還り見れば酔生夢死か?

80歳代の聾人でネットの話題を書いています。足が悪いので家で得ることが出来るネット情報と私自身の唯我独尊の偏向文です。

台風一過の秋の空

2011-09-22 07:31:19 | Weblog

台風一過 今朝は庭に朝日が射して空は綺麗に晴れて清々しい朝となっている。

庭の寒暖計は午前7時で25度を指していた。

TVでは台風15号の爪あとの報道がしきりである。

3・11の地震災害、放射能汚染、それらが全くと言ってよいほど未解決で、そのままの所に今また台風災害。

1995年の 阪神地震災害、そして今回の旅重なる重大災害、なんだか?政権が替わることが天変地変を呼ぶようだ。

因果関係はないが、今回の地震災害 被災者への救済や放射能汚染災害の対応には人災を窺わせるものが多い。

特に「原発放射能被爆」はそのカンが強い。

一昨日から喉がイガラポクなり咳が少し出て痰が絡むので吐きだすと少しであるが血が混じっている。風邪かも?でも熱はない。身体がだるいだけである。

そういう訳で身体の調子がイマイチであるがカミさんに付き合いきょうもジムに行くことにする。

朝 起きた時にする真っ向法も身体がだるく余り長く続けられない。

朝の散歩も2~3日休むと、もう歩くこと、そのものが膝の痛みで辛くなる。

きょうは眼の検査と眼鏡を作らないと本が読めない。

度が合わなくなったのか?近頃は本をすこし長く読むと目が疲れてショボ・ショボする。

泣き言ばかりの朝の日記になった。

晴れた秋空にふさわしい記事を書きたい。

願わくは「天高くジジ痩せる」にしたい。


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ニュースUP:損害6万円足らずで裁判2年 老被告を追う=社会部・日野行介
 <おおさか発・プラスアルファ>

http://mainichi.jp/select/opinion/newsup/news/20110921ddn013040040000c.html 以下 全文 

◇「認めた方が楽」の傲慢
 駐車中の軽乗用車を引っかいて傷つけ、約5万8000円の損害を与えたとして刑事裁判になっている器物損壊事件がある。発生から3年、79歳の被告は一貫して無罪を訴えている。「なぜこんなに長く争っているのか」と疑問を抱き、取材を重ねるにつれ、法の番人と一般人との埋めがたい感覚のずれを考えずにはいられなくなった。

 ■「死にきれん」

 被告は東大阪市の無職、堂前(どうまえ)孫三郎さん(79)。溶接工として70歳まで勤め上げ、現在は妻アヤさん(75)と2人で暮らす。背筋を伸ばし、私の目をまっすぐに見て話す。視線は揺るがない。無口で、問いかけにもすぐに答えが返ってこない。アヤさんは夫について「正直すぎて、何一つずるいことができない人」と話した。損害額6万円足らずの器物損壊事件なので、認めて賠償すれば起訴はされなかっただろう。

 私が何度も「認めた方が楽だと思わなかったのですか」と質問すると、そのたびに堂前さんはけげんそうな表情を見せた。そして決まって言い切る。「やってないもんはやってない。一度だって認めようなんて思わんかった。この年になって、真面目に生きてきたことを汚したくない」

 判決当日の6月27日。大阪地裁に現れた堂前さんは少しやつれているように見えた。事件から3年、裁判が始まって1年半がたっていた。「この3年、無罪が出ると信じて裁判に臨んできたが、ここ数日は気になってほとんど寝てへん」と振り返った。

 しかし、女性裁判官は罰金20万円の有罪判決を言い渡した。堂前さんの体は次第に傾き、動揺を隠しきれない様子だった。担当した奥村昌裕弁護士(大阪弁護士会)は堂前さんに「私も納得できない。しかし控訴すれば、罰金20万円の判決以上の負担もかかる。無理は言いません」と声をかけた。堂前さんは黙ったままだったが、心は決まっていたようだ。1週間後に控訴した。「やってないもんはやってないんや。このままでは死んでも死にきれん」

 ■「ご近所トラブル」

 判決によると、堂前さんは08年7月12日午後1時半ごろ、自宅近くの路上に止めてあった軽乗用車のドア2カ所を引っかき、傷つけたとされる。軽乗用車の所有者は40年来の「ご近所さん」だった。

 所有者の親族の女性(38)が犯行を目撃したとされる。女性は「自転車で実家に戻ってきたところ、堂前被告が乗用車に何かを押し当てるような感じで歩いていった。引っかいたような傷が2本あり、『おっちゃん今何したん』と問い詰めたところ、堂前被告が『わし何もしてへん』と答えた」と法廷で証言した。

 この出来事について、堂前さんは「ちょっとしたご近所のもめごと」と思い、特段気に留めていなかったという。しかしその約2カ月後、大阪府警布施署の呼び出しを受けた。堂前さんは以前に患った脳梗塞(こうそく)の影響で体が不自由なため、アヤさんも連れ添った。取り調べは6時間に及び、ポリグラフ(うそ発見器)検査にもかけられた。その後も5回の取り調べを受けたが、堂前さんは否認を貫いた。

 刑事の怒声が漏れ聞こえ、事態の深刻さを悟ったアヤさんは、堂前さんから内容を聞き取り、ノートに書き留めた。ノートには「逮捕やってありうるんやぞ」「早く白状しろ。認めたほうが楽だぞ」「してないと言える理由を言え」などと、ひたすら自白を迫られた模様が書かれていた。

 布施署は09年10月、堂前さんを逮捕せず、大阪地検に書類送検する。処分は検察に委ねられた。大阪地検は堂前さんを1度だけ取り調べ、09年11月、在宅起訴した。起訴状には、会ったことのない副検事の名前が記されていた。

 10年1月の初公判で、堂前さんは起訴内容を否定した。検察側と弁護士が事務的に話し合う非公開の期日間整理手続きが同年10月まで計8回開かれた。検察側が当初、「修理した」と説明した乗用車の傷は、実は残っていた。傷つけたのは「コンクリート片ようのもの」と起訴状に記載していたが、検察側は「硬質の突起部分を有する物体」と、特定しない形で訴因を変更した。目撃証言以外に有力な証拠がないことも明らかになった。

 ■法曹界の論理

 私はかつて取材した厚生労働省の元局長、村木厚子さんの法廷証言を思い出した。村木さんは郵便不正事件に絡み、部下に偽証明書を作成させたとして起訴された(1審の無罪判決が確定)。常に冷静な村木さんだが、取り調べ中、「執行猶予が付けばたいしたことはない」と容疑を認めるよう検事から持ちかけられ、声を荒らげて反論したことがあったという。村木さんは「これまでの人生を否定されるかどうかの一大事。なぜそんなことを言うのか不思議だった」と証言した。

 堂前さんはそれまで警察と検察の違いも分からず、逮捕はおろか取り調べも受けたことがなかった。そうした「普通の人」に対して「認めた方が楽になる」という考え方は空恐ろしい。そこに冤罪(えんざい)の根を見ることもできる。私自身、こうした法曹関係者の論理になれきっていた面がある。

 今回の判決はこう述べている。「目撃証言は具体性かつ迫真性があり、これに依拠して犯罪事実が認定できる。被告人はこれを覆すだけの弁解をしていない。車に傷をつけたものは発見されていないが、犯罪事実の特定として欠けるところはない」

 事件発生から3年以上が流れた。刑事や検事が捜査を積み重ね、裁判官が証拠を慎重に吟味するには十分過ぎる期間だろう。私は堂前さんの主張に黒白をつける立場にはない。ただひたすら無実を訴える堂前さんを取材せずにはいられなかった。そこで思うのである。法的知識を持たない高齢者が法廷に立たされることの重さ、自分の両親が同じ立場になったらどうか、と思い巡らすような想像力が捜査に関わった側にあっただろうか。私は、この老被告の扱われ方を通して、司法の傲慢と、一般人との間にあるずれを感じてならないのだ。

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 「ニュースUP」は毎週水曜日掲載です。ご意見、ご感想は〒530-8251 毎日新聞「プラスα面ニュースUP」係。郵便、ファクス(06・6346・8104)、メール(o.talk-news@mainichi.co.jp)へ。

毎日新聞 2011年9月21日 大阪朝刊

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私見

 ↑ このようなことに巻き込まれたら私ならどうするか?そのようなこと(犯罪行為)は、していなくても、面倒なので災難だと思い支払うかも? 

先般の検察の証拠捏造事件もあり法曹界の常識?が如何に一般 社会とかけ離れているかがわかる。

ラッシュの電車の中での「痴漢」事件など被害者の一方的な言い分のみが通り加害者とされた人の申したては一切 認められていないような感じを受ける。

以前 見たTVでの「痴漢事件」の検証では被害を受けたとされる若い女性の住所、電話番号が出鱈目だったという報道もあった。

報道の内容の真偽の程は素人の私には確かめようもなく定かでないが?

今はラッシュの時間帯を避けて電車に乗っているが、それでも混んでくると不安になる。

日本も住み辛い社会になった。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
台風一過! (ひろし爺1840)
2011-09-22 09:06:17
d(*^_^*)b お早うございます!
看護師さんとの微笑ましい会話を有り難う!
花火と都都逸のコラボにお越し頂き有り難う御座いました。

此方広島もさしたる事もなく過ぎ、今朝は台風一過爽やかな秋晴れとなっています。
スポーツに読書にと最適のシーズンの到来の様です。
気候の変わり目は風邪を引きやすいのでお互いに注意しましょう!

('_')今朝は蕪村と漱石の俳句を花達とコラボさせ色々と作って見ましたのでお付き合い頂ければ幸せます!
('_')それではまたお伺いします!
('_')来訪コメントを、お待ちしていま~す! バイ・バ~ィ!!
ひろし爺1840 さんへ (osamu)
2011-09-24 21:48:59
>看護師さんとの・・・・会話を有り難う!

どうもでしゃばりすぎましてすみません。

でも都都逸は粋なものですね~ェ。

ひろしさんの趣味の幅におどろいています。ブログのテクニックも凄く楽しめます。この歳になりますと日に日に身体の調子が違い困ります。いつも応援&コメント有難うごいざいます。

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