大阪教育条例NO!

2012年、大阪で成立した教育関連条例の具体化と、「君が代」不起立処分に反対する運動の交流ブログ

一挙に拡大する大阪市の学校選択制!

2014-04-13 15:13:01 | 大阪市学校選択制
大阪市の学校選択制が、昨年ほどは報道されないまま、静かに、一挙に拡大しています。

■橋下市長は、「民意は学校選択制を望んでいる」と導入を公募区長に強く迫りました。その結果、2013年3月末には2014年度から学校選択制の導入を決めた区は24区中12区でした。
その内訳は

小中学校とも実施 6区(内、2区が小中とも自由選択制)
中学校だけ実施   6区 
未実施       12区


しかし、この決定に対して、橋下市長は、「僕が大きな方針を出しているのに、てんでばらばらに、勝手にオレはこうだ、うちの区はこうだと言っているのはだめだ」と激怒。すると2014年3月末には、2015年度からの導入を決める区が続々と増えています。
その内訳は

小中学校とも実施 17区(内、4区が小中とも自由選択制)
中学校だけ実施   4区 
未実施        3区


大阪市の小中学校が、一挙に学校選択制に向かっています。橋下市長は、区民、保護者の意見を聞いて進める、区ごとに判断するとしていましたが、結局は強い政治圧力で「右へならえ」をさせてしまっています。

■大阪市教委は、2014年3月に「大阪市立小学校学校配置の適正化の推進のための指針」を公表し、小学校での学校統廃合を強力に進めようとしています。「指針」によれば児童数120名を下回り、今後とも増加が見込めない学校に対して「適正化」=統廃合を「最優先で取りくむ」としています。現在の児童数を見れば、120名以下の学校は14校ほど、120名をわずかに上回る学校が9校ほどあり、全体の約8%にのぼります。しかも、ご丁寧に統廃合後の跡地利用の指針まで作成しています。
 学校選択制によって学校統廃合を一気に進めようとする橋下市長と市教委の意図がはっきりと出ています。

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