

驚いたのは我輩である。

「先生!何をおっしゃいます、アレだけ丁寧に治療して頂き時間も掛かり申し訳ないです」

「そんなことはありませんよ」

「すみません」

最初に我輩が硬い煎餅を齧っている時に、なにやら硬い米粒大の異物をベロに感じて吐き出すと歯の欠片(カケラ)だった。
舌で歯を調べると奥歯の一部が欠けていた。

急ぎ予約なしで、暫く通院を休んでいた歯科医院に行ったものだ。
その時も欠けた歯の治療のために歯の形を整えるのに2時間も掛かった。
それでも治療費は520円だったと覚えている。

以来この金額を超えたことは無い。
本日の40円には眼を剥いたものだ。

これでやっていけるのかな?と要らぬ心配をする。
帰宅してかみさんに
「おい、これでいいのか?」

「私も、そのようなことがあったよ」

「あんたが心配することはないね」

あっさりしたものだな~。
感心もするしなにやら判らぬ驚きも感じた。

今日は春闌(ハル、タケナワ)というのに大変寒い日だった。

外気温は13度しかない。
我輩は寒くて久し振りに防寒着を着て外出したものだ。

「我が国の保険制度」に改めて感謝した次第である。
昨年暮れに心臓の血管に「溶剤ステント」を挿入したが手術時間は2時間くらいだった。
入院も7日で5万円足らずだった。

もっとも、その時は単に心臓の検査入院だったが、検査の結果 血管の閉塞状態が非常に悪く、このまま退院すると直ぐに「心筋梗塞」を起こす恐れがあるので、このまま、1日置いて「ステント」の挿入手術をしたほうがよい。
と言うことで「ステントの挿入手術」を行った為に入院期間が長くなったのだった。
おかげで、今も、このようにアチコチと動き廻っている。
ありがたいことだ。
感謝!感謝!の毎日の“くそ爺”である。
然し今日は寒い日だったな~ァ
聞くだけだけれども、外国は保険そのものが商業ペースで動いていて、いつつぶれるかわからない不安があると聞きましたよ。
最近かなり掛け金がトータルで増えていますね。
毎月かなり決まった額が年金から出て行ってしまいますね。
今日の予想気温13度、日向は暖かいが風歯冷たいです。(残雪が消えるまで)
歯の治療に90分ですか・・・嫌ですね。
私は80歳20本が目標です。今は欠けて被せた歯はあるがあとは自分の歯です。
医療費助かっています。
長生きも罪なものとなって来たようです。
ただ、何方にも、迷惑をお掛けしないで生きて行ける
ことができるのがのが幸せと感謝すべきと思っています。
今、現役で働いて居られる方には申し訳ないですが、その分、ボランテァでもしなくてはと・・・。
私のささやかな年金に掛かる保険料も随分と上がりましたが、これはしかたないでしょう。
本来なら、私達が積み立てた保険金で賄われるのが普通と思っていますが、そうも行かぬようです。
外国の事情は分かりませんが、友人等の話では病気になると日本では考えられないお金が必要と聞いています。
戦後の食糧難を耐えてきた底力ですか?
80-20が目標で、その見込みがあるとは戦中、戦後の方は身体がヤワでないですね。
日本の保険制度には感謝しています。心臓など実際は私の場合400万以上掛かっていました。
保険制度がなければ、既に、あの世行きでした。
ありがたいことです。
歯だけは自慢できますが後はボロボロですよ。