早いのか？遅いのか？

早いのか？遅いのか？

カミさんが築地のガン・センターから退院して昨日で丁度２週間経った。
＊術後３週間目だ。

日中（ニッチュウ）も時々傷が痛むのか？

ＦＦ暖房器の前で座ったまま、そばのアイロン台に寄り掛かって
臥せっているのがよく見かけられる。なんだか？

痛みに耐えているようだ。

「痛むのか？」と問うと何故か？不機嫌になる。

最近は、そのような姿を見ても素知らぬ顔はしているが気になるところだ。

そんなカミさんも昨日はお友達と「森の小道」とか？

言う手料理のお店に食事に行ってきた。

このお店はカミさんのお気に入りだ。

日頃の病気の苦しみも美味しい料理とお友達との話の前では消え失せたようだ。
帰宅後の様子が楽しそうだった。

退院後のカミさんは家の中でも料理や、家事一切はヨタ・ヨタしながらもやっている。

お陰さまで我輩は何時ものようにテーブルに座り時代小説が読める。

「おい　ハラが減った！」

「おい　何か？ツマミはないか？」と注文も出来る。

カミさんは

「少し待て・・・・・」と言うときもあれば、直ぐに立ち上がり、支度をして頼んだ食べ物を出してくれる。

傷口も傷む時も、そうでないときもあるようだ。

暖房器の前で臥せっているカミさんを見て・・・・時に

「おい　傷が痛むのか？」と聞くと

「（痛むのは）傷ではない・・・背中だよ」と言うが我輩にはよく分からない。

「痛み止め」の薬も貰ってきてはいるが、本人は余り飲みたがらない。

どうも薬を飲むのが余り好きでないようだが

「私は薬を飲めば直ぐに効くよ」と変な威張り方もする。

「お前はコレまで余り薬など飲んだことがないからよく効くのだろう・・・・」
と言うと

「バカにするでない！」と口を尖らせて文句を言う。

これが我輩なら少しでも痛めば直ぐに服用するのに・・・・・。と思うのだが？

薬も長い間　常用すると効き目が薄らぐ感じだ。

その所為か近頃の我輩は少々の傷で出血しても、その場所を少し抑えていれな直ぐに出血は止まる。

バイアスピリンの利き目が薄らいだようだ。

その点　カミさんは余り薬は飲みたがらない。

自然回復が本人の希望らしい？が未だ退院後余り日が経っていないのだ。

我輩がカミさんのなんとなく苦しそうな様子を見て

「痛めば薬を飲めば・・・・」と言うが中々我輩の言うことは聞かない。

少しでも身体の調子がいいと夜　寒いのに散歩に出かける。

「寒いから止めろ！」と言うが・・・

「身体の回復には歩くのが一番だ！」と出かけるが・・・・。

「歩くのもいいが、未だ身体がマトモでないのだ！気をつけろ！」

と言うと頭にくるのか？

「自分のことは自分で決める！」（うるさい！）といわんばかりだ。

多少　気が短くなったか？

まァ　自由にさすか？と毎晩送り出してはいるが・・・・。　

自分で決めたことは必ず続けるということはいいが、それも時によりけりだ！

急に寒くなった今晩（１７日）も寒い中　防寒着を着て散歩に出かけた。

本を読みながら帰宅を待つ・・・・。

同じ手術を四ヶ月前にした我輩の妹からも

「好きなようにさせてあげて・・・」と言うメールが来た。

妹は既に四ヶ月経過しているが・・・カミさんは未だ術後三週間だ。

治りが早いのか？遅いのか？よく分からない。

来週　中ほどに術後　初めての診察を受ける予定ではあるが・・・。

呑気な我輩も気になるところである。　←　こんなイラスト貼り付けている場合ではないが？